私は幸せだよ
私って友達少ないよなーとか
1人でご飯食べてると変かなーとか
誰かと会うたびビクビクしてるなーとか
英語がうまく話せないなーとか
意思疎通下手だなーとか
傷つくのが怖くて臆病だなーとか
嫉妬まみれの私ってださいよなーとか
全部この世に私しか存在していないとしたら思わないことを考えてるなって
知らぬ間にこの世界で当たり前に存在していた考えに縛られていただけだったんだ
誰かと比べて私はこれが出来てないとか
標準より下とか上とか
そうやって形成された私の世界は
毎瞬息が詰まりそうで
幸せが感じられるのなんてほんの一瞬なんだ
だっていつ責め立てられるかわからないし
お前になんて価値がないんだって言われるからわからないから
地球で生きて抜いていくためだけの術を固めた完璧という名の一見美しきものを追い求めて
私は今まで走ってきたんだ
人と会う時は素敵な笑顔で
できるだけ愛想良く
優雅に歩いて
失敗はしちゃいけないよって
底無き沼に一瞬で突き落とされて
まるでゲームオーバーかのように
人生で何度も私は死んだんだ
いや正確には私が殺した
私が嫌いな私はその都度殺して
だってお前のことが嫌いだから
お前に生きてる価値なんてないから
何も出来ないお前になんて
さっさと死ねって
そうしていつの日だったか、本当に死にたくなった
この感情をも体験したくてこの世界にやってきたんだと知ってはいても
その時は頭がおかしくなりそうだった
生きる価値を追い求めて
普遍の価値観と呼ばれるそれに操られて
後ろ指刺されないように
目立たないように
あの怖い人に何か言われないように
価値がない私は嫌いだって
そんなの生きてる価値ないんだから
でも死にたくなって気づいた
私は今苦しくて
もうこの苦しみを感じたくはなくて
自分を愛していたかったんだって
生きたくなった君に教えてあげるよ
私の世界には初めから私しかいないんだ
鏡を見ればそこには笑っている私がいる
幸せな感情は私がこの世に生きていないと感じられないんだ
縛られてた感情なんて忘れちゃったよ
全部他の人の世界の話だったんだから
私今さ、自由なんだ
私という人間に見立てて作られた本当は目に見えない生物を通して、
私は自分の世界を私の周りに映してる
物だと思っているそれ達は全部、物質ではないかもしれない
勝手に私の世界の中のものにつけた意味、
いや正確には他の誰かがそうだといっていた意味を信じたそれは、
本当はあなたにとっての真実ではないかもしれない
どうか気づいて欲しい
あなたは大切な存在で、人生は桜の花びらが散るように一瞬で
今に集中して私だけを見つめていれば
何かが見えてくる
どうか幸せになって欲しい
全てのあなたの動作は美しく儚く
あなたの世界は愛に満ち溢れている
だってあなたはあなたを愛しているから
だから今ここにいるんだよ
だから生まれたんだよ
愛そのもののあなたよ、どうかそのままでいて
ただあなたはそこにいるだけで美しいんだ
あなたがこの世に同じ時代に生まれついて、
私にも美しいあなたの世界を見せてくれてありがとう
あなたが満足ならそれでいいんだよ
それが全てなんだよ
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