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年金だけで介護は出来る?人生100年時代でかさむ介護費用

2020年に発表された厚生労働白書によると、今65歳の人が100歳まで生存する確率は男性4%、女性16%だそうです。
2040年の推計だと65歳の人のうち、5人に1人の女性が100歳まで生きると言われています。
2040年には、男女どちらとも90歳まで生きるだろうと言われています。

このように長寿化している中で、外せないのが介護費用の問題ですよね。

要介護・要支援別】介護費用の自己負担額(月額)

介護保険による介護サービスの自己負担額は、利用者の所得に応じて1~3割の間で変動します。
要介護認定受け、要支援1・2もしくは要介護1~5と認められると、公的介護保険サービスを利用できるようになります。
 
要支援は日常生活に支援が必要な程度のものですが、
要介護は歩行や排泄、入浴や衣服の着脱などの日常生活において介助が必要かどうかで判断されています。

年金だけで介護はできる?

介護が必要になった時、在宅介護や介護付きの有料老人ホームなど外部の施設を利用するなどの選択肢があります。
一般的には、【在宅介護】【介護付き有料老人ホーム】【サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)】【グループホーム】などがあり、それぞれで出費が変わっていきます。
 
年金だけで介護はできるのでしょうか?
要介護2の状態になり、介護が必要となった場合の費用をシミュレーションしたものです。
2019年の国民年金・厚生年金の男性の平均額である16.4万円を収入とし、試算しています。
それぞれの在宅介護の料金は介護支援専門員の坂入郁子氏の記事を参考にしました。
https://www.cocofump.co.jp/articles/kaigo/102/

これを見ると分かるように、どの形態での介護であっても支出が収入を上回ってしまっていることが分かります。
 
今後年金も減っていくと予想されている中で、自分の老後に向けて今のうちから十分な資産形成を行う必要があります。

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