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計画的、転職活動のススメ ー 決意、準備編

前置き

採用される側としての転職経験2回と、メガベンチャー、スタートアップ2社で採用する側に関わった経験から、「転職活動ってどう活動していけばいいのだろうか」、ということについて書いています。この記事はその第二弾となります。

第二弾では、以下の「計画的な転職活動」の内容の「①転職活動の決意」、「②転職の準備の自分の”コア”探し、方向性の叩き」について記載していきたいと思います。

【計画的な転職活動】
※太文字が今回の記事の範囲です。

①転職活動の決意

● 転職への興味から、早期アクションの決意

②転職の準備
● 自分の”コア”探し
● 方向性の叩き・武器(レジメ)の準備

・方向性の整理(人(エージェント)の頭を使って)

③企業接触
・方向性(コア)に則した企業選定
・お見合いとしての選考(面談、面接)
・選考結果

④転職の決断
・内定取得後の最終決断
・お世話になった企業への別れ


転職への興味から、早期アクションの決意

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ここでの Goal は、「転職活動の一歩目を踏み出す決意を”早め”にする」ということです。そんなの分かっているよ、という方は、残りの内容は飛ばして、次に進んでいただければと思います。

ここでの決意は「転職しよう」という決意ではなく「転職”活動”をしよう」という決意です。転職についてある程度興味が強くなったら、転職を決意する前に、自分を振り返り、情報を集め、企業に接触してみる、というアクションをする決意を早めにする、ということをオススメしたいと思います。

このように書くと当たり前なのですが、私が出会う転職候補者の中には、1ヶ月以内に転職活動を終えないといけない、転職活動する時間がない、という人が多くいます。もちろん現職が忙しすぎる、有給が残り少ない、取れない、などの人もいますが、転職を迷っている状態が長く決意(アクション)するのが遅かったので時間がない、という人や、転職活動は疲弊する、面倒なので早く終わらせたい、という半ば無理矢理早く終わらせようとする人もいます。

数年間、もしくは10年以上働くかもしれない企業探しをそのような理由で焦って決めてもいいのか?たくさんある企業から自分にマッチした企業を選べているのか?と思います。出来るだけ後悔ないように、長く働けるように、ベストに近い企業を見つけることが重要だと思います。第一弾の記事でも触れていますが、よく調べずに決めた、焦って決めた、と思える転職には、早期退職のリスクなども高くなります。

転職をするか迷っている状態で、モヤモヤ過ごすよりも、転職活動をすると、見えてくる景色も変わってくるので、まずはアクションするのがオススメです。特に初めての転職活動ではなおさらです。転職活動したからといって必ずしも転職しなければならない、ということではありません。カードが出揃ったタイミングで、現職か、転職か、を比較し決めればいいのです。


自分のコア(核)を探し出す

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ここでの Goal は、「自分の”コア”を探す」、いわゆる自己分析をして、自分にとって大切な要素が何なのか、を決めるということです。この”コア”を定めてから、どういう方向性で転職するのかを決め、レジメの準備を行います。

自分のコアを考えず、具体的な条件(業界、年収、環境、人によっては職種など)を先に決めて動く、条件先行型の転職活動はオススメしません

自分のコアを定めず、転職条件をエージェントに伝え、案件を紹介され、面接へ、という流されるような動きをしていると、内定が出て、良い条件が出たとき(希望の年収が提示されるなど)、直ぐ転職したくなってしまうからです(隣の芝生は青くみえる、という例です)。視点を狭くし、年収などの条件や企業の良い部分ばかり見て転職をすると、自分にとって本当にマッチした企業が何かを考えることなく転職してしまうため、後になって後悔する可能性が高まります。


自分のコア探し(自己分析)はどうやるか

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自分のコア探しについて、ここでは2つの方法を紹介します。前提、自己分析はしっかりと自分に向き合うことが大切です。なかなかこれがめんどくさかったり、恥ずかしかったり、と気乗りしないのですが、転職活動の本質ともいえる部分なので、力を注ぎましょう。

何が自分にとって本質的に大切なのか、を発見する2つの方法
・過去、現在、未来視点での±分析
・網羅的アプローチからの共通点の抽出

前者は、これまでの人生を振り返って、どういう考えで動いてきたか、今そして未来はどのように動いていきたいか、を考え、そこから自分のコアを見つけていく方法です。

過去であれば、何故その会社に勤めようと思ったのか、何故その会社を辞めようと思ったのか、頑張れないと思ったのか。現在であれば、何故今の会社をやめようと、頑張れないと思っているのか、新しいフィールドにはどんなことを求めたいと思っているのか。未来であれば、将来的には何をしていきたいのか。

これらのことを書き出し、自分がどんなモノを大事にして、どんなものは避けたいと思ってきたか、を考えていくことによって、自分のコアを探していきます。仕事に関わらない、大きめのライフイベントにおいて、どのような判断軸で決断したか、などを振り返って考えることも有効です。

後者は、何をしている時が楽しいか(もしくは何をしているときはつまらないか)、をたくさん書き出し、そこから共通点をあぶりだし、自分のコアをみつける、という方法です。

視点は、短期ではなく中長期でもちます。年収を上げたい、となった場合、転職直後は年収があがるが、入社してからはなかなか上がらない、という愚痴はよく聞く話です。


コアがあることによる更なるメリット2つ

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コアがあると何が良いか、について2つ追記したいと思います。1つ目は、辛いところがあっても頑張れることです。「働く」ということは楽しいこともありますが、辛いことも多いです。ここに訪れる人の中には、スタートアップへの転職に興味がある人も少なくないと思いますが、やはり大企業よりは、スタートアップの方が厳しい環境であることが多いです。

故に、この環境には自分が求めているものがあるから辛くても頑張れる、と思えるかが重要になってきます。それがないと、例えば、年収だけで転職していると、キツいことがあれば、また待遇がよいところに転職すればいいか、と転職癖がついてしまうのです。

2つ目は、採用する側からすると、コアが無い人は、何をしたいのか分からずフワッとするイメージがつき、離職リスクがあり怖い、というマイナスの印象がつきやすいです。逆にいうと、コアがある人はそれがあるから、頑張ってくれるな、定着するな、というプラスの印象がつきやすいです。


方向性の「叩き」を作る

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自分のコアが整理できれば、あとはそこに他の条件などを追加していくと、方向性は自ずと出来てくると思います。ここで、方向性の「叩き」としているのは、この後に自分で考えた方向性を叩いてもらって、完成へともっていく作業をするからです。

具体的には次回以降に記載していきますが、エージェントの頭を使って方向性を叩いていく、ということをします。自分が一度整理したものを、業界知識や経験豊富なエージェントに確認をしてもらい、漏れている視点がないかなど、叩いてもらいます。

この時点で完成させてしまうと、あとからエージェントにインプットされたときに、心情的にも反発してしまうので、受け入れ難くなってしまうという人もいます。自分が頑張って考えたものに対し、他の人からインプットされると、ムッと思ってしまう人はいると思います。しかし、ここで「叩き」としておけば、インプットをもらう前提のスタンスとなりますので、エージェントからのインプットも受け入れやすくなる、というメリットもあると思います。

方向性の叩きがなかなか決まらないから、考えずにエージェントに相談しよう、というのはオススメしません。知識としてインプットされるものと、自分が考えたものに対してインプットされるものでは、インプットされる情報の質が違うからです。自分が考えたものに対しインプットをもらい、新しい気付きをもらうことが有益であり重要です。なので、ここでは無理矢理にでも自身で考えた方向性の「叩き」をもって、エージェントに確認しにいきましょう。


私の例|コアと方向性

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事例として、自分の最初の転職時はどんなものだったのか、というのを書いてみます。当時の自分は、コアが何か、を最初に探さず条件先行型で動いたので時間を浪費してしまいました(後述)。なので、以下の事例は転職途中にできたものです。ちょっと恥ずかしいので、はしょり気味に記載します笑。

自分の場合、人生楽しく過ごしたい、というのがあり(楽しくない方がいい、という人はいないと思いますが、私はこれが人より強かった)、でも一人だけ楽しい、という状態は現実的にはあまりなく、周りの人も一緒に楽しく笑っていることで、自分も楽しめる、と思いました。つまり、自分が楽しむためにも、周りの人に楽しんでもらう、喜んでもらう必要がある、と強く思うようになりました。割とこれが昔から根底にあると思っています。

次に、転職において、仕事において、周りの人に一緒に楽しんでもらえるには、喜んでもらえるには、どういう環境がいいのか、を考えました。簡単な問題を解決してもそこまで喜んでもらえないだろう(誰でも解決出来るものであれば、自分である必要はなく、そこまで喜びも大きくない)、大きな課題を解決することは簡単ではないが、それが解決された時は、皆で一緒に大いに喜び、楽しめるのではないかと考えました。そして、そういうのが多いのは、環境が「カオス」に近いところではないか、と思いました。

一人でやるよりも、皆で一丸となって、苦楽をともにしながらGoal にたどり着き、達成感を味わう、喜びを分かち合う、というのも重要だと思いました。故に、人数は多くなく、その分「チームで密に連携」できるような環境がいいだろうと思いました。振り返ってみて、戦友がいるぞ、といえるような。また他に重要視したい要素として、自分の性格的に、モノゴトを整理していくことは好きで、裁量持って、やりがいもって働く、ということが好き、というものもありました。

これらのことから、自分には「スタートアップのかなりカオスレベルの高い環境」で、戦友と呼べる仲間と一緒になって、会社を大きくしていき、その過程、成長を一緒に楽しむ、喜ぶ、というところがマッチしている、と思うようになりました。そういうところでなら、やりがいをもって楽しく働ける、辛いことがあっても頑張り続けられる、と強く思ったのです。

と簡単なように書きましたが、割とここまで決心するには右往左往しました。やりがい、裁量、であれば、スタートアップがいいのでは?、と最初から思っていましたが、リスクも大きいし、メガベンチャーでもやりがい、裁量はあるのでは、などと考え、なかなかスタートアップに行こう、という思いきった決心は出来なかったので。

この決心がなかなか出来なかったのは、自分にとってのコア、を考えず、表面的な条件ばかりを比べて考えていたからだと思っています。「自分にとって本当に大切なもの、譲れないものは何なのか」を考えることが本当に重要だと思います。


自分の例|条件先行型で動いた結果

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1回目の転職は、ちょっと詳細はうろ覚えなのですが、最初は、「年収UP」、「優秀な人が多い環境」、「裁量をもって仕事が出来る」、と条件を最初に決めて動く、条件先行型の転職活動をしていました。そして割と早い段階で、医療業界が今は面白い、とあるエージェントから説明され、医療業界に興味を持ち、エムスリーが第一志望になり、あとは業界違えど、条件にマッチするリクルートなどの様な企業を受けていきました。

が、途中、何人かのエージェントと話をするなかで、そして紹介された企業と接触するうちに、スタートアップ環境の方がやっぱりいいのではないか、と変化していき、転職活動の後半はスタートアップばかりみていました。そして最終的には、内定をいただいて、途中まで行く気満々だったエムスリーをやめ、ほとんどの人が知らないスタートアップにいくことにしました。転職活動の後半からの方針転換だったので、大きく時間を浪費しましたし、周りの人には迷惑をかけてしまいました。特に、絶対私がエムスリーにいくと思っていたエージェントさんにはかなりがっかりさせてしまったかと、、、


おまけ(年収を重視するのであれば、理由もセットで考える)

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ここまで年収の話が多くて恐縮ですが、それほどに重要視する人が多いので、それについておまけを1つ。年収、お金を重視する、というのは変なことだと思いませんが、なぜお金を重要視するのか、を具体的に説明できる人は意外に少ないと思います。一度何故、お金が欲しいのか、という理由を深く考えてみるといいかもしれません。


過去記事|記事作成の背景などについてはこちら

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第一弾では、「何故この記事を書こうと思ったのか」等の背景的なところを書いています。気になる方は以下の記事を見てみてください。



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