見出し画像

ぷらぷらり日記 2023.1.25 万博記念公園

10年に一度の大寒波とやらが近畿地方にもやって来まして、JR京都線の電車が5時間も立ち往生するほどの大雪に見舞われました。

自分は早い段階で鉄道には見切りを付け、会社のツケでタクシーで帰ってやりました。少し前のテキストで、雪とはテンアゲでバイブスが高まるエモいものだと書きましたが、こういった実害もあるので考えものですね。

一夜が明け、さぞ昨日からの雪が一面に降り積もっているかと思いきや、意外にも昼過ぎまでに太陽がカラッカラに乾かしてくれたようで、大して道路は凍っておらず、雪合戦も雪だるまの作成も雪の味見もできませんでした。

とはいえJRのダイヤは未だに戦々恐々のようで、せっかくの休日ながら遠出は難しそう。

なので、ほぼ地元の万博記念公園へ。

50年以上この地にいらっしゃる。

1970年に行われた万国博覧会の跡地を整備した公園であり、当時に造られた大規模な日本庭園が残っているほか、芸術は爆発であると称した岡本太郎先生による建造物『太陽の塔』が鎮座なされております。

いつ見ても、なんとも禍々しいというか畏れ多いというか、とりあえずなんか謝っておきますすみませんという気持ちになる。

ちなみに夜になると上部の目からビームが出て、その威光に照らされたカップルは結ばれるといいます。後半はさっき考えた嘘です。

とりあえずクソデカい。

日本一の高さを誇るという観覧車『オオサカホイール』。前々から興味はそこそこあるのですが、お一人様1000円という高額に面食らって未だに乗ったことはない。ちなみにこれも夜になると光り、けっこう遠くからでも見えます。

なぜかイギリスのイメージがあるが、スヌーピーはアメリカ生まれ。

以前はこの場所にガンダムカフェがあったはずですが、いつの間にやらスヌーピーたちに乗っ取られていました。

あの巨大なガンダムとシャア専用ザクのモニュメント、かなり目立っていたのですが、完全に撤去された模様。どこに仕舞われたのだろうか……。

あと、フードコート内にあったトムヤンクンの店もなくなっていました。暴力的なまでにパクチーを入れてくる素敵なところだったのに。

昔は駅を下りたら遊園地だった。

ららぽーとと109(映画館)とニフレル(水族館)が並ぶエキスポシティ。

昔はこの一帯がエキスポランドという遊園地で、幼少期にその印象を植え付けられているため、未だにここがショッピングモールに生まれ変わっている現実を見るとクラクラしてくる。

「A」の形にするために付け足されたような上部のパーツ。

ららぽーとから逆の方向にあるかなり長い階段を登り、しばらく歩くと公園の南口に出ます。夏場の夜なんかはカップルがこのあたりに集まりますが、今日は誰もいない。

南口ちびっこ広場という名称がついている小さな公園があります。

ブランコを両側から支える棒が妙に傾斜した形状をしており、正面から見るとやや右に傾いたアルファベットのAっぽく見えます。何か意図があるのだろうか。

ちびっこたちにこのシュールレアリスムがわかるだろうか……?

向かいには、クネクネしすぎてどこが入り口がよくわからない滑り台。これまた不思議な形状をしている。もしやこれも岡本太郎先生デザインだったりするのか?

駐車場を通り抜けないと行けないところに玄関口があるので、車に気をつけて。

万博記念公園駅から徒歩20分ほどのところにある、源気温泉・万博おゆば。例のアレが蔓延する前に一度おとずれたことがあり、約4年ふり。

知人からいただいたクーポンで、入浴+岩盤浴セット1350円。

岩盤浴は25分コースと50分コースがあり、平日はフリータイムがあるそうです。50分コースとフリータイムは同じ値段らしく、別にフリータイムを選んでも良かったのですが、50分にしておきました。休憩室に漫画が置いてあったらフリータイムにしていたと思いますが、ないので。

岩盤浴の部屋はひとつだけ。なんというかその……。

正直、いまいちよくわからない。岩盤浴そのものは、他のところでも何度か入ってみたことがありますが、やっぱりよくわからない。サウナの整いとはまた違う、なんかすっきりしたような気分はあるのだけど、どういう効能があるのか具体的に実感できない。

むしろ浴場のサウナのほうが気に入りました。 塩サウナがあるのですが、これがなかなか広くて心地好い。基本的にサウナにテレビは要らない派ですが、この温い塩サウナでのんびりテレビを視るのも悪くない。

露天には温泉があり、泥っぽいぬめりがあります。底が見えないので慎重に入りましょう。

周りに何もないので絶景とはいえませんが、庭園が近いので、自然に囲まれた豊かな入浴を楽しむことができます。なんというか救われます。自由で静かで豊かで……。あ、これは井之頭五郎さんの食事のこだわりか。

4年前に来た時は夜遅くだったこともあって、サラッと入っただけだったのですが、じっくり浸かってみるとスーパー銭湯としての充実度がなかなか高いことに気づきました。

温泉あり、全12種類の浴槽、サウナ2つで水風呂も広め。街からは離れているものの人里はなれた場所というほどではなく、しかし喧騒からは遠い立地にある。

いちおう地元ではありながら、ちょっと日常のことを忘れられる空間であることには違いない。露天の寝そべり処、暖かい時期なら気持ちいいんだろうなあ。

間近で見るとこわい。

おまけ1。逆光でわかりにくいかもしれませんが、夜の太陽の塔は迫力がある。

駅の近くに車庫があるけど、角度的に写真が撮りづらいところにある。

おまけ2。万博記念公園駅内に飾られている、海洋堂による作の太陽の塔のミニチュア。

モノレールの終点の門真市駅の近くには海洋堂ホビーランドがあります。

入ってみたい(もちろんダメ)。

おまけ3。モノレールの独特の浮遊感が昔から好きなのですが、実際に線路を見てみると、予想以上に線路っぽいことがわかります(なんだそれ)。2本のレールの上を走るのが通常の電車、1本のレールを走るのがモノレールなのだそうで。見た目はモノレールっぽくても、東京都内のゆりかもめや、大阪港付近を走るニュートラムは新交通システムと呼ばれる形態であり、モノレールとは違うそうです。

ニュートラムもモノレールだと思っていたのですが、あれは新交通システムなのか。しかし新交通システムというそのまんまな名前、いずれ更なる新しいシステムができた時にはどうなるのだろうか。

あたまがわるくなってくる辛さ(褒め言葉)。

おまけ4。このパクチーまみれ、もっと味わいたかったなあ。

この記事が参加している募集

至福の温泉

散歩日記

サウナはたのしい。