見出し画像

旅人

この昔話を知っているだろうか?



ある日旅人は、丸太の門が入り口の村についた。


地図を読み、辿ってきた道を見る。

「けっこう歩いたな…。」


と、そこに急に老人が現れた。

いや、元々いたが、気づかなかっただけだったみたいだ。


旅人は老人に問いかける。

「あんた、この村の人か?」

老人は答える。

「そうじゃが、あんたはどこから来たんじゃ?」


旅人がそれに対して、

「A村から来たよ。あそこは何もかも最悪だった。人も俺のことを邪険にしてくるし、飯も不味い。街中の雰囲気も暗いんだ。ところでココはどんな街だ?」

と言う。


すると老人が、

「わしの村もそんな所じゃ。別の村を当たりな。」

と答え、旅人は去った。



しばらくしてすぐに、別の旅人が、丸太の門にやってきた。


疲労で痩せこけてはいたが、目に生気がやどっていて、エネルギーに溢れていた。


すぐに老人に気づくと、旅人は尋ねる。


「爺ちゃん!この村の人か?泊めてくれたりしない?!」


老人が答える。


「その前に、お主はどこから来たんじゃ?」


それに対し、旅人は、

「俺はA村からやってきたぞ!あの村は何もかも最高だった。人も良いし、飯も美味い。宿まで無料で泊まらせてくれたんだ!!爺さん頼むよう!!」


そこで老人は、


「そうか、うちの村も良いとこじゃぞ!案内するから、ついてきなさい。」

と答えた。



昔からあるこの有名な「旅人」という昔話。


悲観的なことや、愚痴ばっか言う人の周りには、

誰もついて来ない。

逆に、明るい人やポジティブな人の周りに人は集まる。


自分の考え方次第で、世界が変わる。


このようなことが言いたいのではないか?


と私は考える。



要は、自分次第でいくらでも変わるんだよな。




みなもと


これでまた珈琲豆が買えます。ありがとうございます。