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チームで働く覚悟はあるか?【前編】

・なんであの人は○○をしないんだ
・もっと現場で動いてくれよ
・もっと勉強しろよ
・あの人は現場のことをわかってない

こんな声を聞いたこと、感じたことはありませんか?
振り返ってみると私は理学療法士2〜3年目の頃、生意気にも上司や周りのスタッフに「もっと勉強して臨床に打ち込めよ!」という思いを強く持っていました。
今思うと恥ずかしいし、なんにもわかってなかったなと感じています。
(それと同時に、きっとこれも必要な経験だった!と言い聞かせています笑)

セラピストは個人のスキルアップが最優先で、それこそがなによりの価値だ!
もちろんこの視点も大事で、臨床スキルを磨くことは大前提です。
しかし、この視点で止まってしまうとセラピストとしての成長もそこまでです。

当時の私に全くなかった視点、それは「チームで働く」ということ。

例えばデイサービスで考えると、
・管理者
・生活相談員
・機能訓練指導員(理学療法士等)
・介護士
・看護師
・送迎ドライバー
(順不同)

これだけの「役割」があります。
ここには○○だから偉いとか権力があるとか関係なく、そのポジションでの「役割」があるのです。

役割に応じて必要な努力と行動は違う、ただそれぞれが役割を全うすることで一つのサービスが出来上がります。
そのためにはメンバー1人1人が「チームとして自分の役割は何か」を明確に理解し行動することが、結果的にサービスの「質」を高めていくことになります。

これは病院やクリニックでも同じで、

・リハビリテーション科長
・主任
・部門リーダー
・臨床セラピスト

もっと広くみると、

・院長
・事務長
・医局
・看護部
・リハビリテーション部
・介護部
・総務部
・経理部
・人事部
・etc...

それぞれの「役割」があることを考えるようになると、セラピストとしての視野・思考も大きく拡がるかと思います。
私はデイサービスの管理者としてこの視点を痛いほど学びました。
そして、今も学びの真っ最中です。

今回は「役割」という視点でチームをお伝えしましたが、次回は「個人」の視点からチームを考えていきたいと思います。

ではまた!!

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