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COJ主催「コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ」を受講しました【2日目】

こんにちは。

株式会社プロタゴワークスあかねです。

昨日に引き続き、今日も朝から夜まで、コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンさん(通称:COJ)での、コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップの2日目を受講しました。

1日目についてはコチラ

2日目は、「ワークショップ内で結成したチームで、実際に戦略を立ててプロジェクトを進める具体的な戦術まで作る」という体験をしました。

プログラムにもそう書いてあったので、1日目と2日目に何をするのかはあるていどはわかっていたつもりでした。でも、正直なことを言うとこんな事も心の中では思っていました。

「たったの1日で、戦略を立ててプロジェクトの具体的な戦術まで作るのは、さすがに無理だろ~」って。

でも、結論から言うと、出来ちゃったんです。

それも、めちゃくちゃに具体的な内容で、細部まで設計されていて、実際に実現できそうなイメージが明確に湧くようなモノが出来たんです。

自分もそのチームのミーティングに参加していたのに、これにはただただ驚きました。

もちろんこれは、チームに付いてくれた担当のコーチ陣による素晴らしいコーチングと、同じチームメンバーだった方々から次々に出て来る素晴らしいアイデアによって出来上がったものなので、そんじょそこらにあるような環境ではなくて、このワークショップだからこそ可能だったものであるのは間違いありません。

だけど、こうも思うんです。

1日目で、初対面同士のメンバーで結成されたチームだった、言ってみれば、“見ず知らずの人たちの寄せ集め”に過ぎなかったこのチームが、チームを結成して、たったの2日目にしてここまで“目的”の一致ができて、具体的なゴールに向けた戦略と戦術が作れたわけです。普段やってる領域も違いますし、活動している分野も地域も年代も性別も違うわけです。

そんな“寄せ集め”と言ってもいいようなチームなのに、この短時間でここまでのクオリティのプロジェクトを起ち上げて進められるというこの現実。

もちろん、素晴らしいフレームワークと素晴らしいアイデアが出てきたという事もありますが、そもそも「そんなアイデアを個々が持っている」なんて事すらも、当人以外は誰も知らない状態でした。

という事は、です。

という事は、「普段からずっと一緒に仕事をしていて、同じ目的に向かって業務をしているはずの、同じ組織にいる人たち」であれば、もっともっと、素晴らしい実行可能性の高い計画を、より短時間で生み出せるはずなんじゃないだろうか?

そんな想像が、頭に浮かんできてしまうのは当然でしょう。

だけど、現実は、「そんな事が出来ていない組織の方が圧倒的に多い」わけです。

ここには、「COJのフレームワークを誰も知らない」とか「COJのコーチがいない」とか「チームメンバーのように知識や能力が高いわけじゃない」とか様々な要因があるのは理解していますが、そうは言っても、実際には同じような事をするだけのポテンシャルはあるはずです。

なぜなら、このワークショップに申し込むにあたっては特に選抜試験があるわけではありません。誰でも申込さえすれば参加させてもらえるはずのワークショップです(もちろん、締切とか定員はありますが)。

という事は、大前提として、「○○という資格や条件をクリアしないとダメ」という制約があるわけでは無いということです。

となれば、「ある日突然集まった人達」に出来ることは、「いつも一緒にいる人達」にだって、当然ながらできるんじゃないだろうか?

そんな事を思ったワークショップでした。

とは言え、です。

2日間に渡ってチームを組ませてもらったメンバーの皆さんや、このワークショップに参加していた全ての皆さんに共通していたものが一つだけあると感じました。

それは、“切実さ”です。

「“切実に”目の前にある不条理をなんとかしたい」

「“切実に”一方的に勝手にカテゴライズされる事にNOと言いたい」

「“切実に”すぐ目の前で困っている人達をサポートしたい」

「“切実に”自分のせいではないモノによって生きづらさを抱えている人達のサポートをしたい」

そんな“切実さ”が、みなさんのしてくれる話のそこかしこから感じる事が出来ましたし、時には、直接的に聴かせてもらう事もできました。

その場にいる皆の中に“切実さ”があれば、たった2日間という期間でもチームアップして、「これは実現できるぞ」と多くの人が感じる事のできる具体性のあるプロジェクトを立ち上げる事が可能です。それは、実際に自分が体験して理解できました。

“切実さ”を持ってその場に集まっているということは、言い換えれば、「諦めていない人」が集まっているという事でもあります。

個人的には、この「諦めていない人達」が世の中にこんなにたくさんいてくれたんだ、という事が、心の底から嬉しいと感じました。

言葉通りに、「世の中、まだまだ捨てたもんじゃない」と感じる事が出来ましたし、既にCOの技術やフレームを使って、この社会にムーブメントを起こしている人達がたくさんいることを知れて、ホントに勇気づけられました。

これまで、身近では、あまりこんな風に「諦めていない人達」の存在を感じる機会が無かったので、時々は、「マジで自分達がどれだけやったって、この世界には何の変化も起きないし、何かの役に立つ事なんて無いんじゃないのか…」なんて思ってしまう事が、以前は時々ありました。

だけど、この『コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ』を受講したお陰でわかりました。

この国にも、自分達の身近ではないけど、“切実さ”で自分の持っている資源を駆動させている人達がたくさんいるという事が。

「こりゃあ、自分の中の火が小さくなってきちゃったよ…なんて意気消沈している暇はないし、それどころか、このワークショップで学んだ事を、自分達の仕事の中でしっかり使いこなせるまで、学び直して、トライ&エラーを返していって、オーガナイジングをし続けていかないといけないぜ」

そんな、あらたな“切実さ”も自分の中に芽生えてきたのを、2日間のワークショップを終えて、今確かに感じています。

僕達が、組織開発をやっている以上、これからも、まだまだ色んな困難に直面するのは間違いありませんし、困難への直面はもはや“約束された未来”と言っても過言ではないでしょう。

僕達には、もう、「ウダウダ諦めそうになっている暇はねぇ」って訳なんです。

「自社の組織がオーガナイズされていなくて困っている」そういう企業が、まだまだたくさんあるのを知っています。

そんな企業の経営者や、そんな企業で働いている人達や、そんな企業と取引をしている人達や、そんな企業で働いている人達の家族の人達が、少しでも困難の度合いが薄まって、少しでも“生きづらさ”から解放されるために。

僕達、プロタゴワークスに出来る事は、まだまだまだまだ、山のように在る。

それを、今回のワークショップで、つくづく思い知らせてもらう事が出来ました。

学ぶ事は山ほどあります。

実践する事も山ほどあります。

でも、困っている人達も山ほどいます。

だから、これから僕達が直面するであろう、山ほどの困難については、自分達が山ほどの試行錯誤と行動をしつつ、この世界に山ほどいるであろうまだ見ぬ“切実さ”を抱いている人たちの持つ、山ほどの経験や能力に、山ほどのサポートをしてもらって、山ほど乗り越えていってやろうと思っています。

これからも、派手にすっころびながら、自転車を漕ぎまくっていこうと思っています。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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