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DX(デジタルトランスフォーメーション)実現のためのアクションは、「業務改善」ではなく「業務改革」

デジタルトランスフォーメーション(DX)を直訳するとデジタル変換という意味になりますが、残念ながらデジタルシフトを目的化しているプロジェクトが散見されます。

改善と改革は大きく違うので、この点をきちんと理解しておく必要があります。

DXの目的はデジタル領域での企業体質の変革であり、デジタルはあくまでも手段ということなのです。

つまり、既に存在している価値観そのものを、根本から変えていくことにあります。

テクノロジーを駆使して、発達させて、それをビジネスに適応させることでそれまでに存在していた価値観を改革していくことに意味を見出します。

ですから、改善と改革では、まったく概念が違います。

少々乱暴な言い方をすると、現状を否定して考えるのが改革です。
DXは、それをもたらすための行動が必要です。


これまでは、インターネット上のサービスではビジネスモデルが確立されていなかったので、インターネット通信ができる環境であっても確固たるサービスが無かったという背景があります。

こういった状態を改革できたのが、大手のインターネット通販サイトです。業務改善を行うのではなく、根本的な業務改革を徹底的に進めることによって消費者が利用しやすいようにしました。

その結果、現在では実店舗に赴かなくてもサイト上のボタン操作だけでショッピングを楽しむことができます。

さらに、AIなどを駆使して消費者データなどを分析しターゲット層に対してより適切な情報を提供できるようになっています。


このように、時代がフィジカル✕デジタルの潮流の中で、いかにデジタルビジネスを加速させるか、社内をデジタル環境に変えていき働きやすさを追求していくか、変革が求められる時なのです。

業務改善に留まらず、変革する意識を持つと、何にテコ入れすればよいか、見えてくるはずです。



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