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物語で寒さも吹きとべ! 児童書には、大人にも必要なエネルギー🔥がいっぱい詰まっているんです!【編集部おすすめ記事ピックアップ】

東京ではようやく、冬らしい寒さになってきました。
今年も残るところ1カ月強(きゃ~!)、ますます忙しくなるその前に。このあたりでいったん、児童書でエネルギーチャージはいかがでしょう?

児童書? 子どもむけ? と侮るなかれ。
児童書にこそ、この寒さや忙しさを乗り切るために、かつて子どもだった我々大人にも必要なエネルギーがたくさん詰まっているのです。

児童書にももちろん、様々なテーマがありますが
大人から見ると驚くほどまっすぐな思いであったり…
身近な小さな感動打算のないピュアな勇気
そしてどんな状況であっても失われない、未来への希望
こういった「まっすぐさ」が、眩しく光る作品であふれています。

最初は眩しすぎる!と感じたとしても、読み進めるにつれてきっと、心が子どもに還り、夢中になっていくはず…
そんなミラクルな体験が、児童書ならわずか2~3時間からできるんです。

大人の方にも、児童書にぜひ出会っていただきたい…と願い、この記事では、大人の方にもおすすめの児童書を、過去記事とともにご紹介します。
寒さや忙しさに負けそうなとき……エネルギーチャージにぜひ、ご活用ください!


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自分の居場所探しと、かけがえのない出会い

『ぼくたちはまだ出逢っていない』
作:八束澄子

イギリス人の父親と日本人の母親を持つ中3の陸は、バスケ部の豪大から何かと絡まれ、暴力を受けている。

一方、母親の再婚を機に岡山から京都に引っ越してきた中2の美雨は、学校にも、家にも、居場所がなく、京都の町をさまよい歩いては時間をつぶす毎日。いつものようにさまよい歩いていたとき、ショーウインドウに飾られた器が月明かりに一瞬きらめくのを見た美雨は、その美しさに心奪われる。そのときの胸の高鳴りが、美雨を思わぬところに誘っていく……。

それぞれに自分のアイデンティティを探すなかで辿り着く、「漆」がつなぐ陸と美雨、ふたりの出逢い。

京都を舞台に、伝統工芸の「漆」「金継ぎ」を扱いながら、子どもたちを取り巻く社会問題をも描いた青春小説。

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まぶしい友情と恋、ひみつの冒険!

「ミオととなりのマーメイド」シリーズ
著:ミランダ・ジョーンズ 訳:浜崎 絵梨 絵:谷 朋

海辺の町サンディ・コーブにくらす少女、ミオ・ハートは、あらしの日、あみにかかった人魚のルナを助けます。ルナにもらった魔法のくしで髪をとかすと……足がピンク色の尾びれに変わり、ミオは人魚に大変身! ルナに会いに行くため、海の世界へと泳ぎだします。

海の中での友情と恋、大冒険をえがく、イギリス発の物語!
人間と人魚の女の子が友達になる、あこがれのストーリーです。

人魚になって自分の尾びれで泳ぎだす瞬間の気持ちよさや、海の中でも楽に息ができる楽しさ、それに海水がシルクみたいに体を包んでくれる……そんな驚き。かっこいい人魚の男の子との出会いもあって、ドキドキがとまりません。

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まっしぐらな行動力とチームワーク!

『ややの一本 剣道まっしぐら!』
作:八槻綾介 絵:野間与太郎

「正しくあるのは難しい。だから仲間が必要なんだ」
正しく強い剣道を…!そんな主人公・ややの思いが、仲間を、チームを変えていく──。

國竹ややは、剣道を愛する中学一年生。 長年通っていた道場がなくなってしまい、ぱっとしない日々を過ごしていたが、「正しく強い剣道」を学べる場を求めて、自ら剣道部を立ち上げることに。
けれど小学生のときの仲間は、それぞれに問題を抱えていた…。
仲間集め、顧問さがし、稽古場の確保と、次々にふりかかる難問に、ややは持ち前の行動力でまっしぐらに立ち向かい、最大の目標・秋の新人戦地区大会での優勝を目指して突き進んでいく。

無鉄砲ながら仲間想いな“やや”や、個性豊かな仲間たちの姿が胸を打つ青春スポーツ小説。

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ひたむきに働く癒しのセラピードッグ!

『犬のまほうのはいしゃさん』
著:今西 乃子 写真:浜田 一男 絵:サカイ ノビー

茨城県のとある歯医者さんで働く犬の「ちにた」は、子どもが来院すると、しっぽを振ってお出迎え。
怖がる子どもの膝に乗って「こわくないよ」と話しかけます。子どもがちにたを撫でている間に、飼い主でもあるのぶえ先生は治療を済ませてしまいます。いつの間にか治療が終わって、子ども達はニコニコ。

「歯医者さん怖くなかった!」と言ってもらうためにがんばる実在のセラピードッグ・ちにたの活躍を描くノンフィクション読み物。

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心の底からドキドキハラハラ体験

「ナイトメア・ライブラリー」シリーズ
作・絵:カヤマ タイガ

“イラストたっぷりでおとどけする、こわくて不思議な5つのお話。

ある夜、”きみ”の元に1通の招待状が届く。怪しい光にみちびかれてたどりついた先はナイトメア・ライブラリーだった!ここでは、子どもたちが見た悪夢を回収し、その悪夢を元にゴーストライターたちが物語を書いているらしい。ガイコツのコンシェルジュをはじめとする個性的なライブラリーの面々に案内され、きみはとっておきのこわいお話をひと晩に1話ずつ読んでいく。
5つのお話を読んだきみを最後に待ち受けているのは…?

“ナイトメア・ライブラリー“――それは“悪夢のしるし”を見つけた子どもだけが招待される、ひみつの図書館。​
今回招待されるのは、そう、読者である“キミ”自身。

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がんばらなくちゃ!の心を解きほぐす

『はれ晴れ池をさがして』
作:宇佐美牧子 絵:結布

しっかりものでがんばりやの小学5年生の七美。
七美には言葉がうまく話せない弟・リクがいる。
リクのために、お母さんはいつも一生懸命。
そんな家族のため、七美は同級生のカイと一緒に「心からの願いを叶えてくれる」という「はれ晴れ池」を探すことに。
しかし、カイのひとことをきっかけに、七美に迷いが生まれて…。

いつだって弟のため、お母さんのため。これって私の「心からの願い」って言えるのかな? 私ばっかり「損」してたのかな?
気負った心が、はれ晴れと解放される。家族の思いと自分の本当に気持ちに気づく成長物語。

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気になる作品は見つかりましたでしょうか?
作り手の思いがつまった記事もぜひ、のぞいでみてくださいね。

(文:編集部 上野萌)

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