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中国でクリエイターの可能性をもっと拡げる。私が中国事業責任者として挑戦したい3つのこと

Mintoは、2022年1月にクオンとwwwaapという2つの会社が統合してできたアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。
統合をしてからというもの、ユニークな才能を持つ社員が続々と入社しているMinto。今回は、そんな直近の入社者へ自身のキャリアやMintoへの入社理由についてインタビューをしてみました。今回は、中国事業責任者の塩崎拓臣(しおざき たくみ)さんです。

まずは経歴を教えて下さい。

ちょっと変わった経歴なので、幼少期から簡単に紹介します笑
 
生まれは奈良県ですが、小学校6年生になるタイミングで中国に移住しました。いい意味でたくさんのカルチャーショックを受け、中国が好きになり、帰国後も上海へ留学に行くなど、何かと中国にゆかりのある幼少期・学生時代を過ごしました。

社会人1社目はシンガポールの日系人材会社に入社し、営業としてキャリアをスタートしました。実は新卒の時からすぐに中国に行きたかったのですが、ビザの兼ね合いで新卒では叶わず、早くから海外で働く機会を探した結果、その会社に行き着いた次第です。

5年ほど営業+マネジメントの基礎を学ばせてもらった後、本社に帰任し新規事業開発の仕事に従事しましたが、2社目との出会いをきっかけに、半年後には転職しました。

2社目は子供向けのプログラミング教室で先生をしていました。コロナで中国との距離も遠くなってしまった中で、元来よりの『子供好き』を活かした仕事に就きました。天職と思えるほどドハマりしていましたが、手に職が付き、フランチャイズに加盟すればいつでも・どこでもその仕事をできるようになった自負が芽生えたタイミングで、Mintoに出会い、入社しました。

子供の頃の中国は約1500円で動物園のパンダ小屋に入り、写真撮影ができました(笑)

Mintoを選んだ理由・入社の決め手は何だったのでしょうか?

ズバリこの3拍子です!

1.中国でビジネスができること
2.好きな物事に携われること
3.Mintoが、自分も共感できる課題を解決するビジネスをしていること

1. 中国でビジネスができること

経歴でも述べましたが、兼ねてから中国で働きたいという想いは持っておりました。
ただ、当時は「中国に行く」ことが目的になっており、そこで「何をしたいのか」が不明瞭なままでした。(結果、営業やマネジメントなどの「なにかしら役立つであろうスキル」をがむしゃらに身につけていました笑)

2社目での仕事を通して「好きな物事に携われる」ことこそが自分の求めているモノだと気づき、『好きな事』x『中国』で転職活動をし始めました。

2. 好きな物事に携われること

『好きな物事』の中には先述の『子供好き』も含まれるので、もちろんその軸でも探してみましたが、実は同じぐらい『好き』の自負があるのがいわゆるオタク趣味の領域でした。

余談ですが、私は週末になると時間を忘れて1日中プラモデルをつくったり、ゲームをしたり、漫画・アニメを観たりと、オタク趣味をエンジョイしています(笑)。海外に住んでいる時はここぞとばかりに、好きな作品・キャラクターの海外限定品を集めたりしていました。

結果的に、自分のオタク趣味軸(ゲーム,漫画,アニメ,玩具など)でHitしたのが『キャラクター』x『中国』のビジネスを展開しているMintoでした。シンガポールの映画館などでは、日本のアニメのみならず、超ハイクオリティな中国産のアニメに触れる機会もあり、「中国のエンタメ産業がグングン伸びてきている!」という風は感じていたので、その世界に自分が携われることに、ある種のワクワクを感じました。

3.Mintoが自分も共感できる課題を解決するビジネスをしていること

Mintoはミッションに「技術革新や価値観の変容から生まれる新たな機会を通じ、クリエイターと共に、世の中にインスピレーションをもたらすこと。」を掲げていますが、ミッションでも触れられている「クリエイター」という存在が、私の身近にいたことも決め手の一つとなりました。

私の兄は映画監督をしていて、自ら資金調達をしたり、スタッフを集めたり、映画館に自身の映画を公開してもらえるように打診したりと奔走する姿を見ていました。

中国にもきっと、そういったクリエイターさん達がたくさんいて、それをサポートするためにMintoが存在し、Mintoでのビジネスにおいて自身の培ってきた経験やスキルも役立てる、と考えた時、点と点がつながり、『探していたのはこの会社だ!』と思いました。

塩崎さんからみて、Mintoはどんな会社だと思いますか?

入社してまだ1ヶ月ですが、「同じ想いのもとに集った精鋭達!」という印象です。社内で飛び交う会話の要所要所にクリエイターさんへのリスペクトがあり、改めて「同じミッションに共感したメンバー達が集まっているんだなあ」と感じています。

また、メンバーの経歴が多様で、それぞれに専門性があり、そういった強い人材達が同じ想いのもとに束になっている、という状態がとても素敵だなと思います。しかもその専門性の中にはWeb3やWebtoonなど先進的な分野があり、純粋に今後の夢が膨らみました!

今の業務は、中国支社に渡航する前の準備期間です。ビザの承認を待つ一方で、これまで培ってきた人事領域での知見を生かして中国法人の人事制度をつくったり、今期の経営方針を参照しながら具体的な戦術を策定したり、新規事業のためのアイデアを練ったり、そのための情報収集をしたりと幅広く業務を行っております。

経歴から察しの通り、私はこれまで人材、教育の業界にいた為、キャラクタービジネスやエンタメ業界についてはまだ勉強中です。

正直、入社前は未知の業界に挑戦することへの不安もありましたが、これまでの自分の専門性を活かして会社に貢献しつつ、周囲の社員・代表からたくさんの新しいノウハウを教えてもらえるという相互幇助・尊重のカルチャーは、自社ながら素晴らしい社風であると思いますし、入社前の不安が払拭される、いい意味でのギャップでした。

最後に、これからMintoでやりたいことを教えてください

中国支社は現在、日中韓から生まれたキャラクターを、中国のSNSを駆使しながらプロデュースし、現地のメーカーや広告主にライセンス提供するビジネスを主軸としています。

代表例は下記の「Mong Mong」というキャラクターで、韓国人クリエイターが生み出したキャラクターを中国にて流通総額10億規模まで育てました。

私が入社した今年、上海では新型コロナウイルス対策で大型のロックダウンが行われ、経済活動が文字通り停止する事態に陥りました。当然我々の中国支社が受けた影響も少なく無いのですが、できることはたくさんあります。

中国でのキャラクタービジネスの再建。

今でこそ経済は停滞していますが、ロックダウンまでのビジネスは好調でした。

キャラクターの価値がしっかりと認められ、評価されるようになった現在の中国では、キャラクタービジネスが成立するようになったことはもちろん、その伸びしろや市場規模も無限の可能性が秘められています。
(私が子供の時に住んでいた際は海賊版が蔓延っていたので、その時から比べると考えられないような市場に変容しています...!!)

この大きな流れはコロナ中・後も続くと考えられるので、我々としては引き続きその流れをキャッチしつつ、これまで以上に事業を成長させていきたいと考えています。

新規事業として第2・第3のビジネスを模索する。

このような流れはキャラクターに限らず、多くのIP産業においても同じことが言えると考えております。我々の日本本社には、先述のWebtoonやWeb3を含め、これまで培ってきたキャラクタービジネスのノウハウやアセットがたくさん存在します。

これらの強みを活かしつつ、これまで着手していなかったオンラインビジネスの展開も視野に入れた新規事業を稼働させていくことも、私が担うミッションの1つです。

最後に、もう少し中長期的な目標について、です。
現在は上記のような戦術を採っていますが、今もこれからも、中国支社の目指し続けたい姿としては「中国におけるクリエイターの活躍の場の創出」です。

中国のクリエイターはもちろん、日本・韓国を含めた国外のクリエイターたちと共に、中国のエンタメ業界を発展させる。そういった形で、私の好きな「エンタメ」と「中国」の相互発展を実現できるような会社を、これから作っていきたいと思います。

おわりに

Mintoは様々なポジションで採用活動を絶賛実施中です。ご興味あるかたはぜひご一読ください。



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