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英語の勉強に火がついたイギリス・ロンドン出張

2023.07

ベトナム旅行から戻ってきて1ヶ月後、イギリスのロンドンへ出張に行くことになりました。
海外出張はこれで2回目になります。

ヨーロッパに仕事をしに行くのは憧れだったので、話が来た時はとっても嬉しかったです。

今回は1週間、ワークショップに参加して世界中から集まった競合他社の約100人との意見交換や情報収集、人脈作りをするというのが私のミッションでした。


とりあえず街をお散歩

着いた初日、ロンドンの街を一人で散歩しました。
ロンドンに来るのは中学生ぶり?でした。
この日は観光はせずホテル周辺をぷらぷらしました。

街の中にこうして憩いの場所があるのいいな〜
外で食べられるのいいな〜
ロンドンといえばこの赤い電話ボックス
自転車すいすい〜がサマになってる
意外に木が多い
カラフルなエリア
滞在中、珍しく晴天が続いていました

ちょっと歩いただけで景色が綺麗なのでリフレッシュできました。

立食会でメンタルを鍛えられた

まず前提として、私はコミュ力が高い方じゃありません。

今回、仕事の内容がハードというより…

“Network”と呼ばれる人脈作りの立食パーティーがキツすぎた…。

1日のプログラムの間に、昼休憩と小休憩がいくつかスケジュールされていました。

それがなんと立食パーティー形式の戦場。

すぐさまコーヒーとパンを片手にとり、名札に書いてある会社名と役職を見ながら様々な人に声をかけ、名刺を交換、人脈を作っていく約100人の競合他社の方達…

本当に圧倒されてしまいました。

こういう場所に行くのは初めてだったので、自分から話しかけたり既に輪ができているようなところに入るわけにはいかず、最初の5分は固まってしまいました…

でも一人でポツンとパンをむしゃむしゃ食べるのには格好もつかないし、なんといっても「輪にいる感」を出さなきゃ…と、私は名札を見るのではなく、なんとなくフレンドリーそうな方に近付いて話しかけられるのを待つ、というスタイルをとってみました。

が、全然輪に入れない…

というかみんな英語のスピード早すぎて何を言っているか理解するだけで精一杯というか、返事をしようと思っても他の方がユーモアたっぷりの返事で笑いを作ったりしていて、全くもって会話のキャッチボールができない…

くやしい…

私はまたもやメンタルが豆腐になり、
ふらふらと今度はデザートのエリアにいき、
デザートが大好きな「フリ」をして、
あくまでもデザートが大好きなんで今こうやって集中して一人で食べてます、
会話ができないわけじゃありません、
デザートに夢中なんです、というばかりに幾つものデザートを頬張りました。

あれ、デジャブ…?

学生時代、アメリカで日本人が誰もいない学校に突然入学した日を思い出しました。

その当時の私の英語力は0。

聞かれていることがわからず笑ってごまかしたり、適当に返事をしたり、わからないことも曖昧にして、友達もできず、楽しそうに会話をする同じクラスメイトの輪の横で、一人で涙目になりながらランチを食べていた渡米初期の苦い経験。

「私もともと友達いらないタイプだから、一人で大丈夫だから」オーラを出して、一人でいるのを見られても恥ずかしくないように過ごしていました。

本当はお友達と遊ぶのが大好きなタイプだったのに。

今の状況がその時の自分と重なりました。


そんな時、オフィスの窓からふと見えた景色。


そうだ、自分ははるばるロンドンにきているんだ、と嫌でも思い出させてくる景色がありました。

私は確実に学生時代よりかは英語力が伸びて、相手が何を言っているかわかるようになって、ちゃんと自分の意思も伝えられるようになった。

ちゃんとあの頃から、成長している。

せっかくなら経験を活かして英語を使いたいと何度も志望して、海外出張まで来れたのに…

何をしにきたんだ、自分。

デザートを食べにきたわけじゃない。
夢の海外出張ロンドンで、一人で過ごしているなんてもったいない。


どんな形でもいいから10人と話そう、とそこで決意し、とりあえずデザートのスペースから離れることにました。

今度はまずは英語が非ネイティブそうな方達がいるグループに狙いを定め、社名を名乗り輪に入っていきました。

そうすると、その輪の中にはアルゼンチン、カナダ、オランダ、オーストラリア、フィリピンから来た人たち。

トントン拍子で話も盛り上がり、「こんな人もいるよ」と他の方を呼んでくれたり、そこで何人か繋がりを持った人たちを紹介してくれ、またその紹介でどんどんと人脈作りに成功。

結果的に約30人(会場の約3分の1くらい)の方とお話しをし、名刺交換、繋がりを持つことができました。

あーなんだ自分、やればできるじゃん…

頭をフル回転させてたので、「コミュ力が高い自分」を演じ切った頭は完全にパンク。

一回休もう、、と、輪からさりげなく離れお手洗いに。

一人になってゆっくり深呼吸をしていると、お手洗いの窓からまたこんな景色。

今度は国旗と一緒に

この景色を見た瞬間、改めて胸が高鳴りました。
そして、約30枚の名刺をぎゅっと握りしめました。

ここまでやり切ったんだな〜

今まで経験した失敗も成功も、全ての経験が糧になっていることに気づきました。

英語は世界を広げる。

やってきたことは間違いなかった。

やりたいことを伝え続けてよかった。

この夢が叶った瞬間、絶対に忘れないと心に決めました。

コミュ力向上の練習

ロンドン滞在中にふらっと入ったインドカレー屋さん。

メニューを見ながら、私はどのようなカレーを頼むか悩んでいました。

チキンバターカレー


このカレーを頼む前、私のテーブルの横に座っている同世代くらいの女性が目に入りました。

こんな時、私は話しかけるタイプじゃ全くないのですが…

ここ数日間鍛えられたコミュ力で

「どのカレー食べてるの?美味しそうだね」

と、頭が考える前に話しかけている自分がいました。

彼女はすぐにこやかに「バターチキンだよ!!本当においしい!後悔させない!」と言ってくれたので、早速店員さんを呼びバターチキンカレーを頼みました。

そこからはどんな経緯でこの店に辿り着いたとか、なぜ一人なのか、とかを話しながら一緒にカレーを食べることに。

彼女はドイツ人で、同じく出張でロンドンにきており、昔日本人のルームメイトと暮らしたことがある経験があったことも話してくれました。

「じゃあ、そろそろ行かなきゃ…」

と彼女が食べ終わってお別れをする時、連絡先をきくか迷いましたが、そこはまだコミュ力修行中の私には勇気が出ず、そのままバイバイしました。

「一期一会だよな…」

と自分に言い聞かせるものの、ちょっと後悔というかなんだか寂しい気持ちに。

こうやって英語を日常的に使って楽しく会話ができる友達を日本でも作ろう、と決意します。

帰国後に変わったこと

英語を話して練習できる友達作り、をそのままGoogle検索してみると、いろんなマッチングアプリやイベントのアプリが出てきました。

マッチングアプリは初心者でしたが、勢いのまま「Bumble」というアプリを使ってみることに。

このアプリはただ恋人探しのマッチングだけでなく、BFFというモードを使えば興味関心が近い同性の友達探しをすることができます。

自分的によかったのは、話す言語を限定して検索できることでした。

結論からいうと、このアプリのおかげで日常的に英語を使うことができています。
英語力が自分でもかなりアップしたと思います。
咄嗟に英語が出るようになったり、知らなかった言い回しを知れて勉強になりました。

何よりも。
輪がどんどん広がり、定期的に会う友達もできたのでこのアプリに感謝です。


この出張のおかげでイギリス英語にもすこーしだけ耐性がつきました。
というものの、イギリス英語の映画を字幕なしで見れる方は本当に尊敬します。

自分はやればできる、でも自分はまだまだだ!と世界を見せてくれたロンドン出張でした。

ロンドン、ありがとう





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