ノートルダムの鐘(1996)
フランス文学の香り漂うディズニーヒーロー
愛する人のために懸命に闘う姿に感涙
醜い容姿を人前に姿をさらすのは罪であるとされ、ノートルダムの鐘楼の中でひっそり暮らすカジモドと偏見を憎み、自由を愛するジプシーの踊り子エスメラルダ。正反対に生きるふたりにふりかかった運命は……。
原作はフランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの『ノートルダム・ド・パリ』。これまで何度も舞台や映画化されている不朽の名作を『美女と野獣』のスタッフが再び結集し、荘厳な中世絵巻に仕上げました。
冷たい石の大聖堂に差し込む光、暗闇に燃え盛る炎など、全編に醸し出される光と影のコントラストがキャラクターたちの精神世界を巧みに描き出します。
強者に虐げられてきた弱者が強者を倒すという勧善懲悪の物語で、カジモドは純粋に愛するエスメラルダを救うためだけに悪に立ち向かいます。
その真摯な姿に胸を打たれない人はいないでしょう。
ディズニー屈指の愛と勇気の物語です。
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