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本当の本気ってやつは見れば即座にわかります

こんにちは。

株式会社プロタゴワークスあかねです。

「こう見えても、実は結構、頑張ってるんだよね」

笑いながらそう話してくれたのは、とある企業の経営者さんです。

その方は、日頃の言動としては豪快でぶっきらぼうで、ともすれば“投げやり”に聞こえるような言動が随所にあったりして、一言で言うと「他人に誤解されやすい人」と言えるのかもしれません。

でも、その方の話をよくよく聞かせてもらうと案外とすぐにわかるのは“熱い”し“真剣”だし“本気で考えている”ということです。

それが根底にあるうえで、と言うか、“熱い”し“真剣”だし“本気で考えている”からこそ、周囲に「そうじゃない人」がいたりすると、ぶっきらぼうになって突き放すような言い方をしてみたり、豪快にぶった切るような言い方になったりするのかもしれないなぁ、なんて感じています。

だけど、その根底にあるモノを僕も仲間もハッキリと認識しているのでその方と話をする機会がある時にはじっくり話を聞かせてもらうことにしています。

そうして、先日その方とそれなりに長い時間話をさせてもらう機会があった時に、相変わらず“いつもの調子(?)”で、自社の社員さんについてズバズバとぶった切りながらも随所に“愛”を感じさせるような話をしながら、今後の会社の展望や社員さんに期待することなどの話をしてくれました。

そうしてその話の中で、これまでにその経営者さんが“孤軍奮闘”して取り組んできた様々な“仕組み”について聞かせてくれました。

僕たちも“他社のサポート”を生業としている中で、様々な“仕組み”を手掛けてきた経験があるので、「どんな仕組みで、どんな風に活用しているのか」とか「どんなところをポイントにしてどこに着眼してどうやって作ったのか」なんて話を聞かせてもらうと、それがどんなモノかある程度はわかりますし、実際にモノを見せてもらえばそれこそ「どこにどんな思いを持って、どれくらい勉強して作り上げたのか」ということまでそれなりにハッキリくみ取ることができてしまいます(これは、僕たちの専門性からくる“特殊能力”だと自負しています)。

その経営者さんも過去に手掛けてモノをちらっと見せてくれました。

そこから僕たちが受け取ったのは、「“専門家”を自称する人であってもなかなかここまでのレベルのモノは作れないぞ」とか「これを実際に作り上げるまでには相当深く勉強したんだろうな」ということが即座にわかりました。

だからこそシンプルに感想をお伝えしました。

「一目見て“相当勉強したんだろうな”と思いました。あれは、かなり勉強しないとできないだろうな、と。」

そうして返ってきたのが冒頭のコメントでした。

笑いながら、

「こう見えても、実は結構、頑張ってるんだよね」と。

実際、これだけの仕組みを“経営”をしながら作り上げるとなると、日頃の経営者としての仕事をしながらどれだけの時間と労力を費やして作り上げたのか、想像するだけでも脱帽です。

僕たちは“生業”が“他社・他者のサポート”ですから“仕組み”を作るために勉強することも“業務”だと捉えていますし、自分たちに足りない部分があれば勉強することも“業務”です。何しろ、必要で役に立つ“仕組み”を作ることこそが仕事なわけですから「絶対にやり遂げなければならない」わけです。当然ながら、僕たちはこれを“外注”するなんてわけにはいきません。自分たちの“存在意義”に関わる話になってきますから。

だけど、“本業”や“生業”が別の分野・事業なのであれば様々な会社がやっているように「仕組みづくりを外注する」というのは特段何の問題も無いだろうと考えますし、僕たちのような存在に外注してもらうからこそ僕たちのような“他社・他者のサポート”をするモノの存在に意味が生まれると考えています。

だけど、その経営者さんは“専門家”を自負している僕たちから見ても「めちゃくちゃ勉強して考えて作り上げている」ことが一目瞭然です。

それだけの事をやるだけの意欲や熱量や真剣さを持って本気で“経営”に取り組んでいるからこそ、これを受け取ってもらえなかったり、使ってもらえなかったり、なんてことが起きてしまったのであれば、たとえどんなに強い心を持っていたとしても“諦める”とか“傷つく”とかいう気持ちが湧いてきてしまうのかもしれません。

そう考えると、「こう見えても、実は結構、頑張ってるんだよね」と言った時の笑顔に、若干の“寂しさ”のようなモノが混じっていたように感じたのは、あながち見間違いでは無かったのかもしれません。

そして、あれだけの勉強と努力の賜物を作りあげたけれども“思ったよう”には効果を発揮してこなかった自社について、それでも未だに諦めずに“熱く・真剣に・本気で考える”を続けているその姿勢が、僕にはとても深く突き刺さってきました。

話の終わりの方で、

「まあ、諦めたくなる瞬間なんて何度もあるしありすぎて困るよね」

そう言って笑っていましたが、そこには“寂しさ”も確かに混じっているように感じましたが、それ以上に「でも、絶対にあきらめないぜ」という強烈な“意志の力”も感じました。

そんな様子を見ていて、僕も「ああいう経営者にならなければいけないし、ああいう人が報われなければ嘘だろ」と強く思った次第です。

どれだけ努力が報われなくても絶対に諦めてなんてやらねーからな。

そんな無言のメッセージを、勝手に受け取らせてもらいました。ありがとうございました。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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