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成功する投資家の共通点:経済指標活用術



経済指標

Mako Finance Cafeという名の金融勉強会を始めてから、多くの人たちの生の声を聞くようになりました。

「経済指標は毎日のようにニュースで取り上げられているんですね」

と、生徒さんたちは、今まで気づかなかったニュースが気になるようになったようです。嬉しい成長です!

ニュースで報道されている経済指標値は、
・日経平均が更新されました〜! とか
・ニューヨーク市場が上り調子です、〇〇ドル! とか
・また円安ドル高になりました 1ドル〇〇円! とか

こんな内容をニュースキャスターが話しているのを聞いたことがあると思います。しかし、それが自分の生活にどのような関係があるのか、気に留める人は少ないかもしれません。

今年になって、私はF2Fの株式勉強会や証券会社の講演会で初対面の方々と投資について討論しました。また、Mako Finance Cafeにも新しい生徒さんが入会されました。

これから投資を始めようとする方々にも、情報はしっかり届いています。しかし、その情報をどのように活用すれば良いのかがわからないと感じているようです。

多分、面会する人たちは、これから投資を始めようとする金融意識の高い方々だと思います。私が面会したことのない金融に興味のない一般ピーポーは、円安ドル高のニュースさえも届いてない可能性があります。

今日は、この記事で→(経済指標のパーセンテージと自分の資産形成の関係性)をさらに具体的にして、グラフを提示しながら、経済指標の活用方法を記事にします。


My資産と市場平均の比較

市場平均の経済指標と各家庭での金融資産を比較することは、経済指標を理解する具体的アクションとしては、難易度が低く、かつ、自分の運用成績が標準より良いのか悪いのかを判断できるので、実行されることをお勧めします。

我が家のMy資産と市場平均をグラフにして提示します。

日経とは:
日本を代表する225社。日本経済の株価指数として比較対象値として用います。

VTとは:ティッカーコードのことで、バンガード社の全世界株式指標に連動する上場投資信託です。いわゆるオルカン。世界経済の株価指数として比較対象値として用います。

My資産とは:
我が家の金融資産のことです。生活防衛資金などのキャッシュを含み、すべての銀行と証券会社に預けている金融資産の合計です。ただし下記グラフは、不動産資産と退職金などの特別入金は除外して計算しています。

My資産と市場平均との比較


グラフの見方

例えば、2023年を見てみましょう。
日経平均(青いバー)は+28%を示しています。
これは日経平均2022年と日経平均2023年を比較すると、2023年に方が28%アップしたことを表記しています。
同じようにVT(赤いバー)は20%、
My資産は(黄色いバー)は16%を示しています。

市場は日本も世界も伸びて、My資産も伸びました。
その3つの中では日本市場の伸びが市場大きく、私の資産は前年から増えたものの、伸び負けていると読み取れます。


勝敗表

2009年〜2023年の15年間をグラフにしました。
日経とMy資産の比較:8勝7敗
VTとMy資産の比較:9勝6敗
相撲の星取表みたいですねw
まずまずの結果だと感じています。

リーマンショック後の市場、近年10〜15年は平均で7%成長してます。この7%伸びている市場に連動してさえいれば、10年で資産は2倍になります。72の法則ですね。

最近10年間で、主なインデックスファンドは利回り7%でした。72の法則に当てはめると、72÷7%=10年です。72の法則とは、投資金額が何年で倍になるのかを計算する方法です。

出典:ほったらかし投資術:私はこの方法で資産形成をしました


2014年に1,000万円投資していたら、10年後の今年は2,000万円になるってことです。机上の空論ではなく、My資産はその計算通り増えました。

市場との勝敗表の考察

市場がマイナス成長の時は、全て勝っており、リスクを小さくすることは成功しています。逆に、市場が大きく成長した時には、儲け損なっている傾向です。

特に近年はその傾向が強く出ており、直近5年間では、市場がプラスの時は全敗して、市場がマイナスの時は全勝しています。

その理由は、50歳を過ぎて、早期退職は考え始めたことから、攻めの資産運用から守りの資産運用へシフトしたことが考えられます。

具体的には、個別銘柄株の比率を減らして、インデックスファンドを多めに購入しました。また、債券比率を増やしたり、キャッシュポジションを多めに取るようになったことが要因です。

市場がプラスだった時に、市場の伸びに負けて全敗していますが、自分の金融資産を100%市場連動性の商品に投資できるわけがありません。生活防衛資金や娯楽費などの費用、キャッシュポジションも常にあるわけですから、負けて当然なんです。

一方、10年以上前の2009年〜2016年の8年間は、なんと市場の伸びに勝っていました。つまり市場がプラスでも、それを上回るMy資産アップを記録しています。インカムが多かったことも一つの要因に加えて、攻めのポートフォリオで複数の個別銘柄数で爆上げしたことが大きいです。

◇   ◇   ◇

さんざん論じた後ではありますが、市場に勝っても負けても、実のところ、どうでもいいんですw。 

結局は前年比プラスになればOK。マイナス市場でリスクを少なく抑えたところで、資産が減るのは嫌なものです。プラス市場で、市場に負けても、資産が増えれば、気分がいいです。

2023年のMy資産は16%アップのパフォーマンスは、日経平均上場率28%やNASDAQ35%アップと比べると見劣りしますが、個人的には16%アップの運用成績は、給料ゼロにしては、出来過ぎの結果と満足してます。

大学生の次男の運用成績

参考にもう1人、大学生の次男の例をあげます。
彼の2023年は資産アップは31%でした。素晴らしいですね! この理由は、年齢に応じたリスク許容度を、アセットアロケーション比率として株式比率の計算方法を用いているからです。

ハイリスクハイリターン株式投資比率=100ー年齢

次男は20歳なので、100歳ー20歳=80%、金融資産の80%を株式投資するってことです。この計算式に当てはめてアセットアロケーションを決めています。現在彼は、金融資産の80%をS&P500連動の投資信託で運用しています。

比較対象として2023年のVOO(バンガードS&P500 ETF)は前年24%Upでした。彼の運用成績31%は、この市場に連動していることがわかります。

まとめ

金融を勉強するのは、テスト対策のような暗記ではなく、実生活にどのような影響があって、各自の資産形成にプラス要素か、マイナス要素か、多角的に検討できるようなると、不思議なことに資産も順調に増えていくものです。

資産運用で成功している友人たち投資家の共通点は、経済指標活用術が長けています。意識を高く持つことが、運用成績アップにつながっている印象を受けます。


資産運用がうまくいく、簡単な行動をひとつ紹介ごします!

ぜひ、「金は天下の回りもの」を実践してみてください
(参照記事→井の頭公園の弁天様:神の教えを守り資産形成ができたお話し

具体的方法としては、
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