チームで働く覚悟はあるか?【後編】
前回の記事では、
○チームでは個々に「役割」がある
○自分と他メンバーの役割の違いを理解する
○各々が自身の役割を理解し行動することが、結果的にサービスの質を上げる
という内容をお伝えしました。
今回はさらに「個人」という部分に焦点を当て、チームで働くということを考えていきたいと思います。
まずはじめに、
「あなたの強みはなんですか?」
という質問をされたらどう答えますか?
また
「チームメンバーの強みはなんですか?」
という質問にはどうでしょう。
中には答えに迷ってしまったり、曖昧な答えになってしまう人もいるかもしれません。
このようなところは、日頃から意識していないと即答できない内容かと思います。
チームで働くと様々なタイプのメンバーが集まっています。例えば、
・場の雰囲気を盛り上げるのが上手い人
・聞き上手で、相手を気分良くさせる人
・冷静に周りをみれて、気配りができる人
・アイデアや提案をよく思いつく人
など、それぞれタイプがあるかと思います。
職種によっての「役割」とは別に、この「個人」の強みという要素も(またその逆の弱みも)チームの中では大切になってきます。
ここでの「役割」と「個人」を整理すると、
役割⇒ポジションとして果たすべきもの
個人⇒その人の特徴や得意・不得意
という形になります。
この「個人」の部分を「チーム」として把握できているかどうか。ここがチームで働く際の重要なポイントとなります。
いろんな人が集まってのチームです。
つまり誰かの「苦手」は誰かの「得意」ということになります。
そう考えると、得意なことは得意な人がやれる環境を整えればいい。
このポイントを捉えられているチームは結果的にハイパフォーマンスになっていくと考えています。
デイサービスでの実際の場面だと、
・利用者さんへのこの説明は、○○さんから話したほうがうまく伝わる
・○○さんが話を聴くと、あの利用者さんはみんなに話さないようなことも話してくれる
・○○さんが全体に声掛けしてくれると、場の雰囲気がグッと良くなる
・スタッフミーティング中、○○さんがアイデアマンとしてたくさん案を出してくれると周りのスタッフも話しやすくなる
など、チームの良い循環を作ってくれるのはこの「個人」としての強みの部分が大きく作用しています。
ここで最初の質問に戻りますが、
「あなたの強みはなんですか?」
「チームメンバーの強みはなんですか?」
ここから逃げずに向き合っていくこと。
そしてチームで確認し合い、話し合い続けること。
ここに「チームで働く覚悟」が表れるのだと思います。
うまくいくことばかりではない、大変なこともいっぱいありますが、「チーム」って奥深く面白いです!
ではまた!
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