マガジンのカバー画像

中世ヨーロッパ警察

11
中世ヨーロッパ警察の者だ! ナーロッパを史実の中世ヨーロッパと誤解した罪で逮捕する!
運営しているクリエイター

#水星の魔女

中世ヨーロッパの話をしよう

中世ヨーロッパの話をしよう

とまぁ、水星の魔女関連のコメント欄で阿呆な話を見たのである。曰く、レイピアは中世ヨーロッパ時代の決闘で使われた云々……

まぁ、待って欲しい。ワイも創作に理解ある大人だ。ナーロッパや所謂「日本人が知るファンタジー」でグラディウス(古代ギリシャ時代の刀剣)とレイピア(概ね16世紀後半ぐらいから流行る)が同時にあっても気にはしない。ファンタジー世界は時間がバグっておるからな。
今やってる放置少女でも時

もっとみる
キャリバーンは覚醒しない

キャリバーンは覚醒しない

罪深きヤングメンよ、罪深きヤングウィメンよ。当方アーサー王検察の苫洲間鹵利である。

本日朝、ぽぇぽぇと水星の魔女関係まとめ記事を読んでいた所、カリバーンがエクスカリバーに覚醒するんだしみたいなびっくり仰天する様なコメントを見てしまい。今部屋の隅でガタガタ震えておる次第だ。

えっ! アーサー王物語
知らないの?
マジかと天を仰ぐ次第である。君らが歴史年表暗記や化学反応式アレルギーだったり、微積分

もっとみる
水星の魔女はテンペストではなかった話

水星の魔女はテンペストではなかった話

さて、漸く本論に行ける。この話をする際に前提となる知識が必要だから以下の話を書いたのだが……

シリーズ脚本書いた大河内がガバもガバガバの阿呆なんで気付いてなさげだが、キリスト教ベースの倫理観や文化フォーマットの上で成立するシェイクスピアのテンペストでは、演劇の最後にプロスペローがゆるされるか否かを観客に問う。当然物語は良い感じに終わるのでプロスペローはゆるされるのであるが、先にも書いた通りここで

もっとみる
水星の魔女のラスト解説 【ペイガン】

水星の魔女のラスト解説 【ペイガン】

中世ヨーロッパ話が一部でウケたので中世ヨーロッパ話の農業の話や食の話をしようかと思ったのだが、悪辣な中世ヨーロッパ警察は水星の魔女人気を借りて中世ヨーロッパの認知を高めるべく暗躍するかなどと考えた。

いいか、中世ヨーロッパの農村部やビンボ人が食ってたのはパンではない。

中世ヨーロッパ風世界の創作してる趣味人の中でも真面目に麦粥出してるのはワイと僅かな同志だけである。

パン焼き釜作ると税金取ら

もっとみる