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異界朗読 第零回案内

異界朗読とは 非日常の中、酒や茶を片手に、朗読への没入を楽しむ会です 開催場所 都内近郊を予定しています 詳細は参加者のみに告知します 日程候補 10月29日土曜日 18時30分〜21時を予定しています。 募集人員 客人、読み手を併せて5名まで募集します 参加規約 朗読中は全ての客人が沈黙を保って頂きますようお願いします 興醒めせぬよう相応に身なりを装って頂きますようお願いします 風紀を見出さぬ範囲で嗜んで頂きますようお願いします 読み手の方へ 持ち時間は最長で二十

    • 魔法詠唱の覚書 その2

      魔法詠唱のための意識狭小の手引き魔法詠唱は空間のリソースを用いて発動させる現象である。 従ってその大元のほとんどは環境や物質などの外的要素となる。 ただし、術者は少しでも魔法の効能を高めるために内的要素へ働きかけることができる。 一部の例外を除き、魔法詠唱・術式呼称によるトリガー時には 術者の交感神経系が爆発していることが望ましい。 円滑にこの状態に入るため、魔法詠唱は術式のセーフティ・ロック解除であるとともに マントラ的役割を果たす。 この際、術者の精神は発動させる魔法

      • 魔法詠唱の覚書

        魔法詠唱の三大要項魔法詠唱を構築する三大要項について簡易に記載する。 魔法詠唱を発現させる上で重要になるのは ターゲット、リソース、アンプリファイアである。 ターゲット ターゲットとは平たく言えば『詠唱した魔法が、どの対象に、どの程度の規模で、どのように作用するか』である。 術者が自らの魔法を磨き上げるには、ターゲットの理解が最優先課題となる。 魔法のターゲットを理解し、より有利に立ち回れる状況・環境を選択することができれば 素養や才能の差を埋める、あるいは覆すことができ

        • エリキウスの扶翼(6/22 21:00~)

          はじめに エリキウスの扶翼は約3年前に私が執筆したSFロボットドラマ台本の一部を抜粋し加筆修正したシナリオです。 元になった台本はフォーミュラ・アーラという名前で全16編のショートストーリーで構成されています。 私はこの台本で生命と精神性と価値観の関係性を拙いながら描いたつもりです。 元々ロボット物が好きで、メカメカした設定や描写は大好物なのですが ただただ景気良くドンパチするよりも、終始苦虫を噛み潰したような味がする会話劇、それも現場・末端の人たちの閉塞感にフォーカス

        異界朗読 第零回案内

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        • 企画と告知
          2本
        • レビュー
          4本
        • 日記
          2本

        記事

          講釈師七代伽藍のチラシ裏

          【伽藍のデザイン】 中を開けたらがらんどう、という意味で伽藍。 がらんどう:中に何もはいっていない、また、だれも居ないさま。がらんとして広いこと。 口八丁手八丁に話を進めていくが企図も真意もさしてない、というスタンスで決めたかったので名前と字面先行で役を作った。 講釈師という肩書きは、この人がモノローグや狂言回しをする上で独白に講釈調を使えるのが都合がいいから。 性別に関してはボイコネの仕様上、男性になっているが別にどちらでもいい。 むしろ女性の方が、ありがちな紋切り型の飄々

          講釈師七代伽藍のチラシ裏

          5月8日 ゆびねぶり

          初めに5月8日午後9時より 私の別名義であるAVID4DIVA作の 五人台本『ゆびねぶり』が上演されました。 台本が私の手を離れ彼らの手で出力された際に 素晴らしい立体化が行われました。 自分で書いて自分で聞いて自分でまとめる、という 手前味噌三段活用のような企画なのですが その出来が良く、大変嬉しかったので 今回はお話の骨子と共にレビューしてみたいと思います。 構造的な企図『ゆびねぶり』の話のテーマは親子です。 実の親子、義理(渡世)の親子と 形は違えど都合三組の親子

          5月8日 ゆびねぶり

          命を弄ぶ男ふたり(2021,12/30)

          2021年12月30日、岸田國士氏の『命を弄ぶ男ふたり』をツイキャスで拝聴した。 アルコさんとたかはらたいしさんによるこの一幕は、来年の年末にサシで何かやろう、という二人の間の発起から足掛け一年を経て実現した。 本稿はお芝居そのものの妙や構造についての感想ではなく、お二人の熱量と勢い、それによって生まれた強い求心力について書きたい。 一言でまとめるとこの一幕は超豪速球のキャッチボールだったと思う。 相手の捕りやすい球を投げてあげるという姿勢はとても重要なことだと思う。

          命を弄ぶ男ふたり(2021,12/30)

          レビュー:ララバイ・ハミングバード(リメイ、KiRi*)

          タイトル:ララバイ・ハミングバード 作者:七枝 キャスト: 飛鳥 役 リメイ 紗希 役 KiRi* ・・・・・・・・ この上演の空気感を一言で表すと『ジュブナイル』になると思う。 実年齢が若い演者さんたちがただそのままお芝居をしているのではなく、ちゃんとティーンの気配を意識したお芝居をしていると感じた。 何処か背中がソワソワするような気配がこの作品にはとても効果的に働いているように思う。 飛鳥と紗希の、劇中での空間的な意味での距離を、モノローグと行ったり来たりす

          レビュー:ララバイ・ハミングバード(リメイ、KiRi*)

          喫煙所へ走れメロス

          どういう風の吹き回しか、禁煙をしている。 いつから始めたか忘れてしまったけど、多分もう1ヶ月くらい禁煙している。 今「たかだか1ヶ月くらいで禁煙とかw」と思った心ない人は、ひどい痔になってしまえ。 エリート喫煙者が1ヶ月もタバコを吸わないということは凄いことなのである。 私がタバコを覚えたのは14歳の頃で 年上のチイちゃん(眉毛が全然ない、生粋のヤンキー)に憧れと恋心を抱いて、同じ銘柄のバージニアスリムを吸い始めた。 私にはジャンキーのプロみたいな気質があって、快感とか

          喫煙所へ走れメロス

          2021/11/15の日記

          2020年の半ばごろから私は声劇のレビューを書くようになった。 レビューを書くようになった理由は、声劇プレイヤーたちの活動に強い情熱を感じたから。 そして、その強い情熱がただなんとなくのうちに終わってしまうのが、勿体ないと思ったからだ。 声劇は人口割合のほとんどがプレイヤー(演者・役者)で占められている(と私は思う)。 プレイヤーの中には台本を執筆したり、BGMを創作したり、音響をつけたりする兼業クリエイターが一定数いる。 プレイヤーの属性を持たない専業クリエイターはご

          2021/11/15の日記