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ゼロから始めるPR活動 誰でもできるリリース編 その1

みなさん、こんにちは。
東京にあるPR会社ppcです。

『PRって大切だって話は聞くけど、いったい何からすればいいの?』
『選任担当者を置くほど人員確保できないし、外注するのはお金がかかりすぎるよ!』
『そもそも、うちの会社の規模でPR活動ってやらないといけないの?』
『PR活動をするのは大きな企業だけでしょ?』

などと思われている方に向けて、誰でも簡単にできるPRの方法、PRの必要性などを伝える場になればよいなと思い、いま文字を打っています。

『もっとこの部分が知りたい!』『これはどういう意味?』などありましたら、コメントいただければお答えできますので、気軽に書き込みください。
参考になったよ~という方は「いいね」押していただけると嬉しいです。


今日は、まずPR活動の基礎中の基礎、リリースについてです。

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1. PR活動にリリースが大切な理由

リリースは主に商品やサービス、取り組みについてまとめ、外部に伝えるための発表資料です。
発表する相手は内容によってさまざまですが、ここではとくに新商品や新サービスを消費者や取引先に伝えるためのリリースについて説明しようと思います。

リリースを出せば、この商品やサービスは話題にできる?

もちろん、リリースによって必ず話題にできる、というものではありませんが、そもそも発信しなければ商品やサービスのことを誰も知ることができません。
リリースを出すことによって、メディアなどが取り上げてくれれば、話題になるチャンスが生まれます。
広告は確実に外部に情報が伝わりますが、その分費用はかかり、それだけではなかなか話題にするのは難しい一面があります。
その点リリースによるPRは、やろうと思えば誰でもできますし、ちょっとしたコツによって話題にできる可能性も広がるのです。


もうひとつ、リリースを制作するメリットとして知っていただきたいのは

商品・サービスについてのアピールポイントを整理できる

という点です。実は見逃しがちなメリットなので、周りにリリースを書くことに否定的な人がいた際は説得材料として使ってみてください。

長い時間をかけさまざまな思いをもって作ってきた商品やサービスが、従来のものと比べてどのように変わったのか、他社と比べて何が優れているのか、どんなことに役立つのか、どんな人に使って欲しいのかは、わかっているようで社内でもそれぞれで認識があいまいになっている場合も多いです。
リリースを書くために社内で話を聞いてみると、開発担当者だけが知っている情報があった…なんてことも起こりがちです。

リリースで、アピールポイントを整理するこが、社内全体の共通認識の形成にも役立ちますし、それこそがPRをするうえでの大切な第一歩にもなります。

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2. リリース作成前にしておくこと・リリースに書く情報の整理

さあ、リリースを書こう!と思ったら、パソコンに文字を打つ前に少し下準備をしましょう。
料理もそうですが、下ごしらえって大切ですからね。


①リリースを作ったらどこに掲示するかの調整

あなたがリリースを制作した場合、そのリリースは会社WEBサイトのどこに掲示できそうでしょうか?

新しくリリースだけを掲載するページをつくるには大掛かりすぎますよね。
まずは、年末年始の休業を伝えているお知らせページや、コラムなどを書いているページにアップしてみてください。
自社のSNSがあれば、そちらにも投稿してみるのもありです。
取引先や、あなたの会社に関心があり調べている人が読んでくれるかもしれません。

※以前(弊社の社員が)Yahoo!の編集長にお話を聞いたとき、ポータルサイトのため送られてきたリリースは基本的に記事にはしないけれど、トピックスに企業のHPにあるリリースのリンクを掲載することもある、とおっしゃっていました。レアなケースですが、自社のHPに掲載するだけでも、メディアが話題にとりあげてくれることもあるのです。


②配信先の決定

新商品や新サービスの話題化をめざすためには、HPに掲載するだけでなく、メディアや記者クラブ、その分野を専門としているジャーナリストなどにリリースを送るのをお勧めします。

最近ではSNSでの拡散も話題化には良い方法ですが、メディアにとりあげられることによって多くの人に情報を伝えることができますし、さらにSNS拡散にも波及することがあります。

メディアと一口にいっても様々なメディアがありますし、どこに送るのが良いか、探すのも大変な作業です。
初心者でも簡単にリリースの配信先を決める具体的な方法は、今後応用編で書こうと思いますが、まずは身近で知っているメディアをリストに書いてみるとよいと思います。
また、もう少し広く配信したい場合は、マスコミ電話帳(宣伝会議)を見たり、少し費用はかかりますがweb配信などを使うのもよいでしょう。

  
配信先を確定したら、どのようにお送りするかも決めておきましょうね!
メール以外の選択肢あるの?と思いがちですが、
FAXや郵送を希望される方、郵送でリリースに+手紙を添えるというのも人によってはありです。
  

③メディアに送る場合、何が取り上げられているか調べる

メディアにとりあげて欲しいとき、メディアの関心が何にあるかを知るのは、大きなポイントです。

「同業他社が取り上げられたときは、どのような話題で取り上げられたのか」は必ず調べましょう。

「テレビ、新聞、雑誌、WEBメディア、などで共有して取り上げられている話題」も調べておきましょう。
これらを意識することで、リリースの出来栄え大きく変わってきます。



ここまでお読み頂き、ありがとうございます!


次回はリリース作成する際の基礎的ないくつかのポイントと、応用術についてお伝えできればと思っています!