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合同会社(LLC)のメリットとデメリット

ライフステージの移り変わりで今までのライフスタイルを維持することが出来なくなり新しい環境が必要、自分の実力が社会的にどこまで通用するのかチャレンジしてみたい、会社のシステムや職場の人間関係が煩わしくなりパフォーマンスもモチベーションも低下するなどの理由で、会社設立を考えているという方は多いのではないでしょうか。

そこで重要になってくるのが会社形態です。
2006年の新会社法施工により有限会社は新たに設立することが出来なくなりましたので、今は株式会社が主流になりつつありますが、合同会社も人気の形態のひとつです。

自身は、新会社法の施工前に有限会社を作ったのが、起業の始まりでした。
何か、他のひととは違うことがしたかったんでしょうねw

株式会社との違いについてですが、所有と経営が分離しているのが株式会社で、所有と経営が一致しているのが合同会社ということになります。

うちの会社は、この合同会社として、自身2社目の会社を作りました。

出資者の呼び方や出資者の責任や役員の任期や設立費用も異なり、株主・株式総会の有無というのが最大の違いです。

合同会社のメリットについてですが、株主がおらず株式総会も実施する必要もなく決算公告の義務がないので費用がかからず経済的にも物理的にも負担が少ない、株式会社が最長10年であるのに対し合同会社は役員の任期が存在せず重任登記費用もかからない、設立費用が安いのでそれなりの財力や知識やノウハウさえあれば誰でも気軽に会社経営を始めることが出来る、経営における自由度が高く色々なことに挑戦できるなどがあります。

コストが抑えられるというのが大きなメリットです。
デメリットについてですが、個人事業主とは違い法人に分類されるとしても株式会社に比べると信用が低く見られがち、株式を発行して出資者から資金調達をすることが出来ないので上場は不可能、会社内で役職が決められていても社員全員が同等の立場となるため言い争いや分裂のリスクと隣り合わせなどがあります。

社会的な認知は低めで信頼度・信用度においては株式会社には敵いませんが、それを凌駕するほど大きいメリットが数多く存在します。
経営の仕方によって、デメリットを解消させることは可能です。

これから起業を考えているひとは、合同会社という形態を選択肢に入れていただけると良いと思います。

まだまだ社会的信用度は低いかもしれませんが、年々合同会社への理解が高まっているのも事実です。


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