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チームの「ふりかえり」がマンネリ化し始めた時、私が意識している2つのこと

仕事柄、定期的にチームで「ふりかえり」をすることが多いのですが、だんだんマンネリ化して、意見があまり出なかったり、特定の人だけしかコメントしないといった状況になることがあります。そんな時に私が意識している2つのポイントをご紹介させていただきます。

①:「ふりかえり」の方法を変えてみる

人間は、同じことばっかりやっていると飽きてしまいます。また、ずっーと同じ視点で「ふりかえり」をしていてもコメントが偏る傾向あると感じます。方法を変えるだけでも、人間は考え方の視点が変わるため、いつもとは違う意見がでて、それがチーム改善のヒントになることがあります。
私の場合、以下のサイトで「ふりかえり」方法を模索することが多いです。

今回は、チームで初めて行った「Mad, Sad Glad」というふりかえりの方法をご紹介します。

Mad, Sad, Glad / 怒, 哀, 喜

<方法>
・Mad(怒), Sad(哀), Glad(喜)それぞれに関して思い浮かんだ 出来事を付箋に書く。
・共有してグルーピングする 。気付いた事や傾向・パターンなどを話し合う。
・話し合いの中から、チームとしてアクションできることを探す。

<ポイント >
人の意見の違いを大事にしよう。感情から入るアプローチのため、「誰々のせいで、〇〇できなくて、△△だった。」といった他人の行動を否定するような「ふりかえり」にはならないようにしよう。
・チームにとって、その出来事がどんな意味があるのか考えてみよう
・メンバーの価値観の違いを知れるため、思わぬ感情を発掘できる 。
・時系列順とは違った思い出しができる。

<やってみた感想>
感情×出来事から、「ふりかえる」という珍しいアプローチだったためか、普段コメントが少ないメンバーからも、多くの意見が出たことは良かったです。また、チームとして共通の感情がどんな部分に多いのかを、知ることができました。

②:過去の「ふりかえり」から出た改善アクションの効果を共有し、小さな達成感を得る

「ふりかえり」だけ定期的に続けていても、改善した実感が生まれなければ、チームとしての意味のある「ふりかえり」は維持しにくいと感じます。そのため、小さな改善でも良いので、改善アクションをし、効果を共有/共感することが大事だと思います。これにより、小さな達成感を生まれます。

小さな改善の例

・身の回りの物品の整理整頓する。
・SharePoint内のファイル/フォルダを整理する。
・〇〇ツールを使いやすく改善する。
などなど、なんでもアリかと思います。ポイントは改善に対するハードルを下げることにより、能動的に改善アクションしやすい雰囲気づくりに繋がることが大事と思います。

参考:おすすめ書籍/ツール

こちらのアジャイルレトロスペクティブズでは、ふりかえりの方法だけでなく、ふりかえりに向けた準備方法やファシリテーションのポイントが載っています。実戦で直ぐ活用できる内容も多い為、興味ある方は是非、手に取ってみてください。

私がチームでふりかえりをする時は、オンラインホワイトボードツールの「miro」を使っています。無料版を使っていますが、無料版でもふりかえり用のテンプレートが数多くあるため、かなり便利です!

最後に

本日もご覧いただきありがとうございました。



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