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Pono #2 肩こり②

僧帽筋とは?


今回は、前回の投稿でもちらっと出てきた「僧帽筋」のお話です!
僧帽筋(そうぼうきん)を知ることで肩こりとは実際何んなのか、
具体的には何を示しているのかと理解できるようになれると思いますので、
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです
よろしくお願いいたします♪

本態性肩こりの視点から
そもそも肩こりとはどこの筋肉が硬くなりやすいのでしょうか?

それは主にこの3つの筋肉になります
「僧帽筋」、「肩甲挙筋」、「菱形筋」
※僧帽筋は上部線維

久留米大学医療センターから画像をお借りしています


これ等の筋肉は「頭と腕を支える」役割があります
頭や腕の位置が悪い時に垂れ落ちないにようにこれ等の筋肉が引っ張り上げて姿勢を維持しています
そのため悪い姿勢(特に猫背)が長時間続くと引っ張り上げるのに疲れてしまい、
疲労困憊でエネルギー切れになって硬くなっていってしまうのです

例えば登山で頑張りすぎてしまい次の日には足が固まって動かない、
怠いみたなイメージです


特に広く大きな筋肉で、かつ色々な作用(動きに関与する)を担う僧帽筋という筋肉は
それだけ役割が多く、負担(ストレス)が掛かりやすいので、
エネルギー切れを起こしやすく、
結果硬くなりやすい筋肉と言えるのです



肩こりによる筋肉の硬さと痛みの関係


・肩こりは筋肉が硬くなることで痛みを生じています

筋肉が硬くなる ⇨ 血流障害 ⇨ 痛みや重圧感

血液には酸素や栄養が含まれており、血流はこれ等を筋肉に与えています
筋肉はそれを資源にパワーを発揮し、人は色々な活動ができます
また、血流には筋肉のパワーの燃えカスとなった疲労物資を流す(捨てる)役割があるためこの循環によって筋肉は生き生きとしていられます
しかし、心的ストレスや繰り返しの運動や作業によって血流が滞ると、
酸素不足が引き起こされるのと供に痛みを感じやすくなってしまいます

筋肉の硬さやこわばりにより、血管が圧迫され血流が悪くなる
必要な酸素や栄養が届かず、疲労物質が筋肉内に蓄積され、
これにより凝りや痛みが発生する

「血流」がみそですね!
血流が止まらないようにしてあげることが大切です



僧帽筋の特徴


特に広く大きな筋肉で、かつ色々な作用を担うのが
『僧帽筋』

①僧帽筋は血行不良を起こしやすい
血行不良とは「血流が悪い」とか、「血のめぐりが悪い」とかと理解していただければと思います
僧帽筋の構造上(省略:静脈弁や側副血行路のこと)、より血流が滞りやすく結果、血が溜まりやすい(うっ血しやすい)仕組みにそもそもなっています

筋肉が疲労で硬くなると、血管が圧迫されて血の巡りが悪くなります
もともと血が溜まりやすい構造をしているため、より血流が止まりやすいです(うっ血しやすい)

②僧帽筋(上部線維)は痛みを感じやすい
僧帽筋内の血行不良と酸素不足によって、痛みに対して敏感になりやすく、
少しの刺激にも過剰に反応しやすくなります(痛みに敏感)



肩こりケア


つまり『僧帽筋はより血行不良や痛みが起きやすい筋肉』である
ということが言える訳で、
ざっくり言ってしまえば、僧帽筋の痛み発生こそが肩こりのメカニズムであるということです(誤解を恐れずに言ってしまえば)

だから治療は痛みを感じやすい僧帽筋に対するストレスを取り除いてあげることであり、
僧帽筋を(場合にもよりますが)マッサージするのではなくて、僧帽筋にストレスを与えている原因に焦点を当てることなのです

僧帽筋をマッサージしたところで原因が取り除かれていないのであれば、また僧帽筋にストレスが加わり、すぐに戻るという事でもあります

いじめられている子を慰めるのではなくて、いじめている子やいじめを引き起こす環境を整えてあげることが大切なのです


そんなところで、今回は肩こりの仕組みとその代表的な筋肉である
僧帽筋をテーマに挙げたお話でした!



読んでいただきありがとうございました😊


どうぞよろしくお願いいたします