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水星のタヌキ

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水星の魔女を視聴しながらダラダラといろんなこと考えて吐き出すマガジン。私見だぞ!
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2022年11月の記事一覧

推理・考察の話

推理・考察の話

ちょっと難しい話を書く。若者置いてけぼりですまんな。

水星の魔女のストーリーラインにおいて、私は6話視聴辺りから見方をかなり変えた。これは作劇手法が「当初私が予想していたものとは異なる」と確信したからであり、ここ1ヶ月の私の言及記事読んでる人はうっすらわかると思うが、私はこの作劇方法を好まないのである。

普通、陰謀ものとか推理系の小説では「作中人物が何かいかがわしい計画を立てて」それを主人公サ

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この人誰ですか? の話

この人誰ですか? の話

前にワイが桜台で産まれて、小1の1学期まで練馬ちほーで過ごしていた話をした事があったが、間借りしていた母の叔母の家の叔母の旦那が確かワイが3〜4歳の時に亡くなっていたりする。

設計の仕事で自営してた筈なので、幼稚園に通う前はよく見ていた顔の筈なのだが、ワイは一向に覚えていない。一人でトイレに行けるようになってからは下半身丸出しで階段を降り、トイレ終わって階段を登る際によく尻を撫でられてキャーキャ

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水星の魔女 8話短観

水星の魔女 8話短観

アラフィフとして若い諸君に血を吐いてでも伝えねばならぬ事がある。

会社の定款にさりげなく喫茶店、蕎麦屋(手打ち)、うどん屋(手打ち)があったら全力で逃げろ、ラーメン屋は次点でやばい。300%泥舟だ。Bダッシュで逃走だ。懇切丁寧に説得して布団の中で見るべき夢を定款に書くな!と忠告するべきだ。

ミオリネの人物設定がブレておる。なんか前話でもイヤーな予感がしていたのだが──天才設定だった筈がガチで勢

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スレッタは何処から生えて来た?

スレッタは何処から生えて来た?

キャラクターの出自ではなく、名前の語源ね。綴りはsulettaで、該当する英単語は無さげ。女性名だからa音で終わらせてるのだろうと見当つけて検索するもヒットなし。案外日本人がジュリエット(Juliet)に似た名前から生み出したのかなぁ、などと。

ロミオとジュリエットでは、ジュリエットが女さんでロミオが男。言うまでもなく有名な敵味方の家に生まれた恋人の悲劇である。
で、ジュリエットをブルースブラザ

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水星の魔女 7話感想

水星の魔女 7話感想

さて、7話視聴した感想書くが、下手したら盛大なネタバレになるかもしれないから全員対ショック姿勢を取れ。

本作の黒幕は……小林寛と大河内 一楼である。

何をゆーとるのかとハテナを無数に飛ばしてる読者諸兄の顔が思い浮かぶが、今回皆が色々な考察してあいつが面白い、あいつ不気味、絶対こいつ悪役! と感情がどっかんどっかん爆発する愉快な事になってるのは、大体上記の2人が結託して、

視聴者を煙に巻こう

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エリック・マーキュリー

エリック・マーキュリー

エリック・マーキュリー

世に蔓延るスレッタ≠エリクト説がシリーズ構成側が仕込んだ誤導であると仮定した際に「それを補強する要素として」想定される筋から逆算して出したキャラ。

プロローグの事件やエリクトの改名など、普通に考えれば普通に「13年前だしエリクトはスレッタ」なのだが、あちこちに伏線やどんでん返しを仕込む事で「これも裏があるのでは?」と疑惑を抱かせ、勝手に明後日の方に考察させて裏をかくのが

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水星の魔女の構造的欠陥

水星の魔女の構造的欠陥

ネガティブに見えるタイトルだから、先に注意しとく。謎解きや考察やらせる関係上仕方ない部分なんだ。本作の視聴対象(つーか、ターゲットユーザー)的に仕方のない事である。

では書いて行こう。第7話のミオリネのムーブが私から見ると若干粗いのである。ミオリネは天才肌で反抗期という難しいキャラなんだが、天才性というかクレバーな演出が若干弱いだよ。

例えば株式会社ガンダム設立部分、新規事業立ち上げなのに「ど

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水星の魔女 7話短観

水星の魔女 7話短観

ポイントはここですかな。多分みんな気にしてる奴。

上手く誤魔化したな(苦笑)

現在その界隈ではプロローグの話が何年前かで議論が起きており、21年前だよ派と13年前だよ派がバチバチしてる。13年前派は基本エリクト・サマヤ=スレッタ・マーキュリーであり、21年前派は「何らかの陰謀があり、エアリアルには人柱めいた何かが埋まっている」みたいな筋を予想している。
そして第7話で「21年前のヴァナディース

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妄想第7話

妄想第7話

真面目に考察する気ならない!

ある日野良の横恋慕う将軍こと、グエル・ジェターク君は林の中でミオリネの温室じみた謎の構築物を発見します。ずいぶん放置されているようなので「よし、ここをキャンプ地とする!」とバールのようなものでこじ開けると、中にはエラン・ケレスが居ました。
「え? 何やってんのエラン?」
「ハッピバースデー……」
壊れかけのレディオ一歩手前のエランを救い、森の中を彷徨っていると、ペイ

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プロスペラ仮面のひみつ

プロスペラ仮面のひみつ

大文字出てからが本論です

まぁ、ライダーマンリスペクトだとは思うのだが、何故ライダーマン似なのかって話ですわな。

ライダーマンは仮面ライダーV3に出て来たサブキャラである。
設定上、ライダーマン結城丈二はV3の敵組織内で将来大幹部になる事が予期されていた有望な科学者である。その境遇から組織の首領に恩義を感じていて、能力を妬む幹部の「ヨロイ元帥」により命を狙われ、右腕はその際に硫酸で溶かされた…

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展開予想 総集編

展開予想 総集編

水星の魔女0〜6話までと総集編を加味して展開予想をしてみる。

0.概要

本作テーマは「親世代と子世代の対立」「人間とは何か?」というSFあるあるの問い、そしてラストはテンペストと同じ「許し」の三本柱かと思う。特に「許し」は復讐譚カテゴリにあるテンペストの際立って特徴的な部分であるので、ここを外すなら本作のプロスペラの計画は失敗する事になり、話全体として考察は成立しないかと思われる。

1.前提

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読めばわかる事

読めばわかる事

水星の魔女がシェイクスピアのテンペストじゃね? と聞いて前に市立図書館行ってテンペスト読んで来た。なんと言ってもシェイクスピアであるから、よっぽどトンチキなスタバ図書館でも岩波や全集で読めるだろう。高校の学校図書館でも読めるんちゃうか?(私の行った高校には全集があった)

で、テンペスト読んでそれが水星の魔女の基本骨子になってるなら……テンペストではこうだから、水星の魔女でもこうなるだろうって展開

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11/13 総集編短観

11/13 総集編短観

総集編なのに短観があるのはおかしいって? そんな様では海のリハクに成れないぞ(なる必要はない)

諸君には陰謀が足りぬ

1〜6話の総集編が何故エランが死んだと思われる直後に挟まれるのか、何故にこの形にまとめられるのか……制作側の意図を読まねば考察などは出来ぬ。普段考察している人が今週考察していないのなら、そいつは節穴さんであろうまである。

総集編の意味その一
制作側はザーッと脚本読んで「水星の

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水星の魔女周り徒然

水星の魔女周り徒然

何となく盛り上がって参りましたな!
で、ちょいと別の角度の考察を。

1.ちゃんと理解されてないぞの巻

ここ、大河内君や本作プロデューサーは深刻に受け止めて欲しいのだが、見た感じガンドとかパーメット回りの用語理解をみんな全然しとらんぞ。上記は私のnote記事アクセス状況だが、パーメットの解説記事が毎週の感想記事類の10倍のアクセス稼いでる。つまり、ウチ以外にこの辺の用語解説してる奴少ないか「まと

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