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変われば変わるものですね

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「人ってこんなにも変容するんだなぁ」

“他者のサポート”を仕事にしているとよくこんなことを感じます。

一方で、こうも感じることもよくあります。

「人ってそう簡単には変容しないんだなぁ」と。

一見すると全く真逆のことではあるんですが、個人的にはそこにあまり矛盾を感じてはいないような気がしています。

僕自身もそうですが、何かがあって「変容した」状態になったと感じた後でも、いつでも気を抜くとすぐに“以前の状態”に戻ってしまっている自分に気付いたりするのできっと「変容した」のと「元に戻った」の繰り返しをしながら本当の“変容”に近づいていくんじゃないかなと思っています。

僕が他者に対して感じる「変容した」と「変容しない」にはきっとその時のタイミングもあるんだろうと思っています。

とは言え、僕がこれまでに出会ってきた人の中で冒頭のように「人ってこんなにも変容するんだなぁ」と感じた人達は、出会った時に“変容の可能性”みたいなモノを強めに感じていたような気がします。

こんなことを言うと「後出しジャンケンだ」と思われるんだろうなとわかってはいるんですが、確かにそう感じていたのは間違いありません。

ただし、「変容した」と感じた人達だけに“変容の可能性”を感じていたわけではありません。

「人ってそう簡単には変容しないんだなぁ」と感じた人達にも“変容の可能性”を感じていました。
もちろん、“仕事”の中で出会った全ての人に対して大なり小なり“変容の可能性”を探して見つけてその可能性を感じながら関わるのは当然ではありますが、僕が感じ取った“変容の可能性”は恐らくその人の中のかなり目立つ部分だったり顕著な部分だったりするんだろうと今は思っているので「変容した」というのは言ってみれば「当たり前の結果」なのかもしれません。

そんな「変容した」も「変容しない」も、どちらにしても“外側からの関り”だけで起きるようなことではありません。

結局は「変容するorしない」を本人が選ぶことでしか起きようがありません。

もちろん“変容”というものは「よし、変容しよう」と言えばできるものではありませんし、意識のうえでは「変わりたくなんかない」と思っていたとしてもその後の選択や決断や行動が「変容した」という場合もあるわけです。

“変容”が起きるかどうかは、その本人の中に“切実さ”があるかないかが分かれ目になっているんじゃないかとウチでは考えています。

「どんな痛みも苦しみも喪失感があったって、今の現状よりはよっぽどマシだ」とか「なんとかしてこの状況を変えないと」とか、そういった“切実さ”が必要です。

ただこの“切実さ”の厄介なところは、どれだけその人が言葉で「変えないといけないと思っているんです」とか「現状から抜け出さないとダメなんだ」とか「このままじゃいけないんです」とか言ってたとしても、それは全く“切実さ”とは無関係だというところです。

この“切実さ”が本当にあるかどうかは、誰が何を言ったところでその全てがその人の“行動”に現れてしまうのが恐ろしいところです。

「現状を変えなくちゃ」という“切実さ”は、その人の“行動”にすぐに表れます。

そして、“行動”が変わるということはいわゆる“意識”というモノは否が応でも変わってしまっているわけなので、日々の細かい“行動”と“意識”の合わせ技の積み重ねが、かなり短期間でその人を変えてくれることになり結果的に「変容した」という状態が他者からも見てとれるようになる。

これまでたくさんの人が「変容した」のを観察してきましたが、これはその誰にも共通していたなぁと感じています。

言うまでもないことですが「変容しない」のはこれとは逆のことが起きています。

つまり、「“行動”が変わらない」ということです。

「変わらないといけないんですよね」とか「今のままじゃダメなんだと思ってるんです」と言いつつも、そこから“行動”が全然変わらないからこそ「変容しない」という状態を維持してしまうわけです。もちろん、一時的に“行動”を変えたけれども、それが継続されないから「変容しない」になっている場合もあります。

以前の自分もそうだったんですが、なぜか「“変容”するためには、まずは意識から変えなくちゃ」というような考え方が世の中の主流になっているような気がします。

いわゆる“やる気”とか“気持ち”というようなところにフォーカスしてしまう感じです。

「やる気だせよ」とか「気持ちで負けるな」とか「本気でやろう」などなど。

でも、そういうことよりも「傍から見て“やる気”のある人のような行動をする」とか「気持ちで負けていない行動をとる」とか「本気を出している行動」をすることができれば、きっとその後から“やる気”も“気持ち”も“本気”も“意識”もついてくるんじゃないかなと今は思っています。

もちろん、その本人が「意識はそれほど変わっていないのになぁ」と感じるというのも、これまでたくさんの人の変容を観察してきて共通していることなので実際には、本人の意識の変化は後から段々とついてくるんだろうということが見えてきています。

そうやって、“切実さ”をベースに“行動”を変えてそれを継続した結果“意識”も変容してくる。

そういう状態の時に再びまた会って話を聴かせてもらうからこそ、「人ってこんなにも変容するんだなぁ」と感じられるんだということを、先日久しぶりに会った全くタイプの違う人達とそれぞれじっくり話をさせてもらってみて、あらためてここに書いたようなことが「間違いなかったんだなぁ」と実感させてもらいました。

そんな人達の、これから先の“変容”がどんなところまで行ってしまうのかをこれからも見届けたいなぁと思っています。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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