100円で買える幸せ。
あーちゃんに喉を踏まれてイキナリ今日が始まる。
ビックリして目覚めた私は、胸の上でしてやったりと上機嫌にゴロゴロと喉を鳴らしているあーちゃんの頭をひと撫でした。
昨夜のアロマの残り香でまた一眠りしたくなる…だが、そんな気持ちを堪えて私はお湯を沸かしに行くのだ何故なら、そう。コーヒーが飲みたいから。
まず、鼻いっぱい脳隅々へと行き渡るかの様に香りを愉しむ。これにはイメージが何より大事だ忘れないで欲しい、全神経をそこへと集中するのだ。焦るな、まだ闘いは始まったばっかりだ…。そして!吐き出す息で顔を蒸らし、顔いっぱい広がるコーヒーの蒸気で幸せは更に倍増する。このパトスを是非皆んなにも感じて欲しい……。更に!再び鼻いっぱいに香りを吸い込むとそのまま口に含み、些細な幸せを噛み締めるかの様に舌の上のコーヒーを愉しむ。もうここまで来たらいかに長くこの幸せに浸れるかが勝負だ…そしてこの闘いに我々が負ける事は無いという事を僕は既に知っている…。最後に!喉に流し込んだ後…別れを惜しむかの様に大きく息を吐く。。そして余韻にひたる…大勝利だ…。はぁ……。
おふざけもさて置き。日常の中で細やかな幸せを、満足感を得られる事はこの上無く大事だと思っている。命の燃やし方がわからなくなっても、すべき事がわからなくなっても、コンビニで100円で買える幸せも有るのだから先ずは一度幸せになるのだ。そこに罪悪感など感じなくとも良い。そうする事で大なり小なり芽生えた患った心の芽も摘み取る事が出来るだろう、そのまま公園のハトにでもくれてやればいい。
綺麗事だと感じたならば否定はしない、ただ。僕も書きたかっただけだから。
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