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「組織の中の宝探し」世界のエンタメ熱を見た私が執行役員としてMintoで挑戦したいこと

Mintoは、2022年1月にクオンとwwwaapという2つの会社が統合してできたアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。
統合をしてからというもの、ユニークな才能を持つ社員が続々と入社しているMinto。今回は、Mintoで働く人へ自身のキャリアやMintoへの入社理由についてインタビューをしてみました。本記事では、2022年8月に執行役員に就任した 瀧口 さとみさんを紹介します。


まずはご自身の自己紹介をお願いします

株式会社Minto執行役員の瀧口です。2009年に新卒でネット広告代理店の営業に従事後、親会社で経営企画部立ち上げをおこない、その後インキュベーションオフィスで社内起業しました。2014年より漫画アプリ「GANMA!」事業の立ち上げ&漫画編集としてエンタメ業界でのキャリアがスタートします。BtoB・BtoC、事業サイド・コーポレートサイドを幅広く経験してきました。

「GANMA!」は2022年8月現在で1,600万ダウンロードを突破している漫画アプリです。現在はMintoの取締役である中川さんと2人で編集部を立ち上げ、約100名の専属漫画家のマネジメント体制と150作同時連載を実現しました。

さらりと書いていますが、立ち上げメンバーは全員が漫画業界未経験。さらに2013年当時は、漫画アプリがまだこの世にない時代。業界内のハレーションも多くあり、媒体専属作家が多いため、彼らが漫画家として抱える様々な課題に一緒に直面してきました。業界構造・課題について深く考える機会が多かったので、ビジネスマンとしての視座を上げてくれるきっかけになりました。
自分が手がけた漫画が単行本として書店に並び手に取れる嬉しさや、担当作家さんに「夢だった漫画で食べていけるようになって幸せです」とお礼を言われるような「手触り感」ありまくりなエンタメの仕事の魅力にハマっていくことになります。

入社をした理由、きっかけを教えてください

転職の転機となるのは編集者5年目、「産休と異動」がきっかけです。産休から復帰すると同時に経営企画部を立ち上げ、新規事業(アニメ)の立ち上げや海外展開事業を推進することになります。

漫画講師としてサウジアラビアでのエンタメイベントに登壇したり、中国でイベント出展などを行なっていました。中国人の女子大生とBL漫画話で盛り上がったり、サウジアラビアの19歳の少年と鬼滅の刃の伊之助のかっこよさについて語り合えたことが衝撃的でした。
国境を簡単に超える日本のエンタメコンテンツのパワーを実感すると共に、当時中国の漫画やアニメのコンテンツクオリティが瞬く間に向上しており危機感を感じたのを覚えています。

海外での体験を通して「エンタメ×グローバル」の軸で仕事をしていきたいと考え始めます。そんな軸で出会ったのがSNSスタンプダウンロード世界一のクオン(現Minto)でした。

引き続きクリエイターと近い距離で働きたいと思っていたので、社内にイラストレーターやデザイナーが在籍しており、制作チームがあることも魅力的でした。そしてビジネスモデルがとてつもなくユニーク。世界中のSNSプラットフォームとの提携で無料でキャラクタースタンプを配信し、得られたデータからPDCAを回し、地域に適した新たなキャラクターを産んでいく。そして、認知獲得に成功したキャラクターをラインセンスビジネスに繋げていくモデル。また各国のコミュニケーション特性や好まれるクリエイティブ開発に対してノウハウを保有している点も興味深かったです。キャラクタービジネスを完全にDXしており、この型を学ぶことで、自分のエンタメ×ITのキャリアを更に発展させられるのではと考え2020年1月に入社します。

今はどんな仕事をしているのでしょうか?

入社当時は、自社キャラクターを企業広告にご活用いただくため、営業を担当しておりました。
思い出深いのは2021年に携わった「summertime × うさぎゅーん!」のプロジェクトです。「summertime」はcinnamonsとevening cinemaとのコラボ曲で、TikTok流行語大賞2020ミュージック部門賞(日本)を受賞しており、「君の虜に〜」という歌い出しでアジアを中心に世界で愛された楽曲です。「うさぎゅーん!」は全世界SNSでのスタンプダウンロード数5億件を突破しているMintoのキャラクターです。ミュージックビデオ、グッズ、スタンプ配信など多様なコラボレーションを発表したチャレンジングなプロジェクトでした。

私はこのコラボプロジェクトを大きくするためスポンサー営業を担当しており、ご縁があり株式会社ロッテ様のアイス「爽」のPRを掛け合わせたコラボWebMVのご発注を頂きました。商品PR×楽曲×キャラクターのコラボにおけるアーティストや企業の熱量はとても刺激的で、cinnamonsのVo.鈴木まりこさんに、かの有名なフレーズ「君の虜に〜」を「爽の虜に〜」と替え歌までいただき、非常に思い出深い作品となりました!

2021年8月からはIP部の部長として、自社キャラクター事業を統括しています。社内のクリエイターが生み出すキャラクターのシーズンクリエイティブ開発やグッズ監修、海外を中心としたライセンス事業を展開しています。2022年1月の経営統合に伴い、SNS広告コンテンツのプロデュースを手掛ける編集部のマネージャーも兼務しています。編集部ではSNSインフルエンサー作家と共に、広告コンテンツのプロデュース・ディレクションを行っています。

2022年8月に執行役員に就任し、現業務に加えて経営課題解決をテーマに、新設の経営戦略部にて「組織開発」「事業開発」「広報」を担当領域として新たな役務をスタートしました。入社して2年8ヶ月、テキストに起こすとかなり濃厚なMinto人生です…笑

Mintoのどんなところが他社にはない魅力だと感じましたか?

Mintoは国内外で100名程度の従業員数で、コンテンツソリューション、Webtoon、Web3、IP、海外など事業領域が広く、いずれの事業もクリエイターリスペクトを起点として、コンテンツをプロデュースしています。
Mintoの最大の強みであり特徴的な部分はビジネスモデルの開発力だと思います。主要事業はどれも一方通行になっておらず関係者の利益を共創しており、パートナーであるクリエイターに対して価値を高めています。コンテンツベンチャーにおいてこの能力は稀有だと感じており、高い事業成長の原動力になっています。

また社内にいるだけでも多様な事業にインスパイアされる機会があり、皆さんのアウトプットに触れる毎日が非常に刺激的です。アイディアを探しに行くために海外まで行ってくる…みたいなことを是としてくれる雰囲気があり、コンテンツビジネスに携わるものが呼吸がしやすい会社だなと感じています。

執行役員として、今後はどんなことを実現していきたいでしょうか?

この1〜2年のテーマは「組織の中の宝探し」です。 Mintoは合併後に大きく業績が伸びていますが、社員同士・事業間同士のコラボレーションが少ない状況にあります。探せばたくさんの宝物が眠っているはずですが、まずは自分自身が率先して掘っていくつもりです。会社の各要素の結びつきを深め、アイディアを持った人が能動的に動き次の成長ストーリーを作れる様な組織にしていきたいです。そのために、Mintoらしさに紐づいた組織の価値観作りや浸透、仕組み・制度・施策をつくりあげていきます。
最終的にはMintoが永続的に成長し、変化の多い状況に適応しつづける「強い会社」になるためです。

最後に一言、お願いします

コンテンツやプロデュースに携わりたい方にとって、Mintoは懐の広い会社だと思います。エンタメ業界の中で既存のやり方や領域に囚われず事業やプロジェクトを作り上げたいと感じている方には、マッチするのではないでしょうか。

Mintoは様々なポジションで採用活動を絶賛実施中です。ご興味あるかたはぜひご一読ください。


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