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まず誰になりたいか決めよ
皆さんは誰になりたいだろうか?
芸能人や企業の社長、アニメのキャラクターになりたいみたいなメルヘンな話ではなく、どんな人になりたいだろうか?
また、これは職業や肩書きの話でもない。
もっと根本的な部分でどんな人間になりたいかを決める事が全てにおいて大切なのだ。
例えば、「優しい人」だと自分を決めたとする。
そうすると自分にとっての優しい人を考える。
そして、その優しい人になる為の行動をするようになり、その結果優しい人だと思ってもらえるという結果に繋がる。
別に現実的じゃなくてもいい。
「奇跡を起こす人」とかでもいいし、「天才」とかでもいい。
まず自分自身がどうなりたいかを決めてしまう事が大切なのだ。
哲学者のサルトルはこれを「投企」と読んだ。
「自分はこういう人間だ」というのを先に決め、それを先に「投げて」しまうのだ。
そして、その自分がなりたい人に向かってどうすればいいかを考える事でしないといけない事やその後の行動が見えてくる。
しかし、多くの人はこの「なりたい自分」を決めるフェーズを無視して行動にフォーカスしがちである。
例えば、職業選択もその一つである。
僕の周りでも就職活動をしている人は多いが、その多くがやりたい事がなくて悩んでいる。
やりたい事が見つからず入りたい企業も定まらないので就活に苦戦しているという人をたくさん見てきた。
それらの悩みを抱えた人の多くが、というよりほぼ全員がまずこの「なりたい自分」を決めていない。
この1番最初の大事なステップを飛ばすことによってやりたい事も就きたい仕事も見つからないのだ。
就職活動だけではない。
自分が人生の中で何がしたくて、どういう生活をしたいのか、またどんな人とお付き合いをし結婚したいのか、という人生設計が見えてない人は「なりたい自分」を決める事で解決する事が多い。
少し考えてみてほしい。
あなたが悩んでいた時、この「どういう人間になりたいか」というbeの部分を無視していなかっただろうか?
それよりも行動やその先の結果ばかりに目が行っていなかっただろうか?
その状態では何も見つからない。何も決まらない。
いくら考えても出てこないだろう。
そしてその結果、他人の意見に流されて他人の目を気にして生きる方が楽だと感じるようになるのだ。
しかしそれは自分の人生ではない。
自分の人生ではないので責任はないが、その分生きる意味や目的、自分の向かうべき方向すらも見失いやすくなる。
そうならない為にもまず「なりたい自分」を決める事はまず初めにしないといけない事なのだ。
まず誰になりたいか決めよ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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