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【必見】ARRランキング2022!!2022年のARRランキング1位~5位の企業について紹介します!

こんにちは!Preventure編集部です!

先日、UB VENTURESがSaaS Annual Report 2022を発表しました。
この資料は、日本およびアジアにおける2022年のSaaS市場の概況やトレンドをまとめたものとなっています。この資料の中で、国内のSaaS企業をARR(年間経常利益)とその成長率をもとにランキング形式で発表しています!

そこで今回は、見事にランクインした企業のうち1位~5位をピックアップしてご紹介しようと思います!SaaS冬の時代とも言われていますが、一体どのような企業がランクインしているのでしょうか。


SaaS Annual Report 2022についての詳しい内容はこちら



1位 SanSan

▼会社概要
SanSan社は、「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションに掲げ、
営業DXツールSanSanや請求書管理システムBillOne、名刺管理アプリEightなどのサービスを展開してます。

SanSanは2013年から海外展開しており60か国以上で利用されています。また2021年に東証一部市場に上場するなど注目を集めています。

▼事業内容

SanSan社が提供しているSaaSサービスは、営業DXツール「SanSan」です。
元々は、名刺管理管理サービスでしたが、コロナをきっかけに営業DXツールへと進化しています。

法人向け名刺管理市場で82%というシェアを獲得していました。そこに新たな機能が加わり、営業を管理するデータベースとして提供されています。
これまでの名刺管理機能を始め、100万件を超える企業情報を搭載、外部データとの連携によるデータ価値の向上を通して、営業力の強化を実現することができます。

さらに、新規事業として請求書管理システム「BillOne」を2020年5月にローンチしてますています。

コロナ禍で名刺交換の機会が減少し、SanSanの成長率は鈍化していますが、BillOneは順調に成長しています。また解約率も1%を切るなど好調です。背景にはインボイス制度の導入に向けたニーズの高まりがあります。

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2位 ラクス

▼会社概要
ラクス社は「ITサービスで企業の成長を支援します」をミッションにかかげ、複数のクラウド事業を展開する老舗SaaS企業です。

経費精算システム「楽楽精算」や請求書管理システム「楽楽明算」、販売管理システム「楽楽販売」などを始め、バックオフィス業務からフロントオフィス業務まで幅広くサポートしています。

2022年版日本における「働きがいのある会社」ランキング ベスト100
2022年版 アジア地域における「働きがいのある会社」ランキング(the Best Workplaces in Asia list)
に選出されています。

▼事業内容

ラクス社が提供しているSaaSサービスは

・経費精算システム「楽楽精算」
・請求書管理システム「楽楽明算」
・販売管理システム「楽楽販売」
・勤怠管理システム「楽楽勤怠」
・問い合わせ管理サービス「メールディーラー」
・メールマーケティングサービス「配配メール」

などバックオフィス支援からフロントオフィス支援まで多岐に渡ります。

ラクス社の特徴は

・自社開発によりサービスの改善が早く、利便性が高い
・手厚い導入支援
・利用者の満足度が高いく、解約率が低い

などがあります。

主力製品を中心に高い成長率を維持しており、

・楽楽精算は年間売上高100億円越えを達成
・楽楽明細は前年比65.3%の成長率

となっています。

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3位 サイボウズ 

▼会社概要
サイボウズ社は「チームワークあふれる社会を創る」をミッションにかかげ、業務改善プラットフォーム「Kintone」、中小企業向けグループウェア「サイボウスoffice」、大企業向けグループウェア「Garoon」などを展開しています。

また、社会人・学生に向けたチームワークを教える活動や、非営利団体向け支援、地方創生支援など社会課題の解決にも尽力するなどチームワークを軸に幅広く活躍しています。

また社内にサイボウズ商店をひらき、自社グッズを販売していることも魅力の一つです。

▼事業内容

サイボウズ社のSaaSサービスは

・業務改善プラットフォーム「Kintone」
・中小企業向けグループウェア「サイボウズoffice」
・大企業向けグループウェア「Garoon」
・メール共有サービス「Mailwise」

です。

「Kintone」はノーコードで自社アプリを開発することができるサービスです。各部署の必要な多種多様な機能を搭載したアプリを特別な知識が無くても作成することができます。

「サイボウズoffice」と「Garoon」はどちらもグループウェアです。それぞれログインすることで

・カレンダーから個人の予定共有やチームの予定共有ができる
・掲示板機能で全体に向け情報共有できる
・ファイルを整理し、必要なファイルにいつでもアクセスできる

などのメリットがあります。

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4位 フリー

▼会社概要

フリー社は「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションにかかげ、中小事業者向けにクラウド会計ソフトを展開しています。

フリー社のサービスは統合経営プラットフォームとなっており、開業、人事労務、会計業務、確定申告などをトータルで支援しています。

サービスの拡大にあたり、地方の銀行と連携しながらサービスを販売していることが特徴的です。

▼事業内容

フリー社は会計クラウドソフト「freee」を起点に、統合型経営プラットフォームを展開しています。

個人事業主から1000人規模の企業をターゲットにしており、フリーが提供するプラットフォームを利用することで、

・会計業務
・人事労務
・税務申告

などのあらゆるバックオフィス業務を効率化し、これまで費やしていた時間を短縮することができます。そして、生み出すことができた時間をクリエイティブな作業に費やすことができます。

freee社のサービスのポイントは統合型経営プラットフォームの構想にあります。
会計・人事・税務などのデータを統合し可視化することで、経営状態や課題を瞬時に判断することができます。

それぞれの領域の業務の効率化にとどまらず、経営全体についても分析することができる特徴があります。

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5位 マネーフォワード

▼会社概要
マネーフォワード社は「お金を前へ。人生をもっと前へ。」をミッションに、法人向け、個人向け、金融機関向けにそれぞれ金融サービスを展開してます。

SaaSサービスでは、法人向けにバックオフィスSaaS「Money Forward クラウド」を開発・提供しています。

また、マネーフォワード社は積極的なグループジョイン(M&A)を行い加速度的な企業成長を実現している特徴があります。

▼事業内容

マネーフォワード社が提供しているSaaSが「Money Forward クラウド」です。

Money Forward クラウドは、個人事業主、中小企業、IPO上場準備企業・上場企業など幅広い規模の企業に対応しています。

また、機能も豊富に用意されており

・会計、財務
・請求書発行
・経費精算
・インボイス対応
・給与計算
・勤怠管理
・契約書管理、押印
・社内ツールの管理
・サービス連携

など、バックオフィス全体の業務効率化に貢献しています。

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まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、UBVENTURESが発表した「SaaS Annual Report 2022」で見事にランクインした企業のうち1位~5位をピックアップしてご紹介しました!

上位にランクインした企業は、SaaSの黎明期から活躍していた企業が多くなっています。また、SanSan社やサイボウズ社は海外にも展開しているグローバル企業です。一方で、フリー社、マネーフォワード社のような、会計ソフトを扱う企業は、法律や文化の違いから海外への展開が難しい環境にあります。

加えて、M&Aも企業成長で重要な要素となっています。Google社などのテックカンパニーはM&Aを通じて企業規模を拡大しています。国内でも、M&Aの事例が増えています。

SaaS冬の時代では、2極化が起こっているとされており、資金調達を実現する企業の中には大型の調達となった企業も少なくありません!今後もSaaS企業に注目して行きましょう!

最後に。。。

弊社では、転職前にベンチャー適性がわかる診断サービス「PreVenture」も運営をしています。40問の質問に答えるだけでベンチャー企業への適性診断を無料で受けることができます。ベンチャー/スタートアップ企業で働くことに興味がありましたらぜひ参考にしてみてください!


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