「シャッター温泉街」が、世界に誇れるウェルビーイングタウンに生まれ変わるまでの物語。
日置市とウェルビーイングタウン作りの連携協定を結んでから、半月ちょっと。ありがたいことに、テレビや新聞など35を超えるメディアに掲載してもらえました(^^)。
「市長と社長が裸で温泉につかって協定を結ぶ」というインパクトもあったし、
浴衣で並んで歩いている姿が「『西郷隆盛グランプリ』の決勝戦みたい」という声も聞かれましたが(笑)、
ただのインパクト狙いの協定ではなくて。
課題先進国日本の、さらに希望が見えなくなっているローカルから、世界に誇れるウェルビーイングタウンを創っていく。そんな「これからの時代に対する挑戦」だったりします。
(※「ウェルビーイング」:身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること。「幸福」と翻訳されることも多い。)
多分その挑戦の道は、
自治体だけでも成し遂げられないし、企業だけでも成し遂げられない。
「改革断行のスタンスと実行力を持つ自治体」と
「利益追求だけではないビジョンと体力を持った企業」が、
長期的な時間軸で共に腰を据えて取り組むからこそ実現できること。
その挑戦の第一歩として、KOBIRAは来年本社オフィスを湯之元に移します。
湯之元は、かつて温泉街として大いに栄えたものの、やはり人口減少と高齢化の波には抗えず、今ではシャッター商店街や空き家だらけになっている街。
「鹿児島の中でも一番便利なエリアにある今の本社を
空き家だらけの湯之元へ移転するの?」
という疑問の声が、社内から挙がったのも事実です。
でも、新しいMissionでも掲げた「これからの100年」を考えたときに、
硬直してしまった大企業でもなく、
外部資本が入り急拡大が宿命づけられてしまうスタートアップでもなく、
ローカルで愚直に110年の歴史と信頼を積み上げてきた老舗だからこそ
チャレンジできる未来があると思ったんですよね。
その未来の一つが、
企業と街の境目を曖昧にしていくことによる
「世界に誇れるウェルビーイングタウンづくり」。
正直、大きな旗は立てたものの、具体的な実現方法はまだまだこれから。まぁでもやり方が見えないからこそビジョンっぽいし、社長のかんちゃんと、心からワクワクできている今があります(^^)。
今のところ決めているのは、本社を建てるだけではなく、周囲の空き家を改修してワークプレイスとして活用。社員や関係人口が街を回遊しながら働いていく「街まるごとオフィス」の取り組みに挑戦します。
(「まちやど」とか「アルベルゴディフューゾ」のオフィス版みたいな感じかな。ADDressとも連携したい!)
既存の資本主義経済のモノサシでは希望が見いだせなくなってしまっている、日本のローカル。
でも「色々なものが『無い』からこその可能性」がそこにはあるはず。
KOBIRAで働く人も、湯之元で暮らす人も、
皆で高い幸福度とウェルビーイングな暮らしを実現していく。
きっと時間もかかるし、たくさんの挑戦をして、たくさんの失敗をしていくのだと思います。
でも、だからこその「関わりしろ」が山ほどある(というか関わりしろしかない(笑))ので、この冒険を共に楽しみたい・味わいたいと思える仲間と、航海を共にしていければいいな。
(最近息子の影響でワンピース見てます(笑))
ウェルビーイングタウンというテーマや、
ここから始まる物語に少しでも興味がある方は、気軽に声をかけてください。お待ちしています(^^)。
物語の主役として飛び込んできてくれるのも大歓迎だし、遠方からのちょい役希望でも、もしくは読み手でもいいな。
社長共々、(400年の歴史がある温泉にでもつかりながら)語り合いましょう!!
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