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味スタから笑顔で帰宅したい

味スタ、来る時は何時もワクワクする。駅を出て一直線の道を歩きながら、これから始まる試合への期待感で胸が高まる。飛田給という駅名も、なんか格好良くて好きだ。

だが僕は味スタから笑顔で帰った記憶がほとんど無い。ゼロとは言わない。でも覚えている最後の記憶はピクシーが監督に就任した年のFC東京戦か。2008年だ。もう11年前である。試合前にピクシーに手を振った記憶しかない。調べたら杉本恵太が決めていた。杉本、僕の地元のマルヤス岡崎で頑張っている。一度ちゃんと観に行きたいな。

それ以来、行った試合で勝ってない。引き分けすらない。J2に落ちた時も東京Vにやられた。散々である。

今日こそはと意気込んで飛田給駅を降りた。今年FC東京から移籍してきた米本のキーホルダーをホーム開幕戦の瑞穂でゲットしたのも何かの暗示なんだと思って身につけてきた。

「今日は米本がやってくれる」予感を抱きながら歩いていった。しかし、アウェイの洗礼はスタジアムに入る前から始まっていた。

味スタのスタグルは何もない

そういう印象が強く、だからFC東京サはアウェイ遠征に行くとイナゴのように現地のスタグルを食べ尽くすとまで言われている。そんな味スタが今シーズンから青赤横丁あらため青赤パークとしてリニューアル。スタグルも豊富に用意しだしたというのを見ていたので、その青赤パークとやらを堪能しようと意気込んだのだが……

列は大したことないのに軒並み50分待ちですと無常の宣告。何故、そんなに時間かかる。仕方ないので諦めてスタジアムへ。

結局いつもの焼きそばとチューハイ買って席に着く。もう、この時点で負けていたのかもしれない。

試合内容は、戦術的な話とかテクニカルな事は他に任せます。戦前から言われていた裏への「行ってこい永井!」に最大限注意を払っていたけど、たった一度の緩みをやられた。

本当にそれだけ。それだけなのに、ワンチャンスを決めるワンちゃんのような走りの永井を褒めるしかないが、素直に褒めたくはない。本当に悔しい。

あと、今日はゴール裏の左コーナー前に居たんだけど、なんか最初のウォーミングアップ時からコールのテンポがずれていた。震源地の太鼓の音よりクラップが走っていた。なんかテンポ良くないな、もう少し音を聞いて合わせたいな。

試合中も都度、そんな気持ちになりながら声出してた。サポーターも気持ちが前のめり過ぎたのかもしれない。いつも良いタイミングで始まる「デスパシート」や「風」もフワッとしてるように感じた。

小さな綻びの一個一個が積み重なって、なんかうまく行かない状態のまま試合は終わってしまった。はっきり言って点を取れる気はしなかった。失点するまでは、今日はスコアレスドローで良いやと思ってた。

なんなんでしょうね?グランパスにとって味スタは方角が悪いのかな?富士山から繋がる龍脈があそこで捻れてるのかな?

ため息混じりにトボトボと今日も味スタを後にした。帰り道、トーレス負傷交代の後に退場者まで出したサガン鳥栖がクエンカの来日初ゴールでジュビロ磐田を倒したというニュースを見て、少し気持ちが紛れた。

良い時もあれば悪い時もある

去年は一度負けてから切り替えられずに沈んでしまった。今年は去年のようにはなりなくない。選手も監督もサポーターも当然同じ気持ちだ。

次節はまた苦手な札幌。その後も鹿島、横浜FMと難敵ばかり続く。ここをシッカリ戦えるかどうか、いやシッカリ戦ってくれると信じ、ついでになんか風水的なモノも勉強しようかと思っている。

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