見出し画像

【株式投資】グロース株投資マニュアル

こんにちは。MAKOです。
今回は私がグロース株投資で元手500万円から約7年で瞬間最大1.3億円(現在3000万円)の資産を築いた方法を記事にします。
自分自身の思考をトレースする形で執筆するので、他では見ることができない独自のノウハウなどもいくつか盛り込んでいます。
それでは早速いきましょう。

なぜグロース株なのか

株は大きく分けてバリュー株とグロース株に分かれます。
バリュー株
・売上は横ばい
・安定した収益が得られる
・会社自体に資産を保有している
グロース株
・売上は毎年数十%増加
・基本的に利益は少ない、もしくは赤字
・IT系などの資産を持たない業種が多い

もしあなたが株式投資初心者でこれから株式投資を始めるなら迷わずグロース株をお勧めします。
理由はバリュー株よりグロース株の方が資産を増加させやすく銘柄選択も簡単だからです。
※一方でリスクも高いのですが、投資タイミングに気をつけることで限りなくゼロにすることができます。

ではこれからグロース株の銘柄選択方法と投資タイミングについて書いていきます。

銘柄選択方法

グロース株に投資する際、私は以下について必ずチェックしています。

①売上は毎年(四半期ごとに)伸びているか
②業界最大手(トップシェア)であるか
③経営陣は優秀か
④IRに力を入れているか

一つずつ説明していきます。

①売上は毎年(四半期ごとに)伸びているか
グロース株である以上、グロース(成長)していなければ評価されません。投資の目安となる基準は「毎年の売り上げ成長率30%〜50%以上を数年間にわたって達成していること」です。

②業界最大手(トップシェア)であるか
グロース株の場合、トップシェア(もしくはその可能性が高い)である必要があります。
グロース株に対する投資家の期待値は非常に高いため、ナンバーワン企業にしかお金は集まらないのです。

③経営陣は優秀か
ここでは「優秀な経営陣であれば経営も上手くいく」というよりも「優秀な経営陣は勝ち馬にしか乗らない」という視点です。
「経営陣が優秀だから会社が上手くいく」のではなく「優れたビジネスモデルを持つ会社に優秀な経営陣が集まる」が正解だと私は考えています。

④IRに力を入れているか
IRとはつまり株価対策です。どんなに優れた企業でもマーケットに伝わらなければ株価は上昇しません。四半期ごとの決算補足説明資料や動画公開、Q&A開示などのクオリティだけでなく公開のスピードも重要です。
ここがオンタイムに出来ない企業の株は買ってはいけないと言い切ってもいいと思います。

投資タイミング

グロース株に投資する際は以下の2点を確認する必要があります。

⑤グロース市場へ資金は流入しているか
⑥銘柄に過熱感はないか

それぞれ説明していきます。

⑤グロース市場へ資金は流入しているか
グロース株は金利(米国10年再利回り)に敏感に反応します。簡単に書くと以下の通りです。

・金利↘︎=グロース株↗︎
・金利↗︎=グロース株↘︎

2020年3月以後、グロース株が急騰したのはFRBが急遽金利を引き下げたのが理由です。
ちなみに今年に入ってからグロース株が叩き売られたのは、年明けから顕在化してきたインフレ退治のためにFRBが金利をグイグイ引き上げてきたためです。
現在はインフレもピークアウトの兆しが見え始めてきたので、今後引き締めを緩める気配があればグロース株も上昇に転じることが予想されます。

余談:グロース株が金利の影響を受ける理由
グロースとは「将来の成長が期待される企業」のことです。つまり現段階では先行投資が必要な赤字企業である場合がほとんどです。
金利が上昇するとその先行投資のための資金調達コストが上がるため、将来の成長に対する旨味が減ってしまうと言われています。
※金利に関しては以下記事に詳しく書いています。

⑥銘柄に過熱感はないか
優れた企業で市場環境が良くても株価がそれ以上に高ければアップサイドは限定的です。そのため、株を買う際はその銘柄に過熱感がないかどうかを確認する必要があります。
1番簡単なのはツイッターなどのSNSでその銘柄を検索して複数ヒットするかどうかを確認することです。
ツイッター上で閑古鳥が鳴いている状況がベストで、個人投資家がワイワイ騒いでる場合は手を出すべきではありません。

実践してみる(例:エネチェンジ)

それでは実践してみましょう。今回は私の主力銘柄である「4169エネチェンジ」でやってみたいと思います。

①売上は毎年(四半期ごとに)伸びているか
分析するにあたり「株探」と「決算補足説明資料」からデータを取ることとします。
以下の通り年間売上高は問題なく伸びており、四半期売上高についても概ね右肩上がりです。

株探より
決算補足説明資料

②業界最大手(トップシェア)であるか
プラットフォーム事業

まずは主力事業である電力切替プラットフォーム事業については、新電力全体では2.2%程度しかありませんが、シェアは尻上がりに増加しており、直近四半期に1.8%→2.2%と急増していることがわかります。
さらにオンラインに絞ると47.5%という圧倒的シェアがあることがわかります。

決算補足説明資料
決算補足説明資料

欧州における電力切替サービスはオンラインが主流である一方で、日本はまだまだオフラインが主流です。これが徐々にオンラインに移行していけばエネチェンジのシェアも加速度的に拡大することが予想されます。

EV充電事業
続いて新規事業のEV充電事業についてですが、産業がまだ立ち上がっていないこともあり、シェアに関する情報はまだ公表されていません。ただし、城口CEO曰く「目的地充電におけるシェア8割を目指す」とのことです。

決算補足説明資料

年始あたりには最初の目標である3000台設置が完了するとのことで、シェア8割の実現性はかなり高いと見ています。

③経営陣は優秀か
ケンブリッジ、JPモルガン、昭和シェル日本法人CEO、ゴールドマンサックス、シーメンス日本法人CEOなど、これら豪華な人材がエネチェンジの将来に賭けているのです。

決算補足説明資料

彼らのような抜け目ない人達は勝ち馬を見分けることに長けており、自分の経歴を汚すような真似は絶対にしないものです。

④IRに力を入れているか
決算補足説明資料、決算説明会動画、Q&Aの毎月公開、四半期で約100件の機関投資家向けロードショー、個人投資家説明会の参加、それら全て英語同時公開など、エネチェンジはIRパーフェクト企業として有名です。
個人投資家の井村さんとの対談でも詳しく書いているので興味ある方は読んでみて下さい。

①〜④まとめ
これらを整理すると①〜④全てにおいて押さえている(今後押さえる可能性が高い)ことがわかります。銘柄としては問題なさそうですね。
「企業HPで調べるのはちょっと面倒だな」と思った方は以下の方法でも問題ありません。

⑤グロース市場へ資金は流入しているか
マザーズ指数では年明けからの下落がようやく底打ちした状況で、これから反転するかどうかというところです。

マーケットの反転時期というのは疑心暗鬼と共に訪れるものです。詳しくは以下記事参照ください。

⑥銘柄に過熱感はないか
こちらはエネチェンジIPO以降の株価チャートです。私はこの2年間ほぼ毎日チャートを観察していましたが、赤枠で囲った部分はツイッターでもコメントが絶え間なく流れており、非常に過熱感があったのを覚えています。

株を買うタイミングとしては以下青枠です。ちなみに本日もエネチェンジのツイートはほとんどなかったので過熱感もなく買って良いタイミングだと思います。

過熱感が知りたい方は以下記事参照で詳しく書いているので見てみて下さい。

まとめ

以上、グロース株へ投資する際に確認すべきことをマニュアルでした。
利上げ幅が縮まり、不況が近づく今は株を始めるにはベストなタイミングです。
このタイミングで良い銘柄に仕込むことが出来れば数年で数十倍に資産を増やすのもそれほど難しいことではないので、ぜひ皆さんも実践してみて下さい。

P.S.
スキ&フォロー頂けると励みになります。
良ければTwitterもフォローお願いします。

サポートは創作の励みになるだけでなく、無料記事の継続投稿による読者拡大にも繋がります。もし私の記事に共感頂ける裕福な方がいらっしゃればご協力頂けると助かります!