私って友達少ないよなーとか 1人でご飯食べてると変かなーとか 誰かと会うたびビクビクしてるなーとか 英語がうまく話せないなーとか 意思疎通下手だなーとか 傷つくのが怖くて臆病だなーとか 嫉妬まみれの私ってださいよなーとか 全部この世に私しか存在していないとしたら思わないことを考えてるなって 知らぬ間にこの世界で当たり前に存在していた考えに縛られていただけだったんだ 誰かと比べて私はこれが出来てないとか 標準より下とか上とか そうやって形成された私の世界は
あの出来事以来、どこにいっても現れるようになった。 奴が何をしているのかはわからない。 「ねえ、暇なの?」 「失礼だな」 「何でそんなに私に付き纏うわけ?」 本当にわからなかった。人間が星の数ほどいるこの世の中に、その男が私という何の取り柄もない高校生の女を探し回る意味がわからなかった。 「君は、魅力に溢れた人だよ」 「そんなこと言っても、何にもあげないよ」 「ほんとなのにな」 黒い影に隠れて消えていってしまうほど、彼の表情は冷め切っていた。
学校の屋上は、心地良い。牢獄から抜けられる唯一の場所だと思うから。 「あっ君。ってちょっと待って「離してよ」」 なのにあの男が。 「嫌だよ。君が僕をそんなにも嫌う理由、いや、男を嫌う理由を教えてくれるまでは」 また侵害してくるんだ。 「…別に理由なんてない。嫌いだから嫌いなの」 「そんな訳ないよ」 「もう、いいから離して…‼︎」 私の心からその手を。 「…男の人とかじゃない。あんたが嫌いなの。理由は透かした顔がムカつくから、以上」 屋上から猛ダッシュで教室
あした、お花畑 行かない? 好きでしょう? あなたが安心できる 幸せの感じられる 笑顔になれる 空間を 世界を 今そこに作ってみて 誰もみたことのないその世界を みんながそこに入ってくるんだよ だからほら 早く作らなきゃ 他の人を見てる時間なんてないんだよ ほら早く 時間がもったいない 幸せになりたいって言ってるくせに そんなんでなれるわけないでしょ あなたの望むものしかいらないんでしょ? もう傷つきたくないんでしょ? 幸せになりたいんでしょう
衝撃を受けた。 自分が自分の世界を創り出してると聞いてから それを信じて生きてきたけれど まさか私がこんなふうに自分に怒ってるだなんて 今まで気づきもしなかった、 目の前に出来事が起こるまでは。 私は怒られた。 あなたの思っている通りにしなかったから 私の気持ちなど目もくれていなかった ただドアを乱暴にたたいて 私を責めるように鋭く見た 衝撃が走った。 人がこんなことを出来るのだろうか、と。 いや、人ってこんなもんなのか、とも思った。 それと共に静
私の言葉には力があるんだ。 知ってるよ、全部。 私に本当に幸せになって欲しいんだって。 愛したいんだって。 笑顔になって欲しいんだって。 大きく手を広げて空を見上げたらいいんだよ。 私の心に金の粉が降り注ぐから。
ここにいたいと思った。 まだここに。 今まで留まりたい場所なんてなかった。 だからすごく嬉しいんだ。 明日も1年後も安心できる場所があるってこと。 笑い合いたい人が、励まし合いたい人がいるってこと。 明日の世界はどんなふうに輝いてるかな。 大切な人と言葉を交わしたい。 ここに来てから大丈夫だって思えるんだ。 みんながそう言ってくれるから。 褒められると素直に嬉しいんだ。 心からの想いだってわかるから。 私の気持ちが初めて誰かに伝わったんだ。 ずっと気
春が近づいてきて、私の心にも花が咲いた。 愛したかったから、愛した。 私というあなたが、ただそこにいて、私を温かく抱きしめてくれた。 もう少しあなたと話していたいと、微笑みながらささやいた。
あなたの周りはいつも暗くて寂しいかもしれない かつての星もそうだったように 小さくても強く光ってみよう 誰かが私の星を気に入ってくれたら きっと見に来てくれるでしょう 闇と光こそが宇宙そのものと言えるから 夜空がないと、星は鮮明に見えない
私たちはかつて星だったから 昔の私の光を思い出してみて 手のひらの上に簡単に私の星が作れるよ その光で私を包むの そうしたらどんな闇にも負けずに 強く光れるから
ねぇ知ってる? 分からないことは、1つもないんだよ。 そう、1つも。 なんでかって? 私が作った世界だから。 だから、何だって叶えられるの。
怖くないよ だって私は 死にたかった 生きていたくなかった 悲しかった 寂しかった だけど 今私は 全てを愛したくて 生きていたくてたまらないの
ありがとう 君がいなかったら、私はこんな素敵な物語を書けなかったよ 今までの私、ありがとう
なりたい私ってどんなだろう そこに誰がいる? 私はなんて言うかな あなたはなんて言ってくれるのかな どんな景色を見るんだろう 満点の星空かな? 空気も美味しくって お花はいい香りがするんじゃないかな わくわくするな 私は今から全く違う私になれる そう、なりたい私に いやもしかしたら今の私って、 その私なんじゃないのかな
小鳥の鳴き声、柔らかい砂浜、そして波の上に重なる夕焼け。ここほど落ち着く空間が他にあるだろうか。 「月みたいだね、君」 「誰に話しかけたの?」 「えっちょ、何でいるの」 ー君は君のこと好きでしょ? 初対面でこんな意味のわからないことを言ってきた男が、また私の目の前にいる。 「僕もここ、たまに来るから」 どうしよう…岩に話しかけてたとは、言えない。 「まあここには岩しかないし、君がみてる方向も岩だ。にしてもどこが月?」 「これが月に似てるなんて別に…」 「別
あなたと、私。 愛し合いたい、と思った。 たわいもない会話をして、 微笑み合いたい、と思った。 コーヒーを飲んで熱いと言うと、 愛おしいねって笑ってほしい。 私もそのようにして見ているように、 あなたも愛おしさを感じてくれたらいいな。 恋と愛って何が違うのかな。 初めに恋して、最後に愛すのかな。 ときめくのって好きだけど、 いつもそうだと心が騒がしくて大変だね。 惹かれあいすぎると、最後にすごい速度で 離れていっちゃうんじゃないかな。 私はさ、自然