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アラブ、中国、アメリカ/Arnaud Bertrand

2023.11.19

サウジアラビア外務省 :

ファイサルビン・ファルハン外務大臣は、ガザ戦争を止めるための国際行動の策定に関わるアラブ・イスラム首脳会議を担当する閣僚委員会の作業の開始を発表しました。最初の訪問国は【中国】です。


☝️これは極めて重要なことだ。そして、#ガザ がアメリカのスエズ危機の瞬間であることが証明されるかもしれない。

#サウジアラビア を代表とする #アラブ ・#イスラム 外相は、「ガザに対する戦争を止めるための国際的な行動を策定する」ために、「最初に立ち寄るのは #中国 である」と述べている。

言い換えれば、彼らは今、中国の正当性を平和のための主要な力として認めている。

つまり、我々は事実上、#アメリカ 主導の世界秩序にはもういないのだ。

実際、彼らは今、アメリカを秩序を乱す存在として見ているのだろう...

さて、どうなることやら。私は数週間前に、このようなことが起こるかもしれないと書いたが(次のツイート参照👇)、それは徐々に具体化しているようだ。

< 11/08 付ポスト

実際、ガザが米国のスエズ危機の瞬間となる可能性もある。

アメリカ、#ソ連 、#国連 からの政治的圧力を受けて、#イギリス 、#フランス 、#イスラエル がスエズ運河の支配権奪還を目指した侵攻を断念しなければならなかったとき。

これは、大国の中でイギリスとフランスの地位が低下していることを効果的に浮き彫りにし、裏付けるものとなった。

同様に、国際社会も、米国のイスラエルに対する無条件支援は破壊的すぎてこれ以上耐えられず、多大な政治的圧力をかけられ撤退せざるを得なくなるという結論に達する可能性がある。

これが起こっているのがわかる。

世界の大多数から政治的圧力がすでにかかっていることは確かだ。

米国はイスラエルとともにガザに侵攻するために地上にいないので(ドローンなどで空を飛んでいるが)、スエズとは異なる形になるだろうが、同様の効果があるかもしれない。

スエズ危機では、事実上、イスラエルを劣勢に追い込み、自分たちが始めなかった解決策(例えば、中国やアラブ諸国が推進する解決策)を採用しなければならないよう圧力をかけられた場合だ。

イスラエルの行為に対してどれだけ広範かつ団結した国際連合を構築できるか、首尾一貫した受け入れ可能な解決策を提案できるか、そして最終的にはどれだけ強力に米国に圧力をかけられるかにかかっているのだと思う。

米国もこれが来ることを察知し、独自の解決策を提案することで先手を打つこともできるが、そこでもまた、それを中心にどれだけ広範で団結した連合を構築できるかがかかっている。

これらすべてを踏まえると、私たちは、新たな多極化世界における相対的な力の点での我が国の立場を示す最も明白な兆候となる、外交的影響力に対する計り知れない試練を目撃する前夜に来ているのかもしれない。>

西側諸国の中には、この構想に対して予想通り否定的で見下した態度をとる者もいる。

そして、それは本当に何ももたらさないかもしれない......

私はそうは思わないが。

いずれにせよ、イスラム世界が中国を最初の寄港地だと言っていること自体が重要だ。

(了)

引用元

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