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2024年度上半期の自分のnoteを振り返ってみる

ここ数年は、年間100本のエッセイのようなテキストのようなテキストを書く、というのを目標にしているのですが、どうやら今年は難しそうです。

6月下旬の時点で43本。例年だと、このあたりで折り返しの50本をわりと余裕で書けていたのですが、実は4月から職場でほんのちょっとだけ偉くなってしまったので、以前ほど時間が取りづらくなっておりまして候う。

おまけに4月に岐阜旅行で有休を取ったツケが5月に回ってきまして、こいついろんな銭湯に行ったり京都に行ったり神戸に行ったり暇人かと思われているかもしれませんが、noteに書いていないところでは社会の歯車として動いているのです一応。

というわけで下方修正して、年間80本を目標とします。僭越ながら10年も飽きずにnoteを続けている私から申し上げますと、noteを長く続ける秘訣は、無理な目標を立てないことと、たくさん更新しなければならないという呪縛に囚われないことですので。

・『新大阪駅が俺のステーションバー』

数々の「こづかい超人」を紹介し、その度にSNSを震撼させている、吉本浩二先生のペンによる問題作『定額制夫の「こづかい万歳」』。

こづかい0円で生活する人、イオンモールを1日じゅう歩く人、どれだけ少ないこづかいで1ヶ月を過ごせるかを競い合うカップル、車の中を自分の部屋に改造したお父さん、など、多種に亘る超人の中でも郡を抜いて人気がある(?)のが、駅の片隅に立って酒を呑みながら、道行く人々の動向を眺める(彼いわく「生の映画を観ている」)、ステーションバー村田さんである。

吉本先生の幼馴染みということもあってか、描かれ方に全く遠慮がなく、完全に怪しげなおっさんにしか見えない。プレイボーイにはこの世のすべてが載っているので毎号のように購入されているそうだが、ごはんを食べながら読みたいか、あの雑誌を……?

むかし、漫画『いでじゅう!』の皮村というドスケベな奴が、昼飯を食いながらエロ本を読んでいるのをみんなにドン引きされる場面があったが、食とエロってなんか相性が悪そうな。まあ、村田さんがいいならいいんだけどさ。

その村田さん、最近のエピソードでなんと再登場を果たしました。ネタバレになるので(ルポ漫画なのでネタバレも何もない気もするし、そもそもそれをいえばステーションバーがネタバレなのだが……)詳細は書きませんが、進化しています。

村田さんの「生の映画」理論でいえば、最強なのは空港に直結の駅でしょうね。伊丹空港駅でやってみようかなあ、ステーションバー……。

・『ノンアルでもアルでもええねん』

ノンアルコール飲料を朝から呑むのは気持ちいいので、今でもたまにやっています。なんといっても、一気に飲めるのが良い。

太古の昔はビールの一気やらテキーラの一気やらをやっていたが、もうそういう無茶なことをする気にはなれない。

というか、そういう無茶をやると、翌日が最低な1日になることを熟知している。あと、まことに辛いことに、後先を考えずにハイペースで呑むと、二日酔いよりも先に胃もたれが来るようになっている。

昨今のノンアルはビールのみならず、レモンサワーやハイボール、果てはノンアルワインというのもある。しかし、やはりアサヒのドライゼロに匹敵するクオリティのものには出会えていません。ノンアルレモンサワーのよわない麒麟堂はなかなかの仕上がりですが、あと一歩、なにか物足りない。

そして、アルコールは呑むとおかわりが欲しくなってくるが、ノンアルは連続で飲もうという気にあまりならない。不思議と1本グビグビやれば、なんかもうええわという気がしてくる。なので健康にとてもいい。

まあ、それでも結局は夜になるといつのまにか角ハイボールの缶があるので、求めているのは本物のアルコールなのでしょうが。

・『私はサザエさんエンジョイ勢』

もう随分と長いことアニメの『サザエさん』を視ておらず、未だに東芝だけの一社提供だという感覚があります。今はAmazonがスポンサーらしいですね。三河屋のサブちゃんと競合している。

サザエさんの家庭風景はさすがに古すぎるので変えてみてはどうかという意見もあるそうですが、カツオが家の金を盗んでソシャゲに課金して波平に怒鳴られる場面とか、サザエさんがマスオさんに黙ってこっそりSHEINのアクセサリーをネットで大量に買ったのがバレる話とか別に……。いや、視たいぞそれ。めっちゃおもしろそう。

だけど、やはりあの昭和の匂いが残る世界観はあまり崩してほしくないですね。スペシャル回でSMAPが出てきた時はなんかものすごく違和感がありましたが。スペシャル回で芸能人が出てくるようになったの、いつからなのだろう。中居くんは単独で出たこともあり、通算6回『サザエさん』に参加しているらしい。

・『のび太と歴史上の一般人』

1980年代前半ごろのドラえもん、かわいいですよね。後年になるほどのび太たちの保護者っぽさが出てきますが、この時期はむしろわりと、のび太たちに保護されているような雰囲気がある。

登場回数は圧倒的にママのほうが多いので、野比家の家族といえばママの顔が思い浮かびますが、意外とパパのほうがドラえもんとの絡みは多いように思います。ムリヤリトレパンを履かせる話とか、サケの泳ぐ川をつくる話とか、パパは巨岩を素手で割れるというホラをのび太が吹いたせいで巨岩を素手で割らされる話とか。

ママがドラえもんのひみつ道具を使う話はかなり少なく、無理なダイエットをやめさせるために「ただのチョコボール」を食べさせた話くらいしか思い付かない。そして、あれはただのチョコボールなのでドラえもんのひみつ道具にカウントして良いものなのかどうか。

しかしドラえもん、ポケットに本当になんでもかんでも突っ込むな。映画でテンパった時にヤカンが出てくるのはお馴染みですが、他にも赤まむしドリンクとか成田山のお札とかも入っているのが確認されている。チョコボールを無包装のまま突っ込むのは衛生的にどうかと思うぞ。

・『「#はじめて買ったCD」を書ひてみむとてするなり』

アルバムだと上述のとおりにB'zの『Treasure』ですが、シングルではGLAYの『winter,again』です。まあ、めちゃくちゃベタですよね。

GLAYはマキシシングルへの移行がわりと早くて、この『winter,again』あたりが8cmシングルでリリースしていた最後の時期ですが、通常のシングルよりもサイズがひとまわり大きく、さらに3曲入りだったので、なんとなくお得感がありました。

このあたりから初回限定版と通常版を明確に差別化して販売するのが主流になったと思うのですが、8cmシングル時代はシールやカードが付いてくる程度だったCDのオマケがどんどん加速していき、豪華ケースとか写真集とかキーホルダーとかカバンとかTシャツとかチョロQとか、なかなかにカオスでした。

あれ、当時のCDショップの店員さんは配置に悩まされていただろうなあ。B'zの『Mixture』の初回版のオマケのルービックキューブは今でも家にあります。1枚しかCDを購入していないのに、なぜか2個あります。なぜ?

・『不人気な公園』

昼間や夕方は良いのですが、夜はこの手の不人気な公園は地元のカップルの秘密のスポットになっていることもごくたまにあり、そういうのに遭遇した時はそっと身を引きます。あくまで私は紳士的にマイナー公園を嗜むことを心がけている。

当たり前のことですがゴミは持ち帰るし、ウェットティッシュがカバンの中にある時は、ベンチをほんの少しだけ拭いたりする。メジャー公園もマイナー公園も、最低限の清潔さは必要である。

人間のみならず、鳩がたくさん集まってきた場合などでもそっと身を引く。ポッポさんたちの社交の場を邪魔してはならない。ただ、おそらくあのポッポさんの主要な食料源は公園に落ちているお菓子の残りカスなどと思われるので、清潔にすることが果たして本当に良いことなのかどうかはよくわからない。

とりあえず、公園はみんなのものである。

・『サウナで考えるおじさんの存在感』

私はまだおじさんではなくおにいさんであり、さすがに14歳というのは方便ではあるものの、自分で告げるのもなんだが、良くも悪くも、中身も外見も、実際の年齢からすると、おそらく若いです。

とはいえ、最近の若者とは感覚が違っているな、という自覚はあります。具体的にはこのテキストで書いた髪染めやらサンリオやらの件とか、なぜみんなあんなにK-POPに夢中になるのかわからないというようなことで、少し前まではこっそり流行りのTikTokを調べたり、Stray Kidsのメンバーの名前を覚えたりしていたのですが、もう無理についていかなくてもいいかなあ、という気になりました。

というか、無理についていこうとして、自分と感覚が違うところに突っ込もうとするから、それがストレスになって、最初はなんとも思っていなかったのに嫌気が差してきて、だんだん認めたくなくなってくるのでは?という自分の中での老害考察が生まれたのです。それなら素直に「俺にはよくわからん」ままのほうが良い。

ここでは関根勤さんを例に出しましたが、「わからないものを否定しない」は、若い頃(今も若いが)からわりと意識していることです。ただ、カレーにグリーンピースを入れられることについてだけは死ぬまで全否定します。

2024年上半期はこんな感じでした。去年は夏から秋にかけて本当に最悪だったので、今年の下半期は平穏に暮らしたいなあ。

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ぷらーな
サウナはたのしい。

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