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DXツールを入れてもExcelに逃げる現象

DXするにあたって一般的にはなにかしらのITツールを導入することになるだろう。SaaSであったり、もしくはローカルPCで動くETLツールやBIツールなど。
これらのほとんどは、データを扱う者たちになる。SaaSは基本はデータを保管するもので裏側ではデータベースにつながっている。
ETLツールは、データベースなど、一般的にはデータレイクと呼ばれるような、なにかしらデータをためておくところにからデータを取得して、集計や加工を行うのに使われる。データ分析とかしたい方などには使いやすいツールだ。
そして加工したデータをビジュアル化するためにBIツールを使ってグラフや表にしていく。
などがよくあるパターン。ETLツール使わずにBIツールだけで完結してしまうパターンもあるが、だいたいはデータを取り出して、加工、可視化というのがパターンである。

それってExcelでもできるよね

以前のブログで「それExcelでもできるよ」という記事も書いたことと同じ現象で、これらの処理はExcelでもできてしまうのだ。
データ分析などしてる人は、Excel職人である可能性が高いのでなおさら、Excelでもできるよね!という発想になりやすい。
Excelはデータベースちっくに使うこともできるし、今ではPowerQueryもあるからある程度の加工もできてしまう。PowerQueryなくてもセルの関数を駆使していけば加工もできる。
そして、データをつくったらグラフも作れてしまうし、人間の見やすい表も作れるし、書式も簡単に変えられる。
でもね、せっかく分析したデータがExcelにあると、他で使いづらいケースが多いことったら。
人が見やすい形の表でデータをまとめちゃうから、自動化するにもさらに他のデータとの突合や別軸で分析したいときなど、どこからどこまでがデータなのか?さらにはデータの持ち方に一貫性がなく、その場しのぎのデータ構造になってたりするから、いわゆる属人化状態。
さらには、シート間でデータを連携してたりしたら、元データ探すだけで半日潰すこともあるでしょ?

やっぱり慣れてるから楽なんだよね

このExcelを作ったときは目的も達成できるてるだろうし、その先なんて考えなくても直近の課題がクリアされてるのでいいのだが、後々みんな苦労することも経験上わかっているはず。
でもね、みんなExcelになれているし、Excelは使えない人もいないし、見れない人もいないしでExcelで作るのが楽なんだよね。
新しい知識ややり方を習得しなくても結果は出せるし、手っ取り早い。Excelつかってさっさと作業を終わらせて違うことに時間も使いたいってのもわかる。
だけど、のちのち苦しむ。特に継続的にやることになった業務だったり、データ量が増えてくるともう大変になるのはわかってるはずだけど、やっぱり目の前の課題クリアを早くするには、現状のスキルとExcelの普及具合をみるとやっぱりExcel使うのが楽という心理になってしまう。

では、これを乗り越えるにはどうするか?なのだけれど、それは書き始めると長くなるので、聞きたい方は弊社で無料オンラインのDX相談会を行っているので、弊社ホームページよりお問い合わせいただければと思います。

弊社では、PowerAutomateなどを利用したDXトレーニングやPowerAutomate開発などの無料相談を行っています。PowerAutomateテンプレートを見て気になることや、自分の業務が自動化できるのか?という相談でもOKですのでお気軽にホームページよりお問い合わせください。
他にも、AlteryxなどのETLのフロー作成などの支援も行っております。


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