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10秒で学ぶ!イギリス英単語フレーズvol.13 来英当初聞かれる率No.1「〜はどうですか?」

イギリスに来たばかりの頃、「日本から来ました」「来たばかりです」「旅行にすら来たことすらありません」と言うと、大抵驚かれ決まってこちらの質問が飛び出しました。

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この言葉のあとに、必ずEngland? here? などがつきます。話の流れで「あら〜、それはそれは!で、どう?ここは?」という意味だと、おそらく推測はできるのですが・・

見つける(find)⁇

ハウ?イギリスをどうやって見つける⁇しかも「見つけた」ではなく進行形⁉︎

ぐるぐるグルグル・・・

脳内フル回転、日本人特有、その場しのぎの愛想笑いで、HAHAHA..!Yeah!

とか言いながら「夫の転勤で」などと答えていました。

けれど、なんとなく話が噛み合わない・・。向こうも奇異に思ったのか「Do you like it?」などと、追加の質問をしてくれて気づきました。「イギリス生活はどう?」という意味だと。

が、どーしても始めの頃、というより未だにこの聞かれ方には慣れず、ドギマギ必死で質問を脳内リピートしてしまいます。

how are you finding +場所、物、人など

で、「〜はどうですか」という意味になります。例えば後ろの「物」が紅茶だった場合。

How are you finding またはhow do you find tea?

で「どうやって紅茶見つけたの?」ではなく「紅茶の飲み方は(どうやって飲む)どうする?」となるそうです。私自身はこの聞き方をされたことはなく、大抵は

How would you like to have a tea?

のような感じが多いのですが。

そのほか人の名前を入れて「彼ってどうなの?」といった風にも使えますが、私なら間違いなくとっさに「彼との出逢い」と勘違いし、余計な情報を相手に与えてしまいそうです。

「イギリス」の呼称

話は戻り、この「イギリスはどう?」の「イギリス」の部分ですが、これまた来た当初、どのように呼ぶのが適切なのかしょっちゅう迷っていました。

というのも、イギリスはこちらでも紹介したとおり、北アイルランドやらイングランドなどに分かれており、国の名前もGreat BritainやらUKやら色々あって、自分の中で混迷を極めておりました。

本当にイギリスの知識がゼロに近く、スコットランドがイギリスの国内なのか、海外ではなさそうだけど、じゃあ一体なんなんだ?そもそもアイルランドと北アイルランドとふたつの国があったこと自体知らず、イングランドの定義もわかりませんでした。

すべて感覚で憶測するしかなく、とにかくグレート・ブリテンだけは普段の会話で耳にすることないよな、と思い、口にしたことはないのですが、UKは・・たまに?ニュースなどでよく聞くかな?と思い、使ってしまいました。

そもそもなぜ使う必要があるかと言えば、その頃は何をするにもすべてのことが「イギリスに来て初めて」なので、その感動と言いますか驚きと言いますか、ネタ、ウケ狙い、言い訳と、さまざまな意味合いで頻繁に使っていたんです。

具体的に言うと、子供がお誕生日会に招かれてもどうしていいかわからない。

そんな時に「ワオ!イギリスで初めてのお誘いダワ!仕来たりを知らないから誰か教えてね」といったことを、クラスのSNSグループで言いたい時に困っていました。

なんせ、そんなことを発言する人はいないので、誰かの言葉を真似しようにも例題、先例がないんです。いまであれば住んでいる場所がイングランド地方なので「in England」と言うでしょうが、当時は「in UK」と言っており、えらい大仰になっていたと思います。

このUKも、正式名称はThe United Kingdomなので略す時にはtheがつきthe UKとなりますが、UKだけでもよいのでtheの存在に気づいた時は、逆に混乱しました。またまた感覚ですが、theをつけるとより真面目な、フォーマルな感じになります。

「イギリス人」の呼称

同じ要領で、じゃあ「イギリス人のことはなんて呼ぶんだ?」と、頭グルグルになっていた頃もありました。Britishなのか、Englishなのか。地理、歴史的背景をまったく知らなかったので、繰り返しますように、そもそもなぜふたつの呼び名があるのかが、まずは理解できませんでした。

ひとりでしばらくまた悶々としながらも、時を経てなんとなく予想をつけ、それを確信にするため、ある日イギリス人に直球で聞いてみることにしました。

直感的に、繊細な人種問題がありそう、と思っていたので白人のイギリス人ではなく、有色人種のママ友に聞きました。すると、やはりEnglish peopleというのはその名のとおりイングランド地方に起源をもつ人たちの呼称で、公的な定義や国籍はないのですが、私が推測していたとおり現実には

English イングランド出身の白人

で通っており、帰化した元外国人しかり、移民2世以降で魂も振る舞いも完璧な「イギリス人」であったとしても、その他の人たちは自分たちをEnglishということは、まずないそうです。

つまり、このことを親切に教えてくれたジャマイカ移民のママは

British イングランド以外のイギリス人、及びたとえイングランドで生まれ育っても、白人ではない有色人種

であるということがわかりました。モヤモヤしていた疑問が解けてスッキリ爽快、きちんと答えてくれた彼女に感謝です。

その後、4年ほどもかかってようやくイギリスの歴史的背景などアレコレ、一部の知識を深めることができてきたように思えますが、そうすると旅先やなにげない普段の生活にまで納得できる場面が増え、視野が広がります。

歴史好きの男性や、最近ですと「歴女」といった歴史ファンの女性も増えてきていることにも納得です。

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