それを守って保つ事にどんな意味があるんだろう
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
自分の中の「固定観念に囚われた枠組みの強さ」を思い知る事がありました。
こういう事を思い知る場面は、大抵が、「普段の生活の中の一場面になってくるのは何なんだろうか?」と思わないでもないですが、例によってお昼を食べている時でした。
僕は、食事の中では、いわゆる“ゴハン”と“デザート”は分けて食べたいと考えています。
なので、“ゴハン”を食べながら“デザート”に類する物を食べるという事にとても抵抗を感じます。
時々行くお店で、ランチ時には「料理一品+ピザ食べ放題+ドリンクバー」というサービスをしているイタリアンのお店があります。そこでは、「ピザ食べ放題」の中に、「いわゆる“ゴハン”に類するピザ」と「デザートピザ」という区分がされているピザが存在します。それらを、店員さんが各席を周って食べるかどうか聞いてくれるんですが、僕は“ゴハン”を食べ終わるまでは、それらのデザートピザを食べたいと思う事はありません。
でも、“ゴハン”と“デザート”を一緒に食べる事ができる人達は、案外たくさんいるんだなあと言うのを知っています。
「そこには一体どんな違いがあるんだろう?」そんな事を考えてみたんです。
まず、僕の中にあるのは、「お腹が空いている時には、甘い物を食べたいと思う事があまり無い」という事です。
「お腹が空いたなあ」と思った時には、いわゆる“ゴハン”に該当する物が食べたくなるんです。これは、僕以外の人がどう感じているのか聞いた事が無いという事に、今気が付きましたが、少なくとも僕はいつもこう思うんです。
「何かを食べる」という時には、これが一番最初にあるので、「とにかく“ゴハン”を食べたい」という事が満たされるまでは、逆に言えば、「“ゴハン”以外は食べたくない」という事でもあるのかもしれません。
そうして、ある程度、お腹が満たされると“デザート”を食べていました。
過去形で書いたのは、現在の自分自身を振り返ると、食後に“デザート”を食べる事はほとんど無いからです。子どもの頃は、食後のデザートを楽しみにしていたような記憶はあります。家の食事でも、確かフルーツを出してもらっていたような気がしますし、学校の給食でもデザートが付いていた事が多かったと記憶しています(大人になってからも、30代くらいまでは食後のデザートなんかを外食時には食べていたような気もしますが、いつの頃からか、食後にデザートまで食べられる程のお腹の余裕は無くなってきたように思います)。
そんな事を思い返してみると、「“デザート”自体を食べる習慣を(以前は)持っていた」とは言えるはずなんですが、それはつまり、「“ゴハン”の後に“デザート”を食べる習慣」と言えるのかもしれません。だけど、これは、多くの人も「給食」を経験しているはずなので、同じ事が言えるんじゃないのかなとも思うんです。
てことは、もしかしたら、この「習慣」の中で身に付けた価値観と言うか枠組みのようなモノが、他にもあるのかもしれないと思ったんです。
そこで、もう一つ見えてきた僕の食事の中の「固定観念に囚われた枠組みの強さ」を感じたのが、「メニュー選び」についてです。
前述のお店には、通算するとこれまでに何度も来ているんですが、前述のランチで「料理一品」を選ぶ際の選択肢はたくさんあるにもかかわらず、僕はいつも数種類の中から選んでいただけでした。そして、そのどれもに共通しているのは「確実に美味しいと感じる物」という条件です。もちろん、そのお店に“初めて”行った瞬間はありましたし、それらの数種類のメニューも“初めて”食べる事はありました。なので、「確実に美味しいと感じるかどうかわからない」という時もあったはずなんですが、そういう時は、「どんな味なのか想像ができる」という事を大事にしていたことに気が付いたんです。
そのお店は、季節ごとに様々な“季節限定メニュー”を提供しているんですが、それらはいつもグランドメニューが載っているメニュー表とは別のメニュー表になっています。にもかかわらず、僕は、その季節限定メニュー表はサッと目を通すだけだった事にも気が付きました。過去には何度か“季節限定メニュー”を頼んだ事もありましたが、その時の基準は、やっぱり「どんな味なのか想像できる」という事を大事にしていたような記憶があります。
これらの事に気が付いて、「自分は、食事に関して、何と保守的な人間なんだろう」とあらためて気が付きました。
この気付きについて社内で話していた時に、こんな風に言われました。
「それじゃ、計画的偶発性は起きませんね。食に対する好奇心が無さ過ぎます」
確かにそうだなあと納得せざると得ない一言でした。
確かに、自分は食に対する好奇心が極めて少ないのかもしれないなあと、自分自身を再認識しました。
それと同時に、「なぜ、こんなに食に対する好奇心が少ないのか?」「なぜ、食に対して保守的なのか?」なんて事が気になりだしています。
世の中には、僕の知らない食べ物がホントにたくさん存在しているのを知識としては知ってはいるんですが、それらを食べたいと思うよりも、「できれば毎日カレーが食べたい」と思ってしまうのはなぜなのか?
今後は、この謎を解明していく為の取り組みをしてみようかと思っています。
とは言っても、今まで通りの「保守的な食事」をしているだけでは、今まで通りにしかならず、自己理解も進まないと思うので、手始めに、今後は、外食時にはできるだけ「食べた事の無い物」にチャレンジしていってみようかなと思います。
自分の中の「革新」が目覚めるのか、それとも「保守」がより強固になるのか、はたまた「それ以外の何か」に辿り着くのか、全く何も変わらないのか。
こういうのも、世間で言うところの「食の楽しみ」に含まれるんだろうか?
そんな事を考えていたら、少しだけ、「(広義の意味での)食」に、興味が湧いてきました。
さて、次にチャレンジできる機会は、いつやってくるのか?
最早、「何を食べるか?」よりも、「新しいチャレンジをしたら、何が起きるのか?」の方に興味が移っている気がしないでも無いですが、とりあえずこれも“好奇心”って事で良しとしておきましょう。
あかね
株式会社プロタゴワークス
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