腸内細菌が作るエクオールはお肌を若返らせる！！

「いつまでも若々しいお肌でいたい！」というのは、多くの女性の願いだと思います。
男性でもお肌は綺麗なほうがいいですけどね！！

藤田保健衛生大学教授の松永佳代子さんは腸内細菌がつくる物質「エクオール」が女性の肌にどのような影響を与えるのか調べました。

実験では５０代〜６０代の女性およそ９０人をエクオールの入った錠剤を飲む人と飲まない人に分け、３カ月間、目尻のシワを追跡しました。
そうすると３カ月後にエクオールを飲まなかった人達は＋６％程度、エクオールを飲んでいた人達は−４％程度に目尻のシワをの深さが変化していたのです！

しかも、この実験は「無作為化二重盲検法」という科学的に信用性の高い方法で行われていたのです。
これは実験に参加している女性も、それを検査しているスタッフも誰がエクオール入りの錠剤を飲んでいるのかを知らされておらず、プラセボ効果という人の思い込みによる差を完全になくした検査方法です。

腸内細菌が作る、肌を若返らせるエクオールは、肌以外にも女性が喜ぶ交換が多く報告されています。更年期障害の症状である顔のほてりや骨密度の低下などを防ぐ働きがあるとあると研究によって明らかにされてきています。

エクオールがこうした女性に嬉しい効果を発揮するのは、女性ホルモンと似た構造を持っているためです。更年期になると女性ホルモンの分泌量が急激に低下して様々な症状が現れます。
「エクオール」は、こうした女性ホルモンの代わりとして働き、それを補ってくれるのです。

女性ホルモンと似た働きというと「大豆イソフラボン」が思い浮かぶ人も多いかと思います。
ズバリ、エクオールも大豆イソフラボンの仲間です。しかし、大豆の中には含まれていません。

大豆に含まれているイソフラボンを腸内細菌が変化させることでエクオールは生まれます。そして、イソフラボンよりもエクオールの方が高い効果を持つことがわかって来ています。
さらに最近ではエクオールに前立腺癌や乳癌の予防効果があると期待されています！！

大豆がエクオールの原料になるため、日本の伝統の大豆製品はやはり大事だということがわかると思います。

大豆を食べるということは、エクオールを産生する腸内細菌の餌が増えるということになります。つまり、餌が増えればその腸内細菌の住みやすい環境が整ってくるといえます。

食べてないなーと思う人は大豆を習慣的に食べてみるといいかもしれません！

やっぱり日本人には和食がいいんですね！！