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フリーランスこそルーチン重視

こんにちは キャリアコンサルタントの斉藤ももです

私はルーチンワークが好きではありません
というより苦手です。。。

そんな自分が改めてルーチンの重要性を実感
フリーランスだからこそ
軽んじてはいけないと思うようになりました

ルーチンワークへの思い込み

どこかでこんな風に考えていないでしょうか
ルーチンワーク < 創造性・新規性のある仕事
私はそう思っていたところがあります

会社で決まった仕事をやること
そこから逃げる理由として
「ルーチンワークが苦手(嫌い)」と
言っていたのかなとさえ思います
(まぁ得意ではないことは確かですが)

ルーチンとは
英語で「routine」  発音記号は【rùːtíːn】なので
「ルーティーン」と読む感じですが
日本では「ルーティン」「ルーチン」で認知されています

決まりきった仕事 日常の仕事 慣例 手順 機械的操作
などの意味を持ちます 

語源はフランス語の「routine」
「道」を表します
もともと「決められた道を歩く」という意味があって
決まった手順やお決まりの所作と変容しました

私は会社員時代に
変容した一部の 機械的操作 に反応して
「毎日同じことを繰り返すなんて…」と逃げる口実を
作っていたとさえ思います

哲学者カントのルーチン生活

イマヌエル・カント(Immanuel Kant:1724-1804)
ドイツの哲学者で
大陸合理論とイギリス経験論を結合した哲学
「コペルニクス的転回」でも有名です

カントは非常に規則正しい生活を送っていました
午後3時半に散歩をする姿を見て
周囲の人が時計をあわせたと言われています

それほど規則正しい生活ができる人は少なく
自分のルールに神経質になり過ぎては
かえって不健康ともいえます

ただフリーランスにおいては
自分をコントロールするためにも
一定の生活のルーチン化は必須だと考えます

仕事のコアタイムは決めるべき

まず朝起きる時間は毎日同じにすべきです
次に自分に何時間睡眠が必要かで就寝時間を決める

睡眠時間を毎日同じにできればベストですが
仕事だけでなく 外食や娯楽など
夜遅くまで活動してしまうことはあります

そこで就寝時間は多少変動することを前提に
朝起きる時間は同じにする
これで1日のスタートラインは同じになります

そして仕事に使う部分を確保する
人の生活は仕事だけではなく
生活を豊かにするために必要な時間があります

会社勤めであれば
就業時間が決まっていますので
あまり自分で意識しなくても
勤務時間後は自分で自由に出来る時間という
リズムが作られます

フリーランスにはこの強制がないので
自分で「決める」という仕事が追加されます
「決める」ことが得意な人もいれば
苦手な人もいますので
意識して「決めていく」ことをオススメします

必然的なフリーランスとしてやる事を考えると
とても自然な形で ルーチン化 が見えてきます

ルーチン化の効果

私は苦手とはいえ
会社勤め時代には秘書業務もやっていました

事務処理全般 スケジュール管理 トラブル対応
対人折衝力 短時間で優先順位を見抜く
事前に気づく直観力 等々
恐らく仕事としては人並み以上にこなせます
そうです 「仕事としては…」です

つまりフリーになって
オンオフの切り替えが曖昧になった瞬間に
本来持っている怠け者気質が一気に優勢になりました

秘書時代に「ボスのことを優先・自分は後回し」
だったように 自分のことは仕事じゃないし
「いつかなんとかする」というモードに
無意識のうちになってしまっていました

書類が溜まる…
シュレッダー処理しないと捨てられないし…
詰め込まれる情報の整理に追い付かない…
メール返信しなくちゃ…

と何やら常に追われているような気分
秘書時代だったら即OUTです

もう少し自分を大切にしよう…と思いました
自分の秘書業務を担当する気持ちに転換しようと
そして生活のルーチン化を進めました

結果的に得られたものは大きかったですし
「仕事」として身についていたものも
なんとか発揮されてきました

ルーチン化の効果として概要を書くのであれば

  • 時間管理意識の向上

  • 日々の仕事・生活に対しての視座が上がる(問題意識の活性化)

  • 積み重ねの成果(塵も積もれば山となる)

  • 十分な休息がとれる

  • 集中力が上がる

こんなところが効果として期待できると思います

カントほどではないとしても
フリーランスこそ自分のために規則正しい生活
今後フリーを考える方へも 最初から躓かないために
ぜひ意識しておいていただけたらと思います

今日も 良い1日を!

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