緻密と写実の切り取り。内田有美さんのイラスト
内田有美さんというイラストレーターを紹介したいと思います。
雑誌『&Premium』や『dancyu』『BRUTUS』の挿絵などで活躍する内田有美さん。写真と見紛うスーパーリアリズムなイラストと、イラストならでは表現できる「なんともいえない温度と湿度」(料理家スズキエミさんのコメントより)が魅力です。
内田有美
イラストレーター/デザイン事務所勤務後、フリーランスで活動。
雑誌や書籍、広告などの仕事のほか個展での作品発表も行っている。
http://yumkim.petit.cc
これまで、
2014年にパンをモチーフにしたカレンダーの製作や展示、
2017年は白い食べ物を対象とした作品展、
2018年は鉱石をモチーフにしたカレンダーと原画展、樹と果実をモチーフにした作品展、
その他様々な媒体でのパンのイラストや、お菓子のイラスト、
さらには料理家のスズキユミさんを魅了し、レシピ本のイラストを担当するなどなど、
見る人を魅了するリアリズムなイラストを世に送り出してきた内田有美さん。
(特に白い媒体を捉えた「SHIRO 」というシリーズが、纏う雰囲気が私は大好きです。)
スーパーリアリティあるイラストでありながら、イラストだからこそ存在する明度との混合が、この「なんともいえない温度と湿度」を表現し、魅了されるのだと思います。
恵文社や手紙社からカレンダーが発売されたり、雑誌の挿絵こそありましたが、
雑誌はイラスト以外の他の情報が混在します。でも展覧会の絵は手が届かない。
もっと手元で絵をじっくり眺めたい、、という気持ちの方も多かったと思います。
それが4月20日に雷鳥社から発売される『石の辞典』にて
内田さんのイラストが115点も収録されるということなので、
この内田有美さんイラストの大判振る舞いには今からとても楽しみです。
amazonにも商品ページができていました。
今は北米在住の私なのですが、この本は輸入購入しようと思っています。
編集後期: 無事購入、北米に素敵な本が届きました。
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