見出し画像

学生団体note「エコ~るど京大」の取り組み①

こんにちは。食に強いPR会社、株式会社ppcの毛塚です。

弊社では「フードロス削減プロジェクト」を行っています。
フードロスに関連するニュースのピックアップや、フードロス削減を柱として動いている企業・団体、またフードバンクの紹介などをnoteで定期的に更新しています。
記事を読んだ方が少しでもフードロスを身近に考えていただけると嬉しいです。

本日は、学生団体取材第2弾!
今回は京都大学の大学生、大学院生、教授などで構成されている団体「エコ~るど京大」のメンバーの皆さんとオンラインでお会いしてきました。

■第1弾『学生団体「Liga 食品ロス削減チーム」』はこちら

たくさんお話をお伺いしましたので、今回も2回に分けて配信いたします。

「エコ~るど京大」は、全員参加型で環境負荷を低減する「持続可能なキャンパス」(サステナブルキャンパス)の実現を目指して、多様な視点から環境問題について考えると同時に、地域を巻き込みながら行動を起こすことを目指している団体です。

名前のエコ~るどは、エコ×世界(ワールド)からの造語で、『Think globally, Act locally, Feel in the Campus!』を願ってつけたもの。
また、エコ~る(École)とはフランス語で学校を意味し、京大の中でエコを学ぶ学校を特別に開校するという意味も込められています。

SDGsや環境をテーマに活動しており、所属するメンバーがそれぞれ興味のあることに携わっています。
今回はその中でも、食品ロスやSDGsに関する番組の配信、アップサイクルなどについて活動をされている3名のメンバーにお話を伺いました。
それぞれ、どのようなきっかけで活動をはじめ、どのような思いを持たれているのか、これから紹介していきます。

●京都大学 農学部地域環境工学科3回生 喜安奏太さん

多様な活動に精力的に取り組む

エコ~るど京大を知ったきっかけは、団体が制作している「今日も明日もSDGs!」というネット番組でした。環境問題にもともと興味があり、1回生の11月から活動に参加しています。
オンライン番組「今日も明日もSDGs!第2弾」のコーナーで趣味である野鳥について紹介したのが初めての活動です。それ以外にも京大のSDGsに関する場所や、エコ~るど京大の取り組みについてすごろく形式で楽しく学べるオンラインゲームを作成しイベントを開催するなど、様々な形で環境問題やSDGsの発信に携わりました。またエコ~るど京大では、毎年環境問題やSDGsについて考えることができるリーフレットを作成し新入生全員に配布しているのですが、その2022年度版を担当。2022年は京大創立125周年の記念の年であったことから、京大を卒業された多くの方に当時の学生生活やSDGsについてお話をお伺いし、その内容をまとめました。

(オンライン取材の様子)

このように多様な活動を担当し、様々な貴重な経験をさせていただいています。

■喜安さんが制作に携わったリーフレット

■エコ~るど京大YouTubeチャンネル

活動で生まれた大学外での関わりが刺激に

エコ~るど京大での活動を通して、一般の方や企業の方など、多くの方とのつながりが増えたことに活動のやりがいを感じています。また、ごみ分別の徹底や必要以上の買い物を控えるなど、自分自身の環境に対する取り組みも徐々に進化してきたように思います。
エコ~るど京大では、自分の関心があることに自由に取り組むことができますが、そんな取り組みを「面白かった」「環境について考えるきっかけになった」と言ってもらえることは、今後の活力につながります。

今後も環境配慮行動に取り組みたい

今後の活動としては、オンライン番組「今日も明日もSDGs!」など、今まで積み上げてきたコンテンツも活用しながら、より多くの方に自分たちの取り組みや環境保全について考えてもらえるよう、力を入れていきたいです。
また、エコ~るど京大に所属しているのは学生のときだけですが、卒業したあとも環境について考え、環境配慮行動に取り組み続けたいと考えています。

●京都大学 農学部資源生物科学科2回生 角本柚香さん

活動分野を制限せずに挑戦。現在は「着物のアップサイクル」活動を

環境に関する活動をしたいと思っていたとき、環境学という授業の中でエコ~るど京大でお世話になっている浅利先生から団体の紹介を受けたのが加入のきっかけです。
これまでは「今日も明日もSDGs!」という番組の放送に携わったり、11月に放送した第6弾の企画を行ったり、商業施設での活動紹介展示や、京都大学創立125周年記念アカデミックマルシェへの出展など、多岐に渡って活動してきました。
現在メインで行っているのは、「着物のアップサイクル※」。たんすの中で着られず眠っている着物を寄贈してくださる方を募集し、着物に込めた“思い”とともに次世代へと受け継ぐ活動です。

(着物アップサイクル 着付けレクチャーの様子)
(着物アップサイクル 着物屋の方からのお話を聞いている様子)

着物の譲渡イベントでは、着付けのレクチャーやアップサイクル教室を行うなど、多くの方に楽しんでいただき、イベントが終わった後も着物に触れてもらえる形にしています。

※アップサイクル…デザインやアイデアによって付加価値をつけ、製品のアップグレードをするような取り組み

活動の中で得た多くの経験や人とのつながり

エコ~るど京大に入って、ここでしかできないさまざまな分野の活動ができたことは、やりがいにもつながっています。展示を行っているときにいただく「頑張ってね」というお声は、とても励みになりました。また、修学旅行生に講義をする機会があり、自分たちの活動で学んだことを活かす場になったと思います。展示に参加する他の団体の大学生やそれを見に来た方、中高生、企業の方など、多くの人とのつながりも活動の中でとても増えたように感じています。

大学内の食品ロスを減らすための取り組みを計画中!

今後考えていることは、「食品ロス削減」に向けた取り組みです。
大阪大学の学生団体からアイデアをもらい、大学内での食品ロスを減らせるような活動を計画中です。
生協の食堂は多くの学生が利用するので、そこでの活動や発信は、学生のみんなにより食品ロスの現状を知ってもらい行動に移してもらえるきっかけになるのではないかと期待しています。
また、活動を通して得た知識を自身の生活にもっと取り入れ、少しずつでもSDGsの達成に向けて取り組む意識を持っていきたいです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――学生たちそれぞれ興味があるものから取り組み、それが将来や今後の活動に派生しています。
SDGsのために、次々とやりたいことが沸き上がってくるパワーを、取材時にとても感じたのを覚えています。
ぜひお二人の活動が気になる方は、添付のURLから詳細をご覧ください。

次回は同じくエコ~るど京大メンバー、京都大学大学院生、西本早希さんのお話をお届けします。
次回もお楽しみに!

最後まで読んでくださりありがとうございました。
ぜひ、他のページものぞいてみてくださいね。