本当の本当は、好きなように生きていい
人生は死ぬまでの暇つぶしという言葉がありますね。
人生を深刻に捉えずに肩の力が抜けた、とても良い表現だと思うのですが、少しだけ投げやりな要素が入ってしまっているので、こう言い換えるといいかも知れません。
人生は死ぬまでの休憩時間。
世の中には、どんな仕事をしているのか、休日はどんな過ごし方をしているのか、常に監視されているような息苦しさがあると思います。
そして、それは人からの視線だけではなくて、自分から自分自身への視線もあります。
仕事用の自分を用意して、それを演じる。
休日は休日で、できるだけ有意義に過ごす用の自分を用意して、それを演じる。
好きな仕事をして、好きなように休日を過ごしているようで、本当の自由からは程遠い自由のようなモノを作り上げています。
人生は、本当の本当は何をしてもいい。
当たり前のことなのに、「本当の本当は」とわざわざ言わなければいけない、それくらい窮屈な気持ちで生きるようになってしまっているのが人間だと思います。
何をしてもいいのに、みんな何かに縛られていて、その結果みんな同じような行動になります。
同じような行動をしていては、人生を謳歌している気になれない。
同じ時間が流れていることは受け入れつつ、自分だけの特別な時間を見つけたい。
そう考えて行き着くのが、暇つぶしの時間であり、休憩時間ということです。
これは、休憩時間のときにだけ自由を感じればいいということではなくて、常に自由を感じながら生きたほうが良いと思います。
休憩時間のときの自分で居続ける。
人生を休憩時間で埋め尽くすこと。
こういう心構えで生きていく。
そうすれば何かに縛られることはないはずです。
好きなように生きるというのは、とても難しいことだと思います。
だからこそ、それに反発するように、人生は死ぬまでの休憩時間というような考え方が生まれてくる世の中です。
少しでも肩の力を抜いて生きれたら、そんな風に感じています。
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