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ネイティブレベルに英語を話せる価値はあるのか?
僕は皆無だと思う。全くない。
なぜそう思うのかを、簡単に説明していきたいんですが、もちろんネイティブレベルに英語を話すことを目指して今、本気で勉強されている方もいると思うので、1つの考えとしてお受け取りください。
その理由は、一言で言うと、
(日本人が)ネイティブレベルに
英語を話すメリットが見当たらない
からです。
しかし、ちょっと待ってくれ。
グローバル化する世界で、全然英語を話せる日本人がいなくて、どんどん世界に取り残される、って聞いたことがあるゾ?!
と思う方もいるでしょう。
確かに、こういったことを煽るような声は至る所から聞こえてきます。
でも、少し冷静になってください。
僕は「話せること」の重要性は否定していません。
ネイティブレベルに話せる、ことの無意味さを説こうとしているわけです。
なぜかというと、英語を話さない日本人はだいたい、
🔘自分の発音は完璧じゃないから、、
🔘自分はすらすら話せないから、、、
🔘自分の英語は低レベルだから、、、
とかいって、ネイティブレベルに話せないから話さない、英語怖い、みたいに負の連鎖に陥ってしまいがちだからです。
いやいや、もっとダッサイ英語でええやん。
泥臭い英語でええやん。何を怖がってんの?
っていうことがこの記事で伝えたいことです。
いや、違うな。
ネイティブレベルを目指すと
大損をすることになるぞ?
という脅しの記事です。
(大損とまではいかないと思うけど笑)
ちなみに、この記事を読んでも最後に英会話サービスに勧誘するなんてことは一切ないので安心して読んでくだせえ。
まず、僕が考えるネイティブレベルに話せる唯一のメリットは、
カッコつけられる
です。
他のメリットもあれば、ぜひ教えてください。追記します。
一方で、大きなデメリットがあります。
「こいつネイティブやん」
と外国人に思われてしまうことです。
「待ってよ!ネイティブと思われた方がいいじゃん!得じゃん!」
と思う方もいるでしょう。
さて、ここで、相手の立場になって考えてみましょう。
相手というのは、例えば仕事の取引相手のアメリカ人だと考えてください。
そのアメリカ人は、あなたがネイティブレベルに英語を話す姿を見て、こう考えます。
「あ、アジア系のアメリカ人か」
間違っても、「英語喋れてすごいね」なんて考えてくれることはありません。
だから、普通〜に会話が進むだけです。
となると、結局のところあなたの考え方の知的なレベルや、発言の論理性、一貫性、人間性の魅力、発想の独創性などを評価されることになります。
だって考えてください。
そのアメリカ人から見て、あなたが「英語をネイティブレベルに喋れるだけのアジア人」だとしたら別に仕事をしたい相手にはなりません。
これは逆に考えれば一発です。
一緒に仕事がしたい相手というのは、魅力的だったり、優れた能力があったり、人間力がある人です。
あなたは日本語をネイティブレベルに話せる人なら、その辺にいる人誰とでも仕事のパートナーになろう、と思えますか?
僕は思えません。
日本語を話せる人なんてゴロゴロいるわけで、そんなことはどうでもいい。
もちろん、日本語を全く話せないなら話は別ですが、発音が微妙で、話が辿々しくても、人として尊敬できて、人間性が素晴らしい外国の方との方が仕事をしたいと思うと思います。
もちろん能力があるなら日本人でももちろん一緒に働きたいです。
でも、外国人で日本語を話せる、という人の方が、「おお、勉強熱心だこの人は!」と思うのでそっちの方が有利ですらあるかもしれません。(日本語が完璧すぎるとハーフかな?と思うだけ)
さて、ここで日本人が英語を話す上で、意識した方がいいだろうと思うことを1つ、あげてみます。
それは、
「あなたは日本語が理解できないようなので、仕方がなく英語で話しましょう、こちらが歩み寄りましょう」
という気持ちで英語を話すことが大切だということです。
僕は道端で外国人に話しかけられても、基本的に日本語で返事をするのですが、英語じゃないとわかりません、と言われた時だけ英語で受け答えをするようにしています。
これはある意味、かなり傲慢っぽい態度です。日本人感覚ではそのような感じがします。
僕もわかってます。
でも、冷静に考えたらこれが普通の状態なはずです。
向こうは日本にやってきて、日本人に何か質問があって話しかけているわけなので、日本語を使ってコミュニケーションを取るのが普通です。
向こうの人が頑張って日本語で話しかけようとしているなら、日本語で返事するのが礼儀な気がしてます。
僕も外国に行くときは必ず現地語を勉強してから現地語で話しかける努力を必ずします。
それでも厳しい場合は、向こうの方が英語で受け答えをしてくれたりして、ありがとう😭と感動したりします。
時には日本語で伝えようとしてくれる人もいたりするので、旅行中はいろんな人に話しかけるのがおすすめです。
話を戻しますが、このような「傲慢っぽい態度」がいかに大切かという話をしていきます。
ここに日本の2人の総理大臣の英語のスピーチの様子が映像として残っています。
宮沢喜一さんは英語がペラペラで、どちらかというと弱々しい流暢な英語です。
中曽根康弘さんは英語が拙く、どちらかというと力強い単純な英語です。
案の定、コメントを見てみると、宮沢さんの英語は日本人に絶賛されていて、中曽根さんの動画はコメントがありません。(執筆時点)
再生数の差もありますが、中曽根さんの英語は「サムライイングリッシュ」なので、日本人から見て「かっこいい!」とはならない感じの英語です。笑
さて、じゃあ、アメリカ人にとってはどっちの英語の方が評価が高いでしょうか。
これは大学の教授から聞いた話なので伝聞情報ですが、
宮沢さんの英語は聞き取りづらい
中曽根さんの英語はわかりやすい
という評価が多いんだそうです。
中曽根さんの方が拙い英語だけど、論理的に明快に話すんですね。
実際、中曽根さんはレーガン大統領とかなり仲が良く、彼の英語が人気だったから、、、かはわかりませんが、こんな写真があるような関係でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1652346425009-p740r6ICqv.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1652346424973-kj0tXcdH4K.jpg?width=800)
で、次に面白い記事を引用してみます。
なぜ日本人が話す英語はアメリカ人に伝わりにくいのか。発音が悪いからだろうか。文法の間違いが多いからだろうか。違う。
自信のない話し方をするからだ。
日本では自信過剰は疎まれる。しかし、アメリカでは自信のない人は軽視される。とりわけ男性に対してはそうだ。
僕は留学したばかりの頃、アメリカ人の前に出るとモジモジとしゃべっていた。「ボクは発音が悪いです、文法に間違いがあるかもしれません、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ」。そんな恐縮する気持ちを全身で表現しながら、下を向き、小声で、申し訳なさそうにしゃべっていた。
すると、僕はただ英語に自信がないだけなのに、相手には話している内容に自信がないように聞こえるらしい。その程度の内容なら聞く価値がないと(無意識的にだが)彼らは思う。下手な英語を一生懸命に聞いて理解しようという気を失う。だから伝わらない。伝わらないから、僕は余計に英語への自信を失う。そんな悪循環があった。
このことに気づいた僕は、意図的に話し方を変えた。たとえ英語に自信がなくても、相手の目をまっすぐに見て、腹の底から大きな声を出し、顔には余裕の笑みを作り、さも自信があるかのような話し方を意識的にするようにした。鏡を見ながら自信満々に話す練習をした。
すると聞き手の反応は驚くほど違った。発音も文法もちっとも改善していないはずなのに、ちゃんと話を聞いてくれるようになったのだ。
多くのアメリカ人は意識せずとも自信満々に話す癖がついている。だから、日本人が彼らの土俵で勝負するときには、それを意識的に行う必要があるのだ。
要するに、英語を話す上では、細かい発音なんかより、「自信」なのです。
続けます。
もうひとつ、アメリカにいる間に気づいたことがある。「自信」と「傲慢」は異なるということだ。自信とは自分に誇りを持つことだ。傲慢とは相手を見下すことだ。そして、傲慢な人は嫌われ、謙虚な人は好まれるのは、日本でもアメリカでも、万国共通である。
そして、自信と謙虚は共存させることができる。自分に誇りを持つことと、相手を尊敬することに、何ら矛盾はないからだ。
その好例を、2008年のアメリカ大統領選挙でオバマが行った数々の名演説の中に見つけることができる。彼は主要候補の中で誰よりも謙虚だった。それにもかかわらず、彼の話し方や表情からは揺るぎない自信が感じられた。彼が熱狂的に支持されたのは、単に黒人だったからではなく、自信と謙虚を見事に共存させて国民に訴えたからだと思う。
日本には伝統的に、謙虚を美徳とするすばらしい価値観がある。だから、われわれが謙虚さを失うことなく話し方に自信を加えることさえできれば、世界中の人が耳を傾けてくれるようになると僕は思う。
傲慢はダメだ!と書いています、、、(笑)
僕がいった、「日本語を理解できないならこちらが英語で歩み寄りましょう」という姿勢は傲慢ではないと僕は考えています。
単なる妥協だと思います。
もっというと、これくらいの考え方でいる方が、自信満々に英語が話せる、ということでもあります。
要するに、「あなたが日本語を理解できないとのことなので、こちらが英語を勉強して話すことでコミュニケーションを取りましょう。少し発音などは微妙ですが、伝われば構いませんよね。」というような心の余裕が生まれるということです。
(それで相手を下にみるというわけではありません。)
発音が悪いことや、すらすらネイティブのように話せないことは悪いことではありません。
日本人としては、申し訳ない、となんとなく思ってしまうのですけどね。笑
僕のアメリカ人の友人が、ネットフリックスを英語で字幕ありで見ているのをみた時に、なんで字幕つけてるの?と聞いたことがあります。
「この俳優の訛りがひどくて聞き取れないんだよね笑」
確かこんな感じの返事が来たと思います。
そうなんです。冷静に考えると、英語を超標準的な発音で話せる人というのは、むしろ少数派です。
ドイツ訛り、地方訛り、スペイン語訛り、イギリス訛り(?)、フランス語訛りなどなど。
アメリカ内ですら、多様なバックグラウンドがありますからね。
以上の話をまとめましょう。
・英語をネイティブレベルに話す必要はない
・英語は自信満々に話すことが大事
ということで、ただただ単純に、英語でカッコつけたいので、英会話行ってきます!!!!🔥
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【最近読んだ記事】
そ、その通りですっっっ!!!!
外国で英語で話しかけると、なんやかんやみんな助けてくれたりする。
今回の記事で、「マジか〜?」とちょっとでも今までの考え方や見方が変わったって人はこの記事も読んだ方がいい。
僕もこの記事は、外資系や海外の企業で働く、というような状況を主に見据えて書いている。
この記事も、英語を話せるのってそれだけなら価値がないよね、という似たような話をしているので必読。
TOEIC満点25回ってもう異次元やんけ。。。
めちゃくちゃ刺激もらえました。。。頑張ろう。
この記事も間違いないことが書いてあるので必読。
特に「自分の考えを述べられるようになった」というのは、確かに日本語でよりも経験を積みやすいかも。日本語でもできるけども。
こういう意味では英語を学ぶメリットは大きいかも。
以上です、ここまで読んでくださりありがとうございました。
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