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みんなの、別府の、発信基地② - 『クーポノス』『COMDIA』『くらしの工場 いってき』『ムムム』

PUNTO PRECOG を彩ったお店たち(前編)
プント出店後、別府で営業を続けるお店や活動を続ける人たちがいる。笑顔で当時を振り返る彼・彼女たちは、どんな想いを抱いてプント出店を決意し、現在に至るのだろうか。十人十色の物語を紐解いてみよう。

※本記事にはプントの歩みをまとめた 8周年記念冊子「PUNTO PRECOG みんなの、別府の、発信基地」の内容を掲載しています。(全3回)

【第1回】
みんなの、別府の、発信基地① - PUNTO PRECOGとは?『HIBINO』&『BASARA HOUSE』

『クーポノス』|経営を実践する場としてのベトナム料理店

■ 初めての #飲食店経営 ■ #店舗経営 の実験 ■ #他業種 展開

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日本へ来たのはくじびきの結果!APU(立命館アジア太平洋大学)への入学、来日のきっかけを照れ笑いで語るPHAN TRUNG PHUC(フック)さん。

在学中に「経営してみたい」との想いを叶えるべく、プントに出店した。ベトナム料理専門店「Andee」にした理由は、当時の別府にベトナム人学生は大勢いるのにベトナム料理店がなかったから。食材の仕入れ先がわからずコストもかさみ苦労したが、想像以上に地元の人がいっぱい来たのが嬉しかったという。

プント出店の翌年、築100年以上の古民家を改築して「スパイス食堂 クーポノス」をオープンし、3年が経過した。「別府は年配の方でも、馴染みのないベトナム料理を受け入れてくれました。プントの時からのお客さんもいるし、県外から来てくれる人も多いです」

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フックさんの本業は、翻訳・通訳など。「みんなが集まる場所として、クーポノスを続けたいです。別府はゆっくりと働けるのがいいですが、今度は福岡など人口の多い都市でも出店もしてみたいですね」。形態にこだわらず、フックさんの挑戦は続く。

◉店主からひとこと
プントは調理場が狭いし設備も最低限なので大変ですが、別府の人は優しいです。お客さんが想像以上にたくさん来てくれたのが一番意外でした。その分仕込みが大変で苦労しましたけど。プントでリピーターになってくれて、今のお店に来てくれる人も多いですよ。

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スパイス食堂
クーポノス (出店当時:ベトナム料理専門店「Andee」)
大分県別府市千代町11-25
0977-75-8145
11:00~15:00
定休日なし
駐車場あり
https://www.facebook.com/Cuhponos/

『COMDIA』|お客さんと自分の笑顔のために開くお店

#趣味 からの #挑戦 ■ #店舗経営 の実験 ■ 異国からの #移住

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プントから徒歩30秒のベトナム料理店『COMDIA(コムディア)』は、こぢんまりとしたお店。満面の笑みでお客さんを出迎えるのは、ベトナム出身のトゥイさんだ。

ベトナムの大学で日本語科を専攻しており、日本が好きだったというトゥイさん。仕事の関係で来日し、日本人男性と結婚して大分県の日出市に居を構えた。出産後に働き始めたものの熱中できる仕事ではなく、笑顔が少なかったという。心から好きなことをしようと料理教室を開催していた時、別府の友人からプントを紹介され出店に至った。

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プント出店は2ヶ月間。その間に現在の店舗のオーナーから声をかけられ、とんとん拍子に店のオープンが決まったそうだ。
「私は自分にプレッシャーをかけずに、友達を作りながら楽しく、おいしく料理を食べてもらうためにお店をしています。今はいいペースで営業できていますが、もう少しスペースの広いお店にしたいですね」と語る。

「プントは本気でお店をやりたい人だったら、どんどん展開が広がっていくところ。ちょっと才能がある人にはプントを勧めます」

◉店主からひとこと
開店資金はいつも協力的な旦那さんが出してくれました。素材はなるべく旬のもの、体によいものを使っています。パクチー日出にある無農薬で作っているところのものを仕入れています。無理のない範囲で、美味しいものを仕入れたい場合はいろいろ紹介できます!

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ベトナム料理
COMDIA
大分県別府市元町3-6
090-7457-7055
水~土=11:30~15:30
日・月・火曜定休
駐車場なし
https://www.facebook.com/comdiabeppu/

『くらしの工場 いってき』|縫物でつながるご近所の縁と人生の転機

#趣味 からの #挑戦 ■ #ワークショップ ■ #他業種 展開

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服飾分野で独自の展開を見せたのが『くらしの工場 いってき』。洋服を作ったり、お直しをしたり、幅広いモノづくりを手掛けた。差し入れを持った近所の人たちが集まり、おしゃべりや愚痴が飛び交うことも多かったようだ。出店期間中は一度も休まずミシンにかじりついていたという。

「1日でもんぺを縫う会」「好きなものを持ってきて好きなものを作る会」「革を使ったアクセサリーを作るワークショップ」「温泉祭りのにわか隊の衣装づくりの手伝い」など、数々のイベントも開催。この経験がもとで、重松潤子さんは歯科衛生士を辞め、洋服デザイナーへと転身を遂げた。

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「お店をやって近所付き合いが広がりました。重松さんを見ていて、覚悟した人間のエネルギーに驚きましたよ」と語るのはもう一人の出店者、占い師をしている佐藤和実さん。
人生の転機を迎えた重松さんは、「今まで洋服は買うものだったのに、自作してみたら『私がやりたかったのはコレ!こんなことが好きだったんだ』と発見しました」と笑みを浮かべる。
※2020年9月現在、重松さんはお洋服作りお休み中

◉店主からひとこと
プント出店を経て、人との出会いや、“なにかが変わる自分の中の衝動”に出会えました。

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縫い物の店
くらしの工場いってき
大分県別府市千代町11-25
0977-75-8145
11:00~15:00
水曜定休
駐車場あり
jun.o.0348h@gmail.com

『ムムム』|さまざまな常連客が集う元純喫茶

■ 初めての #飲食店経営 ■ #店舗経営 の実験 ■ #Uターン

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40年以上も営業を続けていた老舗喫茶店の閉店後、その場で営業をはじめた「喫茶ムムム」。色濃い昭和の面影の一方で店主によるDIYテーブルやイスも馴染んでいる。マスターの廣瀬翔太さんは大分県竹田市の出身。実家でお店をやりたいと考えていたそうだ。

「プントでは『CAMP CAFE ムムム』という名で出店しました。2階にテントを張ったり、キャンプ用のカトラリーを使用したりしましたね」

アルバイトで飲食の仕事に携わっていたものの、仕入れから経営のことなどイチから関わることはなかった廣瀬さん。小規模での出店を経て、やっていけると自信がついたという。

「理想をカタチにしてから始めようとしていたら、きっとまだオープンできていませんね。完璧ではなくても最低限でスタートさせて、どんどん進化させている感じです。今でもプント時代のお客さんが来たり、前の喫茶店の常連さんが来てくれたりしますよ」

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営業しながらお店も人も成長する。古いお店を引き継ぎながら、新しい挑戦を続ける。そんなスタイルで変化する店だ。

◉店主からひとこと
プント出店後はアルバイトをしながら生活していました。良い店舗がないし、迷いもあって。でも熊本の地震で出店を決意。そのタイミングで今の店に募集が出ていて、即決しました!プント出店中にも、お客さんからいろいろと物件情報をもらえましたよ。

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喫茶店
ムムム (出店当時:CAMP CAFE ムムム)
大分県別府市中央町1-27
080-3119-5261
10:00~16:00
不定休
駐車場1台
https://www.facebook.com/kissamumumu/


次回は、「PUNTO PRECOG を彩ったお店たち・後編」4店舗とプントを支えた管理人、こだわり屋の店主マップ、プントの歩みをご紹介します。
お楽しみに!

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冊子クレジット
執筆・編集:泥ぬマコ
編集:鈴木真子、佐藤瞳(precog)
デザイン:岡本健+ (岡本健、仙次織絵)
イラスト:カツどん子
企画・ディレクション:中村茜(precog)
制作・発行:株式会社 precog
2020年3月5日発行
(冊子PDFはこちら

PUNTO PRECOG
〒874-0944大分県別府市元町3-5
http://puntoprecog.jp/

株式会社precog
https://precog-jp.net/
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演劇、ダンス、パフォーマンス・アートを中心に国内外で実施される様々な『イベント』の企画や運営をおこなう制作会社。アーティストと協働し、国際的なシーンや地域コミュニティと繋がり、教育や福祉を視野に入れて、“表現”の未来をつくります。 https://precog-jp.net/
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