私の家庭は約6年前から別居している。

別に一切会わないわけでもないし、ご飯にも親戚の集まりにも参加している。特に困ったことなどなく、充実しているように母が一生懸命、父と母の両方をしてくれていた。

なのに、私は母の思い描くいい娘になれなかった。

私は比較的母と仲が良かった。
長期休みには2人で旅行にもいっていたし、手も繋ぐ。

これが壊れた原因として、私の大学行きたくない論争がある。

私はどうしてももう大学に行きたくなくて、保育の専門に行こうと調べていた。でも、保育士になるのには大学に行ってでも免許は取得できる。
だからこそ、母は大学に行ってほしい。

あと、私は家がすきじゃないと母に言ってしまっていること。
母は家に帰る時間に合わせてご飯もお風呂も沸かしてくれるような優しい専業主婦だ。
とても感謝しているし、他のどの親よりも私もことを見てくれているはず。

でも私はどうしても母の過保護に耐えられなかった。
門限、外泊、LINE、友達事情など。私には無理だった。
もちろん心配をしてくれているのもわかる。
でも、やっぱりしんどい。

「家がすきじゃない」「一人暮らしをしたい」「早く家を出たい」「過保護なんわかってる?」など、言ってはいけないことをたくさん言った。
申し訳ないとは思うが、本音でもある。

私には気持ちをうまく伝えられる力がない。

だからこそ誤解されてしまうし、本当に申し訳ない。

母のことは本当にすきだし、願わくば病気をせずに、私よりも長生きしてほしい。死なないでほしい。

わがままをたくさん言ってきて、それを受け止めてくれてきたのも母だ。私は母のように寛大に私のような人間に接せられない。きっとむかつきまくって口も聞かなくなるし、朝ご飯なんて作ろうとも思わないだろう。
高校時代は毎朝早くに起きてものすごく美味しいお弁当を作ってくれていた。本当に美味しかった。きっともう食べられないが。

いつからこうなってしまったのだろう。
きっと何か母に嘘をついた日からだ。
思い出せないくらい私は嘘をついている。

ごめん。
いっぱいいっぱいごめん。
理想の娘になれなくてごめんね。

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