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学校好きの不登校が見つけた、最高の居場所とは?

こんにちは、Project_MEスタッフの森岡です。
今回は、私の不登校生活の中でも特に印象に残っている、家以外の居場所を見つけるまでについて記します。
ぜひ、前回の記事「学校好きでも不登校になる」もご覧ください。

不登校に陥る

中学二年生のとき、私は不登校になりました。
同級生から容姿へのからかいを受けて、自信を無くしたのが原因でした。
なので同級生に会うことや、そもそも外で誰かに見られるのすら嫌でした。

不登校になってしばらくは外に出られませんでした。
当時通っていた個別指導塾にも、同じ理由で通うことができませんでした。

再び個別指導塾へ通うまで

不登校状態でしばらく過ごしていたある日、担任の先生が家に来ることがありました。
先生は「学校には行かなくてもいい。けれど将来のことを考えると、勉強はしておいた方がいい」と声をかけてくれました。

この頃は不登校になってしばらく経っていて、精神的に安定を取り戻しかけていた時期でした。
学校に行くのは無理だけど、個別指導塾なら通えるかもしれない。
勉強はしたいと思って、不登校後は休んでいた個別指導塾に相談しました。

塾長に「勉強したいけど、人とはあまり会いたくない」と伝えると、
「じゃあ、授業開始時間より前に来て勉強するのはどうでしょう?」と提案してくれました。
それから、私は毎日お昼すぎに個別指導塾に向かい、塾長や社員さんに面倒を見てもらいながら勉強するようになりました。

塾に再び通うようになって

塾長や社員さんはどなたも気さくでとても話しやすい人でした。塾長はカップ麺を、私はお弁当を食べながら色々な話を聞いたと思います。
どれも他愛もない話ではありましたが、両親や担任ではない大人と会話をするような経験があまりなかったので、毎日通うのが楽しかったです。
私の容姿をいじられることも当然ありません。
個別指導塾が、自分が心から安心して過ごせる場所になっていきました。

中学三年生になって、私は通常の授業時間に戻ることになりました。
当時の私にとって大きな決断だったと思いますが、何かあっても助けてもらえるだろう、という塾への信頼感がありました。通常の時間に戻せば、当然同級生と同じ授業を受ける機会がありましたが、それほど動揺しませんでした。
「学校には行きたくないけど、勉強はしたかった」と、軽く説明して笑っていたと思います。塾の人たちにサポートしてもらいながら、中学卒業まで過ごしました。

安心して過ごせる場所があるということ

私は個別指導塾に、勉強を教えてもらう場所として通うつもりでした。
しかし今思えば、個別指導塾が学校の代わりになっていたと思います。担任の先生に話すように、世間話から進路についての相談など、様々なことを話しました。
私は卒業するまで中学校に通うことはありませんでしたが、塾には通い続けました。私が自信を取り戻せたのも、私のことを尊重し大切に扱ってくれた塾の方々によるものだと思います。

安心して過ごせる場所は人によって千差万別だと思います。私の場合は個別指導塾でした。自分の自信を取り戻すためには、外との繋がりを断たないことが大切だと思います。
再び外に出るのは辛いことだと思いますが、自信を取り戻すためにも、前に通っていた場所を含めて、居場所を探してみることをオススメします。

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