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【note版】ダダに習う本場のモロッコ料理

海外にすでにいますが、それでも海外(国外)旅行はもう3年間行けてません。こちらは、そんな懐かしの海外旅行を思い出しながらの紹介です。せいぜい習ったことを復習して、現地の風を思い出すこととします。私はナスペーストが好きなので、こちらのレシピもZaalookサラダというナスとトマトの温かいサラダがお気に入りです♪

※以下は他媒体に掲載中の記事から転載(自著)した、過去のものです。noteには私の個人的な記録として一部割愛、再編集(くだけた文調や写真のキャプション、絵文字など)したものをお届けします。フルバージョンの原文はこちらをご参照ください(2019年1月4日執筆分)。

本場モロッコ料理のイロハを知ろうと手配した、ラ・メゾン・アラブという五つ星ホテルでの料理教室は、オンラインでの評価もオール5が多く、観光客にも人気なんだそうです。

パン釜見学から

10時から開始の参加者は21名で、私以外は見事にカップル!半端な1名というのは私だけでした‥。息子夫婦と参加するご夫婦などファミリーが多く、旅先で現地の料理教室に参加するのが好きな、イタリア人カップルなどがいました。

まず始めにタジン鍋やスパイスの説明、ミントティーの淹れ方を見せる実演がありましたが、すでに知っていると思っていたことでも、実際に本場もんを目にすると新たな気づきを発見できます。

銀細工がステキ✨

モロッコでは、コミュニティ・ベーカリーと呼ばれる一般市民向けの焼き釜があり、そこに自宅で用意したパン生地を持ち込むと、ひとつ1ディルハム(約11円)で焼いてくれるそうです。その釜が丁度すぐ近くにある、と言うので見学することになりました。

ハイテクな料理教室の設備

小さな工房見学を終え、ホテルに戻ったらキッチンに移動し、いよいよ実習です。部屋に入ってみてビックリ!これまで私が参加したお料理教室といえば、調理器具は数人のグループごとにひとつ、といったものでしたが、そこには各自ひとりずつに用意されたガス台、まな板などがズラリと並び、さらにはスクリーン画面まで個別に備え付けられています。

これは先生もいうとおり、その日の自分のランチにかかわってくることでもありますし、真剣に臨まないといけません。デザートは作ってもらえるとして、メインのチキンタジンに副菜2品はしっかり、時間内に仕上げなければなりません。

陽気な先生に煽られながら

実演指導をしてくれる先生は、伝統料理の継承者であるダダでもあるので、料理は本格派です。私も含め皆、トマトの皮剥きなどに苦戦して、いつの間にかしかめ面になってしまっていたのですが、このヒジャブ(イスラム教徒の布)を頭に被ったダダは「カモン!スマイル!シング!」といって実際に歌い始め、皆の緊張を解きほぐしてくれました。

タジン(鍋)の使い方がわかった!

料理をするときは、まず始めにフライパンや鍋といった調理器具を熱するものだと思い込んでいましたが、この教室では油でもタマネギでもなんでも、すべてを鍋に入れてから火をつけていました。今回使ったような、蓋に穴が開いていないタイプの場合は、煮込むときに少し蓋をズラしておくなど、ささいなことでも参考になりました。

屋上テラスでさわやかランチ

実習が無事済むと、アラビア文字で名前が記載された修了証書と、サプライズでなんと、小型タジン鍋がついてきました!私なんかは素直に喜んでいましたが、家族総出で参加している人たちは、荷物になるので現地の人にあげていく、と言っていました。

自分の名前がよ、読めない・・💦

お待ちかね、試食ランチは外の風が気持ちのよい、テラスでとりました。イスラム教の国であるモロッコでは通常、お酒を出す店は少ないですが、こちらのホテルでは外国人向けに、モロッコ産のワインが用意されていました。このドリンクは任意で、別料金です。

私は香港ベースのカナダ人夫妻と、カナダ在住のその子供たち、といったファミリーに同席させてもらい、歓談しながら自分がさきほど作ったものの味見をしました。塩加減がちょっと足りなくて、ボヤけてましたね‥。

最後ははじめに集った階下のロビーで、各自精算をして終了です。そういえば、いまどき先払いじゃないって、気前いい?ですねぇ。ランチどきのドリンクとかで、値段が変わるからかな?

記念すべき旅先での現地料理教室は予想以上の満足度で、今後の旅の過ごし方が変わりそうです。

La Maison Arabe
URL: http://lamaisonarabe.com/en/ateliers-cuisine.html

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