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あなたの英語はネイティブ何歳レベル?vol.4 <イギリス小3から習う英語慣用句(イディオム)>

子供の勉強も小学校中学年ほどにもなるともはやネイティブ同然なので、親の出る幕が徐々に減ってきます。小学3年生(Year 4という名称の学年)になると、いつの間にやらことわざを覚えて帰ってきました。

以下はイコール(=)の意味も含めて英文はすべてわが子から聞いたものです。日本語訳注はネットで調べながら私が補足しました。

You’ve got your heads in the clouds=day dreaming

Have your head in the cloudsで空想にふけったりボーッとして集中できないことを言うようです。

Keep your eyes peeled=look carefully

目を剥く(peeled)?!と、驚くような表現ですが、それだけ注意して見ておく、といった意味でしょうか。Keep an eye onと似てるけど、それより更に注意しておく、という感じかな。

You have butterflies in your tummy=nervous

butterfliesとは蝶々ですが、英語では緊張や嬉しさでドキドキしたりする感情の象徴のようです。それがお腹(tummy)の中でバタバタしてるイメージなので、(不安、緊張、切なさ、喜び)などで胸がドキドキ、ザワザワすることを指すようです。ちなみに、tummyは幼児語なので大人はstomachを使うことになりますね。

You’ve got cold feet=nervous and you don’t want to do it.

怖気付くといった感じですが、ネットで大方まとめらているのは「ビビる」のようですね。

This will cost an arm and a leg=expensive

これはアメリカ用語なようで、第二次世界大戦で多くの兵士が腕や脚を失くして帰還したことを用いて「高い代償=高くついた」という意味で使われるようです。(参照:The Idioms 2020.)

Can you lend me a hand=help

唯一わかって調べなくてもいいかな、という日本語にもある「手を貸す」と同じ表現だと思います。

Chin up!=cheer up

アゴを上げる、なので「上を向こう、顔を上げよう」ということで、元気を出して、といった意味になるのではないでしょうか。わが子によると、実際はアゴを指差す絵だけが描いてあったようで、それでは私がよくわからなかったので、調べてchin up!にしておきました。多分この意味かと。

Let your hair down= relax, enjoy it, have fun

くつろぐ、という意味のようですが、なぜhair?と思い調べてみたら、その昔女性は髪をひとまとめに結んでおくことが多く、1日が終わって髪をほどいてホッと一息つく様子を表しているようです。ナルホド〜(参照:Martin, Gary. “What's the origin of the phrase 'Let your hair down'?” The Phrase Finder)

You’ve got green thumb=good at gardening

これまた全然わからなかったのですが、わが子によると「園芸上手」といった意味になり、イギリスっぽい〜〜!と思いました。ところが、イギリス英語ではthumbの替わりにfingersと言うのが一般的だそうで、わが子はなぜアメリカ風のthumbを習ってきたのか謎...。(参照:O’Conner, T. Patricia. and Kellerman, Stewart. “Green thumbs and green fingers” Grammarphobia 2017.)

Eyes on your back=I can see you even I’m not watching you.

最後は日本語でも「壁に耳あり障子に目あり」という言葉があるので、それではないかとすぐにわかりました。なんでもお見通しだよ、といった意味だと思います。

は〜、サッパリわかりませんでした。すっかりわが子に英語力を抜かされたような気になり(そもそも張り合えるレベルでもなかったということでしょうが...)、頼もしい反面置いてかれたような複雑な親心でした。

あまりにも出来のわるい両親なので、後日子供から試験を課されたほどです。

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