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被害者として自分の物語を語る人

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自分の物語を語るときに、自分が100%被害者であるような語り方をする人は心の健康状態が良くないと言われている。

起こってしまった悪いことに対して、自分の責任はほとんどないというような話し方。

こういう人は人を責めることに忙しく、自分の回復に向けて使う時間がない。

これによって心の状態がどんどん悪化していくのだ。

自分の生い立ちが苦しかった人なんかはそう思いたくなる気持ちもわかる。幼いあなたには現状を耐えるしかなく、なす術もなかっただろう。

「私は彼らによる犠牲者なのだ。彼らに責任を取らせるべきだし、私には補償を受ける権利がある。」こんな思考になっている人もいることだろう。

しかし、あなたの人生においてあなたが100%犠牲者になることはあり得ない。大人になったあなたにはやれることがあるからだ。大人になれば、自分の物語の解釈を自分で選べるのだ。

自分で自分を客観視し、自分で出来ることと自分ではどうにもならないことを分けることが出来る。

「私は無力な犠牲者だ」という偽りの物語を作るのはやめよう。これはあなたの自己を守るためにあなたが作り上げた偽りの物語なのだ。

あなたの人生の責任が100%他人にあると思えば、自分を省みなくて済むから一見ラクなような気がするだろう。しかし、長い目で見ればこれが自分をさらに苦しめることになる。

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