見出し画像

自分の文章が気持ちいい

自分の文章をまとめたマガジンである、カオスエッセイ集とやらも、そこそこの量が溜まってきています。

今までに、423本の、めくるめく、素晴らしき、サブカルくさくて意識低い系な、テストに出ない、ためにならないテキストを垂れ流してきたようです。

ハウツーや社会生活に根差した価値のある記事がnoteに溢れる昨今、このような、毒にはなっても薬にはならん、エッセイと自称するにはおこがましい、俺の俺による俺が気持ち良くなるためのテキストが、こんなに読めるのはここだけ。ぷらーな先生にはげましのおたよりを出そう。

などという冗談はともかくとして、実はわたくし、自分のテキストをしょっちゅう読み返す癖があります。

それはなぜかといえば、常に自ら紡ぎ出す言葉には注意を払い、より文学的に高尚なところへと登り詰めるべく、日々の鍛錬を忘れないから……、などというような殊勝な意気込みを持っているわけでは、もちろんありません。

ただ単に、えー、その、……あのー、………………。

自分が書いた文章を、自分でこういうのもアレなのですが、俺のテキスト、読んでいて、超めっちゃおもしれーのです。

いや、マジでガチで。誤字脱字はよくやらかすし、たまに後で見つけてこっそり直したりするけど、とにもかくにも、くそおもろい。

とにかくおもしろいぷらーな。ブリテンズ・ゴット・タレントの審査員の皆様には、是非ともトニーナと呼んでほしい。パンツは穿いていませんが。当方はトランクス派なので。

というのもノリで書いてみただけで、別にイギリスで評価されたいわけではなく、何かの権威を目指しているわけでもありません。

あわよくばの気持ちでnote創作大賞には応募していますが、noteでバズる方向性ではないことも自覚している。

誰に比べてとか、クオリティーがどうとかは関係ないのです。

ただただ、自分の書いたものが、なんとも愛おしい。かわいい。すき。ちゅっちゅしたい。付き合いたい。結婚したい。抱き合いたい。xxxxしたい。

……おっとすみません、取り乱しました。

技術的に上手いか下手かということは、この際は問題ではなく、たとえそれが他人から見れば、公衆トイレの壁の「090-xxxx-xxxx 即ハメOK」みたいなラクガキと同レベルにしか見えないような、そんな文字の塊だったとしても、私にとっては唯一無二で、至極の宝なのである。

ナルシストなのかおまえは?という話ですが、たとえ周りから見ればハナタレクソガキであっても我が子は天使である、というのと似た感覚なのかもしれません。実際に子供がいないので、確証はできないのですが。

中には、読み返すと恥ずかしいものもあります。

それはもう多々、というか8割くらいは恥ずかしい内容なのですが、そういったものをインターネットに発表し、ふとした瞬間に我に返って感じるその恥じらいがまた……、気持ちいい。ナルシストな上にドMなのだ。ハアハア。

ところで、基本的に砕けた文体で書いてはいますが、自分の普段の喋りがこんな感じなのかというと、全くそんなことはありません。そもそも関西弁ですし。

かといって、神戸の生まれとはいえ舞子という明石市に近い地域であり、大阪の育ちとはいえ北摂と泉州なので、まあコテコテとはいえない。

いわゆる他県民の人が想像する関西人の像からはズレているでしょう。テンション低いし。なりふりかまわずに感情を露わにする、ということはほとんどない。

しかしながら、内面では様々な感情が渦巻いており、それが溜まりに溜まっていけば、どこかで発散させておかないと、精神的な健康を害する。脳内がだんだん、とんでもないことになってくる。

さっきからあなたの目の前でおとなしく座っているだけのぼくだけど、頭の中ではいよいよたいへんなことがおこっています。

というのはゆらゆら帝国の『グレープフルーツちょうだい』の歌詞の冒頭ですが、いつもおとなしく日常生活を送っている人畜無害なる自分も、たまにこういうゆらゆらしたモードになることがある。

雨にも負けて、風にも負けて、レジの割り込みをしてきたおばさんにも負けて、チャラいタメ口の店員にも負けて、這々の体でスマホを弄り始めた時に、頭の中で起こっている大変なことが、言語化して暴走していく。

たまに、公の場でうっかり書くと人格を疑われそうなことまで出てきたりしますが、それをどうにかどうにか、他人様が読んでも理解してくれるようにまとめていく。

すると、自分の脳内にある汁が、それこそグレープフルーツを切った時に溢れ出す果汁のように飛び散り、グレープフルーツのように甘く芳しく……、かどうかは知りませんが、なんだか飛び出してくる。

そうして飛び出した汁で、イカがスミを吐き出すかのごとく、こうやって真っ白なnoteの画面を黒くしていく。

またひとつ、美味いか不味いかはともかく、脳内から汁を出しました。

つまり自分は、こうやってテキストでマスターb……。おっと、汁というワードを使い続けているうちに、とんでもない下ネタを書きそうになってしまいました。わたしの清純なイメージが崩れてしまうので、今日はこれくらいにしときますね。

この記事が参加している募集

noteのつづけ方

サウナはたのしい。