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デジタルトランスフォーメーション(DX)時代の広報について

デジタルトランスフォーメーション(DX)は、デジタル技術により、仕事や生活の様々な面で、より良い方向を目指せる基盤となることが期待されています。

広報の仕事も例外ではありません。
デジタルトランスフォーメーションの時代は、これまでの広報活動と違い、デジタルツールを効果的に活用することで、より重要性の高い仕事に時間を割くことができます。

例えば、今までの広報の仕事は、人海戦術やアナログ作業が多いのが特徴でした。
特に時間を要するのが人脈作りとされ、セミナーやイベント等に足を運び、名刺交換などで地道に人脈を広げていくのが王道とされていました。
そのため、特に注力したい企画立案や分析等に時間を割くことが困難でした。

ですが、デジタルトランスフォーメーションを正しく理解し、組織内で浸透させることによって、業務の自動化や効率化、生産性の向上等、様々な効果が期待されます。

メディア等に売り込むために、電話やFAXなどでアプローチするのが一般的だったこれまでのやり方とは違い、マーケティングや顧客管理機能があるメール配信の仕組みを用いて、それぞれのメディアの志向や関心の度合いを分析することで、各メディアの関心に見合った企画を立案したり、送信先を絞ったりと、人手を抑えつつも効果的な広報活動が行えます。

また、トピックごとの既読数やソーシャルメディアでの反応等を成果指標として見える化することで、過去の活動を分析し、より多くの人の目に届く方法を模索しながら広報を行うことも可能です。

デジタル化が本質ではないのが、デジタルトランスフォーメーションです。

デジタル化することで、かえって作業が煩雑になるのではなく、より少ない労力で多くの成果が得られるように仕組みづくりをしていくのがターゲットとなります。

その点、広報の仕事で特に活用したい分野が、オンラインを利用したコミュニケーションです。

広報の仕事で一番時間と人的コストがかかるのが、新たな出会いの開拓とされていますが、今までのオフラインでの出会いの場に加えて、オンラインコミュニティに所属することで、紹介制度を利用して人脈を広げることができます。

実際、広報の担当者が集まるオンラインのコミュニティもあり、人脈作りだけでなく、専門家を交えて問題を検討する場も設けられているので、活用しない手はないでしょう。

これまでの広報は、デジタル化が難しい分野というイメージがあった方も多いと思いますが、これからは積極的にデジタル分野の投資をして、時代に合わせて柔軟に活動すると良いと思います。



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